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開業届を出す時「屋号」を入れましょう 開業届出したらやっておくと良いこと

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天神逆さ桜 By SONYα7

 

明日は、4月1日です。新年度が始まります。

気持ちを新たに、新生活が始まる方が多かと。

 

その中で、新年度の区切りで、新たに独立へ一歩踏み出す方もいらっしゃると思います。

今日は、税務署に「開業届」を提出することを検討される方や、すでに独立されている方など、

ひとり仕事を生業する方が、やっておいた方がいいことについて、

私の経験をもとに、お伝えします。

 

この私でも「ああ、やっておけばよかった」と思うことがあるのです。参考になれば。

 

目次

まずは、マイナンバーカードを作ろう

 

前提として、今回のケースは、

・ひとり仕事、人件費の支払はなし

・せどりではなく、パソコン一つで技術を提供する

・元手が必要な投資が必要ない業種

・初期投資が必要ない業種

となります。

 

もし、設備が必要な業種の場合は、別途詳しく個別相談で、お伺いしますが、

今回は、副業やひとり仕事などを例に、整理してまいります。

これらは、すべての基本となる準備なので、参考になるかと。

 

まずは、マイナンバーカードを作成することをお勧めします。

これから始まるさまざまな手続きに、このマイナンバーカードがあると、効率よく進めることができます。

金融機関での口座開設などに、本人確認の際マイナンバーカード一枚あると、事足ります。

 

開業届は、クラウド会計ソフトのサービスで、簡単に手続きすることもでき、便利な時代になりました。

私は、税務署に出向いて、届出したついでに、電子申告用の利用者識別番号を作成してきました。

しかし、マイナンバーカードがあれば、税務署に出向かなくても、開業届と、電子申告開始届を提出できます。

やり方については、特に、ここでは説明を割愛いたします。

 

それより、大事なことは、「屋号」を予め決めておくことです。

 

私は、とりあえず開業届を提出し、おいおい屋号を決めていくつもりでした。

しかし、その後、屋号を決めていなかったことで、少しめんどくさいことが起こったのです。

やはり、屋号を決めておくことが大切です。

 

事業用の銀行口座とクレジットカードを作ろう

 

その次に、事業用の銀行口座とクレジットカードを作りましょう。

特に、クレジットカードは時間がかかるので、そのつもりで余裕を持って取り掛かると良いでしょう。

 

まず、事業用銀行口座ですが、2種類用意しておくことをお勧めします。

 

・地銀、都市銀行、信用金庫など

これは、今後補助金の入金口座や、日本政策金融公庫などの借入をするとき、あとは納税用口座として使用します。

これらは、インターネットバンキングとしても利用できますが、そのためには毎WEB-EB手数料といった費用がかかるので、なるべく初期費用を抑えたい場合は、次のネットバンキング系の口座を用意することをお勧めします。

 

・ゆうちょ銀行、Pay Pay銀行など

そのほかにも、さまざまなインターネット銀行があります。

しかし、法人名義でないと作れないものもあり、結構選択肢が限られます。

セブン銀行も、開設しやすいものの一つですが、法人名義でないと、クラウド会計ソフトにAPIで連携できないため、私は利用することを諦めました。

 

ゆうちょ銀行は、インターネットバンキング機能(ゆうちょダイレクト)の利用料が無料です。

これが一番いいのですが、すでに個人名義で口座を持っている場合、税務署に提出した開業届の写しを提出し、

「名前+屋号」の口座でないと、作ることができません。

(ネットでは、すでに屋号が印刷されている名刺やパンフレット、HPのハードコピーでも大丈夫と書かれていますが、手続き前に窓口に確かめることをお勧めします。)

 

すでに持っている個人名義口座を事業用に流用してもいいかもしれませんが、子供の学校関係の引き落としなどにも利用していたので、ゆうちょ銀行で口座を作ることは諦めました。

だいぶ粘りましたが、今は随分と新規口座を作るのに、ハードルが高くなっているようです。

 

個人カードから引き落としされる事業用支払を引越ししよう

 

これらの事業用口座やクレジットカードが準備できる前に、すでに事業用で備品を購入しているはずです。

その場合、その個人カードは会計ソフトに連携させず、単独のままにしておきましょう。

後々、プライベート分の支出を除外する手間が生じてしまいます。

 

この場合、別途エクセル等で集計しておくようにします。

そして、そのデータを会計ソフトにインポートします。

こうすることで、プライベート資金で支出した経費を、会計ソフトに取り込むことができます。

この時の銀行口座に該当する科目は、「事業主借」となります。

また、事業用口座から生活費を支出する場合、「事業主貸」という科目になります。

 

 

このように、税務署に開業届を提出したら、即、事業用の口座とクレジットカードを作るようにしましょう。

あと、Amazonも忘れがちです。クレジットカードをプライベート用と事業用の2枚登録しましょう。

支払時に、いちいちクレジットカードの変更をするのは手間で、間違いの元となります。

この場合、アカウントごと分けることもお勧めします。

私は、パソコンのブラウザと、iPad mini6からAmazonを立ち上げると、事業用アカウントで開き、

iPhoneのアプリから立ち上げるとプライベート用アカウントが開くようにしています。

とにかく、事業用とプライベートの支出を、絶対に混ぜないことです。

ご自身のわけやすい方法で、かまわないのですが、後々確定申告での作業量に影響しますので、気を付けるようにしましょう。

 

年に一度の確定申告は、気を重くなります。

それは、やらなくてよい処理が生じてしまうからです。

少しでも、効率よく手間をかけず、経理を進められるようにするには、

この「事業用」の口座とクレジットカードが必須です。

できれば、インターネットバンキングがタダで使える銀行を、日常づかいにできるようにしておきましょう。

 

なお、これまでの内容で、Notionの開業リストテンプレートとして作ってみました。

ひとり仕事開業リスト

ご自由に使っていただければ。

 

ただ、ほんの基本的なことだけなので、これだけで完璧に準備できないかもしれません。

個別の事情に合わせたリストは、ご自身で追加していただくことをお勧めします。

 

なお、ご自身の実情に合わせたリストを希望される方は、

個別相談 や

経理スタートアップ支援プログラム

で、承ることができます。

 

皆様の、明るい経理となりますよう参考になれば幸いです。

 

=編集後記=

【昨日のできごと】

今回から引き継いだ法人税確定申告書。一から必要なところに数字を埋め込む作業を開始。
思いの外、大変。でも、来年への業務効率化のアイディアが生まれてきます。

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この記事を書いた人

個人事業主・中小企業教務効率コンサルタント。Notionアンバサダー。「一緒に未来を見る伴走者」として小さな会社や個人事業主の方をフォロー|職種を超えて参加できるバックオフィス構築|オールインワンアプリ「Notion」を使った経理ノウハウなどのオンラインセミナーを開催|ほぼ毎日更新ブログ「経理戦略会議」管理人。メルマガ50代からのひとり仕事を毎日配信。

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