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会計事務所職員に独立の可能性があるか

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会計事務所で働く職員こそ、独立を視野に入れて仕事をしましょう。

独立は、税理士先生だけの特権ですが、実は、会計事務所の職員の方もできます。

もちろん、税務の仕事はできませんし、簡単なことではありません。

でも、日々消耗して働くだけでは、もったいないなと思うのです。

目次

会計事務所職員の強み

私は、会計事務所職員として会計の世界に15年以上働いてきました。

始めは、記帳代行から。

その後、担当を持って巡回監査をするようになり、多くの中小企業の社長さんとお話しして参りました。

大抵の職員は、税理士を目指しています。

この難関である税理士試験に官報合格(5科目合格)し、実務経験2年以上の証明を受けて、税理士に登録することができます。

でも、このルートに乗れる人は、そうそう多くいません。

この試験に合格するにも、10年以上の歳月をかけている人もいます。

このように、狭き厳しい道であるため、税理士にならず、別の道で独立する方が、少なからずいらっしゃいます。

ほとんどの方が、会計事務所の職員として定年を迎えます。

でも、今後、定年後の人生を思えば、このままでいいか悩む方もいらっしゃるのです。

会計事務所職員の強みは、多岐に渡ります。

  • 中小企業の社長と話ができる。
  • 難しい税金を社長に説明できる。
  • 数字が読める。
  • いろんな業種を知っている。
  • 税務を知っている。
  • そもそも、簿記を熟知している。
  • 所長先生の意向も汲み取れる。
  • 逆に、所長先生より知識があったり……。
  • 激務の中、税理士試験勉強をするなど、タスク管理にも長けている。

ほかにも、たくさん。

このように、多岐にわたる強みが、会計事務所職員の方は持っているのです。

元々、会計事務所の担当者だったのを、社長さんが気に入って、自社の社員として受け入れるケースもあります。

これは、税理士先生が逆立ちしても叶わない、強みです。

もっと、評価されてもいいはずです。でも、なかなか一般的に知られていないため、会計事務所職員の方々の自己評価が低いのが、悩みなのです。

会計事務所職員のその先の未来

かつて勤めていた事務所の仲間が、何名か独立して仕事をしています。

会計事務所の強みを利用して、独立する場合、どのようなケースがあるのか。

振り返ってみます。

もちろん、税理士として独立

税理士資格を取得して、ひとり税理士として独立された方は、何名か。

でも、ほとんどの方は、今までいた事務所で所属税理士として働いています。

また、しばらく事務所に入っていたけど、のちのち独立して看板を掲げる方もいらっしゃいました。

国家資格である税理士として、独立する。

これが、一般的なルートです。

中小企業診断士として看板を掲げる

こちらも、国家資格です。

比較的、税理士より取得し易いと言われていますが、科目の範囲が非常に広く、まんべんなく試験対策するにも、なかなか大変なものがあります。

こちらは、中小企業に特化した補助金申請業務が主な仕事になります。

会計事務所時代に培った知識や技術を活かすことができるので、親和性が高いです。

元顧客だった会社に経理担当者として外注を受ける

私が、このケースでした。

もともと、会計事務所のいち担当者だったけど、社長に見込まれて経理担当者として頼まれるケースです。

組織の中に入ってやる場合と、リモートで経理を引き受けるケースと、様々なバターンがあります。

心理系などメンタルケアのスペシャリスト

中小企業の社長の話を、ずっと聴いてきたことで、カウンセリングで一番大切とされている「傾聴」が、自然とできている人が多くいます。

実際に、私の知る範囲で、複数人の方が、カウンセリングやヒーリングなど、人の心に寄り添う仕事で、独立されている方が多いのです。

私が見ている限り、一番イキイキして仕事をしている方は、ほぼ、この「心理系の仕事」に従事しています。

 

このように、会計事務所から独立して、ひとり仕事をするのに、税理士だけではないことがわかりました。

以外にも、選択の幅は広いのです。

一番の強みは、商売をたくさんみてきている

私は、今、会計以外の分野で活躍されている方々と、交流することが多くなりました。

このとき、常に思っていることが、自分が「いろんな業種を知っている」という点です。

会社の経理ではなく、この会計事務所という特殊な環境は、非常に厳しい世界でもありますが、圧倒的な強みを持っていることに、案外だれも気づいていないのです。

実際に、ひとり仕事を始めるには、別の大変さがあります。

簡単にはいかないのが現実です。

でも、誰もが欲しがっている強みを活かし、ひとり仕事として活躍する可能性は、無限にあるのです。

もしかしたら、業界では「それは邪道だよ」と言われるかもしれません。

邪道でも、自分の人生ですから、それは、本道なのです。

自分にどんな可能性があるか、一度立ち止まって考えてみてはいかがでしょう。

=編集後記=

【昨日のできごと】

今回から引き継いだ法人税確定申告書。一から必要なところに数字を埋め込む作業を開始。
思いの外、大変。でも、来年への業務効率化のアイディアが生まれてきます。

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この記事を書いた人

個人事業主・中小企業教務効率コンサルタント。Notionアンバサダー。「一緒に未来を見る伴走者」として小さな会社や個人事業主の方をフォロー|職種を超えて参加できるバックオフィス構築|オールインワンアプリ「Notion」を使った経理ノウハウなどのオンラインセミナーを開催|ほぼ毎日更新ブログ「経理戦略会議」管理人。メルマガ50代からのひとり仕事を毎日配信。

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