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ひとりビジネスの基本。御用聞きというマーケティング

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ビジネスとか、マーケティングとか、仕事にまつわる知識や技術をカタカナで話す私たち。

でも、よく考えてみると、ビジネスは商売で、マーケティングは御用聞きなんですよね。

あくまでメニューは、あらかじめ求められるものを、先に用意しているに過ぎないのです。

草花と対話をしている(ような)白鳥。水辺の公園にて。

目次

集客がないのは、求められていないから?

とある調べ物をネットでしていたら、サザエさんの公式ホームページを見かけました。

そうしたら、漫画を読みたくなり、またネットを漁っていたら、電子版が無料とのことで、1巻分読んでしまいました。

サザエさんには、当時の日本の日常生活が描かれています。

そこにたまに出てくるのが、御用聞きでやってくる酒屋さんです。

各家庭の勝手口から声をかけ、必要なものがないか聴いて回るあのスタイルです。

いまでは、勝手口が少なくなったこともあり、違う営業スタイルに変わり、ネットが当時の勝手口として機能しています。

そう、当時は各家庭の勝手口を攻略することが、営業戦略だったのですが、今では、ネットでいかに知っていただけるかが勝負とされています。

今ではかっこよく、マーケティングという言葉がありますが、元を正せば、勝手口攻略と御用聞きで、商品仕入れを考えるのが商売の基本なのです。

もし、ひとりビジネスで何も売れていないとしたら、それは、御用聞きができていないということになります。

集客の基本は、「この人なら欲しいものを提供してくれそう」と、認知してもらうことです。

ただ知ってもらうだけでは、売上につながりません。

「この御用聞きの人は、私が欲しいものを必ず用意してくれる」

その実績の積み重ねでしかないのです。

でも無理な御用聞きは、仕事にしないこと

では、御用聞きは、お客さんのいうことを100%聞いて、すべての要望に答えているのでしょうか。

よくよくみてみると、それは違うことがわかります。

酒屋さんの場合、洋服やクリーニングの御用聞きはしません。

自分が取り扱っている商品しか提供していません。

また、お客さんも、御用聞きにやってくる人の服装をみて、お願いするものを決めています。

酒屋さんなら、法被と前掛け。お蕎麦屋さんなら、白いはちまちに白法被。

売っているもので、商売着が違っています。これで、

「うちは、この商品しか取り扱っていないよ」と、一目で伝わるようにしているのです。

今の時代、それがなかなかわかりにくいものです。

自分の売っているものと、売れないものを伝えるには、しっかりとした発信が必要です。

そして、できないことの線引をして、それを求められたら、それはできないと伝えることです。

自分の価値観と御用聞きでのせめぎあい=ひとりビジネス

昔はいい時代でした。

一目で、できることとできないことを、お客さんの方で理解することができたからです。

でも、今は、何でも売れる時代なので、求められることに、なんでもできるようにならないと……と、焦りがでてくる場合もあります。

でも、基本に立ち返ってみると、ひとりビジネスは非常に単純です。

売るもの、それを御用聞きで商品をセレクトして提案します。

そして、できないこと、売れないものは、一目見ただけで伝わる発信力なのです。

とはいえ、御用聞きができない環境だと、それは商売ができないということになります。

まずは、地道に発信を続けて、内容と商品をみてもらうことから始めるしかありません。

そう云う意味で、昔とちがって今は、商売が難しくなっているのかもしれません。

御用聞きを思いっきり展開して、なんでも仕事として引き受けることで実績をつくるのか。

自分のポリシーを価値にして、唯一無二の商品メニューで展開するのか。

このどちらかで、ひとりビジネスをスタートさせることになります。

どちらかというと、なんでも御用聞きをしてまずは、仕事ぶりをみてもらうことが、売上を早く立てることはできそうです。

でも、長くひとりビジネスを続けることを考えると、自分の価値観を形にした商品によって、お客さんの未来が開けることを時間かけて実績にしていった方が、得策とも言えるのです。

早急な売上で、長く続けることは、50歳過ぎてからのひとりビジネスでは、体力気力を考えてると、現実的ではありません。

しかし、食べていかなければならないことも事実であり、この早急な売上と、自分の価値観を形にした商品のせめぎあいが、ひとりビジネスなのだと思うようになりました。

どの選択をするかは、人それぞれです。

私は、まずはすぐにお金になる仕事と、これから主軸にしていきたい仕事、未来の投資として無償で価値提供して実験する仕事の3つにわけて仕事しています。

物凄く忙しいし、立て込むと寝る時間も押すこともしばしば。

でも、緩急つけたスケジュールで、身体と心を整えながら継続することを決めています。

ひとりよがりの仕事になりがちな、ひとりビジネス。

まずは、ビジネスの基本が「御用聞き」であることを、しっかりと胸に抱いておきましょう。

=編集後記=

【昨日のできごと】

今回から引き継いだ法人税確定申告書。一から必要なところに数字を埋め込む作業を開始。
思いの外、大変。でも、来年への業務効率化のアイディアが生まれてきます。

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この記事を書いた人

個人事業主・中小企業教務効率コンサルタント。Notionアンバサダー。「一緒に未来を見る伴走者」として小さな会社や個人事業主の方をフォロー|職種を超えて参加できるバックオフィス構築|オールインワンアプリ「Notion」を使った経理ノウハウなどのオンラインセミナーを開催|ほぼ毎日更新ブログ「経理戦略会議」管理人。メルマガ50代からのひとり仕事を毎日配信。

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