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仕事の覚え方 私が会計事務所で会得したメモの取り方

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初めての環境で、初めての仕事を覚える方法、それは絵を書くことです。

このように、生まれて初めての環境で、効率よく仕事を覚えるのは、至難の業です。

独立したての方なら、初めての営業や発信は、どう覚えていけばいいのか迷うこともあるでしょう。

私が、異業種から飛び込んで入った会計事務所での体験を例に、効率よく仕事を会得する方法をご紹介します。

ランチタイムに、振り返り。

目次

すでに繁忙期に入った業界の掟

3月の確定申告にむけて、業界では徐々に多忙極めようとしております。

この時期を、初めて迎える初任者だった私は、

「ああ、残業と休日出勤が増える……」と不安になったりしたものです。

事務所によっては、初任者に手厚いフォローや配慮がされることもあるでしょう。

でも、私がいたところは、税金のことをよく知らないのに、確定申告書をいきなり作っていました。

上の判断で、習うより慣れろ、だったと思います。

このとき、私は、ひたすら申告書と決算書の数字を、どのように記載するのかを、必死にアンチョコメモを作っていました。

今思うと、ずいぶんと非効率なやり方でした。

いきなり、申告書にメモをするのではなく、税金計算する過程を、図解にして流れを把握することをしておけば、その先覚えるスピードは格段に早かったはずです。

極論、手法、手順だけを覚えるのではなく、まずは自分が仕事をするフィールドをよく見渡すことなのです。

メモの取り方、仕事の覚え方

私は、初めて会計事務所という業態に入ってきた後輩たちに、よくこんなことを言っていました。

「メモは、文字ではなく、絵でとりなさい」

普通、メモは、文字で構成されます。

教える人の言葉を書き取り、時系列に並べて記録する。

これが、一般的なメモの取り方です。

でも、私は、次のように伝えています。

  1. メモ用紙は、A4コピー用紙。慣れたらA5サイズにしてもいいけど、基本はA4。
  2. メモの場所は、机の引き出しにすること。その引き出しには、メモ用紙以外は入れない。
  3. メモの書き出しは、今日の日付とテーマのみ
  4. 初めて見る書類に関わる仕事の場合、書類のフォーマットを絵にして記録する。
  5. 知らない専門用語や略語は、最初は書かない。
  6. 筆記用具の置き場所を決める。即手に持てる場所を定位置とする。

会計事務所は、書類を扱う仕事です。

そのため、だいぶ極端かもしれません。

仕事とメモの紙を混ぜない、まずは全体像を見る。

この2点から、メモ用紙の置き場所まで指定していたのです。

 

次に、メモの取り方です。

基本、絵や図解で書き、言葉はそれを補完する程度にとどめます。

 

これは、まだ専門用語の理解が深まっていない段階の話です。

業界用語が理解できるようになれば、今まで図で書いていたことを、言葉に置き換えていきます。

実は、これをきれいに書いたものが、フローチャート図や、マインドマップになるのです。

フローチャート図 まねごとでもいいから、作ってみる。

まずは、これらを、手書きで書くことで、仕事をすることで、どんな結果が生まれるのかをイメージを掴みます。

これが、初めて仕事をするときの、メモ術です。

実は一番大切なこと、フィジカルメンテナンスのポイント

次に、年齢を重ねてからの、新しい仕事をする場合に注意しておきたいことです。

それは、フィジカルの衰えを受け入れるということです。

私の場合、視力でした。

普通の老眼+乱視で、メガネを作っていたのですが、どうしても、数字の入力場所を間違えてしまいます。

会計事務所では、このミスは致命的です。

若い世代なら、頑張ることができますが、年齢を重ねてくると、無理ができなくなります。

ここで、スパッと老化を受け入れて、仕事を変えるか、補完するためのガジェットを買うかの2択から選びます。

私は、徹底的に視力検査をし、老眼+乱視+斜位であることが判明しました。

これでは、数字の行を間違えてしまいます。

でも、メガネを変えてから、ミスがめっきり減りました。

 

今、思うのですが、私は人が作ったExcelに、入力するのがとても苦手でした。

その点、Notionは、自分で作ることもできますし、データベースと言われる表も、様々な形態に、トランスフォームしていきます。

この、多彩な見え方が、私の目に合っていたのかもしれません。

 

話を戻しましょう。

図解や絵で書いたメモ。

必ず、振り返りをすることです。

私は、ランチタイムで、振り返りをするようにしていました。

家に持ち帰ると、家庭の仕事が待ち構えておりましたし、通勤時間は娯楽の時間にしたかったので、

昼休みを有効に使いっていました。

ざっくり書いた、A4メモに、ここで初めて自分の言葉を書き添えます。

知らない中で、いきなりメモをするのではなく、まずは図解や絵で書くこと。

そして、業務を体験したあとに、振り返りとして自分の言葉でまとめていく。

こうすれば、効率よく仕事を覚えて定着させることができます。

当時の私にも、教えて上げたかった方法です。

そして、今は、この方法で、今まで経験してこなかった、独立してからの知識を、記録しています。

ぜひ、試してみてください。

=編集後記=

【昨日のできごと】

今回から引き継いだ法人税確定申告書。一から必要なところに数字を埋め込む作業を開始。
思いの外、大変。でも、来年への業務効率化のアイディアが生まれてきます。

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この記事を書いた人

個人事業主・中小企業教務効率コンサルタント。Notionアンバサダー。「一緒に未来を見る伴走者」として小さな会社や個人事業主の方をフォロー|職種を超えて参加できるバックオフィス構築|オールインワンアプリ「Notion」を使った経理ノウハウなどのオンラインセミナーを開催|ほぼ毎日更新ブログ「経理戦略会議」管理人。メルマガ50代からのひとり仕事を毎日配信。

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