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DX導入で1番大切なこと アサーティブコミュニケーション

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DX導入、職場の改善、などなど、

何か変化を起こすときに、1番大切なこと。

それは、とびきりの技術でもなく、かっこいいガジェットでもなく、イケてるプレゼンでもありません。

本当のコミュニケーションなのです。

これは、ひとりビジネスでお客様と向き合うとき、会社内のやりとりでも、同じ問題を抱えています。

水鳥たちとコミュニケーション

目次

「仕事だからしょうがない」に潜む怖いこと

仕事とは、求められたときに働き、対価を得ることを言います。

組織内なら、会社の方針や上司から割り振られた仕事分担をこなします。

経営者であれば、売上を上げて、利益を残すこと、従業員がいれば、その家族の面倒も見ます。

ひとりビジネスの場合は、ちょっと違います。

自分でメニューをうちたてて、自分から営業をしていきます。

 

このように、自発的か多発的かの違いはありますが、対価をいただくために行動を起こしているという共通点はあります。

実は、この「対価をいただくため」という大義名分が、ほんとうに大切にしなければならないことを忘れてしまう怖さがあるのです。

人が働くとは、十人十色の意味があります。

でも、一人ひとり違うのに、「仕事だからしょうがない」と、自分を歪めてしまうのです。

この歪みが重なり合って、その人の環境がなりたっていきます。

もし、その環境が変わることになると、ますます他人事になってしまいます。

会社なら「どうせ、上の方針でしょ」だし、ひとりビジネスなら「どうせ理解してくれないし」って、心を閉ざすことになるのです。

トップダウンで起こる不協和音は、単なるリサーチ不足

今回は、DX化を例に、変化を起こすときにありがちなミスマッチを考えてみます。

組織でのトップダウンで起こる、不協和音

とある会社があったとします。

いままでは、従来どおりのシステムで、なんとかやりくりしてきました。

でも、世の中のDX化がすすみ、どうもいままでのやり方ではうまくいかないことがわかってきました。

さて、ここで経営者サイドと、従業員サイドという2つの立場のコミュニケーションを考えます。

経営者は、今のままじゃよくないことを、直感的に理解しています。

ここまでは、どこの組織も同じです。

しかし、従業員の反応は、二手に分かれます。

  1. トップの方針に、好意的に賛同する。
  2. 表向きは「Yes」だが、最低限のことしかしないことに積極的になる。

この2.の場合、原因はいくつかあります。

それは、経営者の判断が、正しいリサーチの上に成り立っていないということです。

もし、従業員が抱えている問題を、正しく把握しているなら、DX化の導入の仕方を、配慮できたかもしれません。

ひとりビジネスの営業で経験する不協和音

ひとりビジネスでのDX化でおこる不協和音は、いくつかの原因があります。

今回は、お客様向けのDX化導入の際に不協和音がおきたことを例に考えます。

ひとりビジネスの場合、お客様に対して、真摯に声を聴きます。

相手が求めることに重きをおくので、人の話を聴くことを注力していきます。

これは、組織の経営者が従業員と向かい合う場合より、人のことを知るのに向いているでしょう。

でも、売上のために、本来の自分を押し殺して、頑張ってしまうケースもあります。

一瞬、良いように思ってしまいますが、直に自分が疲弊していきます。

お客様の要望を聞きすぎたため、DX化で目指す形が成し遂げられず、結局顧客満足に繋がらなくなります。

自分軸を発信していれば、そこまで追い込まれることもなくなるはずです。

自分を発信すること、相手の発信を受けること

一見、組織とひとりビジネスでは、共通点がなさそうに見えますが、ここに、コミュニケーションの手法を埋め込んでみると、ともに抱える共通の問題が浮き彫りしてきます。

それは、自分の発信と相手の発信が足りていないということです。

経営者の立場にたつと、自分からの発信が主な仕事になります。

これは、ひとりビジネスも同じです。自分の発信がなければ、お仕事につながることもできません。

しかし、従業員や周囲の意見を、正しく聴くとなると、とたんに苦手意識を持つ人が増えます。

実は、これはしょうがないことなのです。

相手が、自分に対して遠慮して、発信してこないから、相手のこともわからないのです。

アサーティブコミュニケーションとは、自分と相手が同等に発信することから、スタートします。

  1. 問題意識がある人から、まずは自分の発信をする。
  2. それを受けた相手も、それに対して、率直な発信をする。
  3. 両者それぞれ、納得できる落とし所を見つける。
  4. 3.ができて、初めて行動に移す。

これを、DX化の導入に当てはめてみます。

組織のアサーティブコミュニケーション

  1. 問題意識を持った経営者が、まずは発信する。
  2. 1.を受けて、従業員も、自分たちが抱える現状を発信する。
  3. 経営者と従業員の両者で、落とし所を見つける。
  4. 解決すべき課題をリストアップできるようになる。
  5. 自分たちにあった、DX化を成し遂げられる。

ひとりビジネスのアサーティブコミュニケーション

  1. ひとりビジネスでの自分からの発信は、根気強く、継続して発信し続ける。
  2. また、お客様がどうありたいかを知ろうと行動する。
  3. お客様が希望するDX化を果たすために、課題を伝える。
  4. 3.を受けて、お客様が行動できることを発信していただく。
  5. 3.と4.の落とし所を見つける。
  6. 納品する。

このように、アサーティブコミュニケーションとは、究極の営業・経営手法と言われるのです。

このようなコミュニケーションをとるには、まずは、相手に対して発信していいんだよと、伝えることです。

どうも、発信する人が強くて、受けるほうは我慢しなければならないという、思い込みが、私たちの意識に刷り込まれてしまっています。

相手に気を使って、言いたいことは我慢しなければならないのも、そうです。

この問題が沸き起こるとき、それは、今までの環境が変わるときです。

このときに、いかに相手が発信してもOKだという空気感を作る努力はかかせません。

でも、片方だけ頑張っても意味がなく、両者が築き上げるものです。

自分にも言い聞かせております。

ひとりビジネスは、へたすれば独りよがりになりがちです。

尖っておくことも大切だけど、相手の発信を受け入れるような関係を築けるようにしたいです。

=編集後記=

【昨日のできごと】

今回から引き継いだ法人税確定申告書。一から必要なところに数字を埋め込む作業を開始。
思いの外、大変。でも、来年への業務効率化のアイディアが生まれてきます。

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この記事を書いた人

個人事業主・中小企業教務効率コンサルタント。Notionアンバサダー。「一緒に未来を見る伴走者」として小さな会社や個人事業主の方をフォロー|職種を超えて参加できるバックオフィス構築|オールインワンアプリ「Notion」を使った経理ノウハウなどのオンラインセミナーを開催|ほぼ毎日更新ブログ「経理戦略会議」管理人。メルマガ50代からのひとり仕事を毎日配信。

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