「Notionは、ソフトウエアの民主化を進めるツールである」
この言葉は、Notion 共同創業者兼COOのアクシェイ・コターリ(Akshay Kothari)氏の言葉から受け取った、私の思いでもあります。
Notionがバズった、Notionには競合がないなど。
この無双状態なツールを使う私達の、目指したい世界を考えてみました。
ソフトウエアの民主化とは
民主化とは、平たく言うと、エンドユーザーを主体にした世界にするということです。
イデオロギー的の「民主化」は、体制や政策に民意が反映することを指しています。
この民主化をソフトウエアの世界に置き換えると、次のような世界線が生まれてくるのです。
ソフトウエアの民主化前
- ITに苦手意識を持つ人が置いていかれる。
- プログラムが組める人が、便利なものをどんどん利用し始める。
- プログラミングによってできたツールを売ることで、貧富の差が生まれる。
- プログラミングができない人は、いつまでも現状が変わらない。
ソフトウエアの民主化による恩恵
- ITへの障壁が低くなって、世界が広がる。
- 便利なものに対しての感度が上がる。
- Notionのテンプレートを売ることで、収益を得る可能性が生まれる。
- プログラミング的なことで、環境をよくする術を知る。
かつては、エンジニアに頼まないとできなかったことが、今では自分で簡単なものを作れる時代になったのです。
そして、このNotionに限らず、今ではAIが大席巻しています。
誰もが持ち歩いているスマホに、AIアプリがダウンロードできるようになっています。
もしかしたら、一緒の電車に乗っている人で、スマホでゲームをしているフリしているけど、裏ではAIで小説を書いているのかもしれません。
音楽を聞いているフリして、実は作曲をしているのかもしれません。
今まで、限られた人しか使えなかった道具が、すでに多くの人に使えるようになった2023年。
人類が火を扱えるようになった日に匹敵する、歴史的快挙でもあるのです。
その時代性をいち早くキャッチしたNotionは、ソフトウエアの民主化について、どこのツールよりも先に言及しています。
それが、多くの人に受け入れられる理由であるということなのです。
私はNotionで〇〇なりました
さて、この壮大な民主化から、目線をマクロに落とし込みます。
私がどのようにして、このソフトウエアの民主化の恩恵を受けていったのか。
時系列にそって、振り返ってみます。
ガラケーによる仕事の効率化
今から30年近く、時間をさかのぼります。
私が、現役バリバリのワーキングマザーだった時代です。
子供の熱、子供のぐずり→急に仕事の休みや遅刻の連絡したい!!
でも、近くに公衆電話がありません。
ここで、携帯電話があったら、どんなにいいだろうなと、しみじみと思いながら、公衆電話ボックスを探す私です。
そこで、当時ガラケーを即購入し、通勤時間内で仕事の連携を簡単にできるようにしました。
これだけでも、随分助かりました。
連絡ツールの持ち歩き化が、働く母を自由に動けるようになっていったのです。
iPhoneによる情報収集の効率化
次に、iPhone3Gが発売された時、即、ガラケーから乗り換えました。
ネットを覗けることで、通勤時間を、勉強や息抜きタイムに展開していったのです。
移動しながら、音楽を聞く、ネット情報を閲覧するといった、「ダブルタスク」ができるようになったのです。
これも、大幅にスキマ時間での効率化を爆速に実現させていきました。
これは、今ではiPad mini6がその役割を担っています。
Kindle本も読めるし、英語アプリDuolingoもできるし、Amazon primeも閲覧可能。
当時から見たら、夢のような時代です。
業務タスク管理を流動性を上げて精度をみがく
私がNotionを導入した最初の仕事が、これでした。
Excelで作られた業務マニュアルが、どんどん型落ちしています。
そして、人ごとにデスクトップに貼られた情報は、まちまちになっていっています。
それを、統一して、変更訂正もリアルタイムに共有することで、格段に業務効率がアップしていったのです。
それまでは、忘れンボの鈴木さんというレッテルを貼られていたのですが、Notionのおかげで、その汚名を返上することができたのです。
詳しくは、こちらをお読みください。
最初は充てがわれたものから始めた
このように、時系列でみると、最初はガジェットを駆使することで、人よりも多く仕事をすることを目指していたことがわかります。
そして、Notionの登場により、より自分の「困った」にぐぐっと寄せることで、自分で組み立てた仕組みで、問題をクリアしていくことができるようになったのです。
かつては、エンジニアの人に語ることで、他人が設計したものを使うのが普通でした。
でも、使いながら、改善しながら、どんどんと仕組みをクリアしていくことで、Notionのページが洗練されていくようになったのです。
例えるなら、部屋の模様替えを、業者を入れることなく、自分ひとりで気軽にレイアウトを変えるイメージでしょうか。
嫁入り道具の家具のような、大きくて重くて、場所をとる家具ではなく、片手一つで、用途まで変えられる家具が、今のソフトウエアの民主化に大きく貢献しているのです。
ソフトウエアの民主化で私達がやるべきこと
このように、今の私たちには、限りない可能性を見ることができるようになりました。
でも、よく考えてみてほしいのです。
イデオロギーの民主化は、歴史上多くの人が戦って勝ち取ったものです。
同じように、ソフトウエアの民主化も、それなりに私達の努力なしでは、成り立たないことを知っていただきたいのです。
ただで教わる。ただで作ってくれる。
Notionの良さを知っている人は、ひとりでもそれを知って欲しいので、積極的に無償提供をされる方も多くいます。
でも、その情報提供だけで、Notionが使えるようになるのは、少し違うと思うのです。
無料のテンプレートをダウンロードして、それでNotion使いになれるかといえば、それは難しいわけです。
Notionに限らず、いろんなツールを、まずは自分だけでチャレンジするという努力は、皆がやってこそ、本当のソフトウエアの民主化が成り立つと考えています。
つまり、テンプレートをダウンロードするだけではなく、使ってみて、自分で改造してみることです。
たった、それだけで、自分だけで作ったシステムが作れるようになります。
この私が、そうでしたから。
Notionに限った話ではありません。
AIもどんどん利用できるようになりました。
マニアになる必要はありません。
今、やっている自分の仕事に、どう活かすことができるのかを、考えてみていただきたいです。
「とはいえ、時間がないんだよねぇ」
よくわかります。
実は、Notionに触る時間、工夫するために試行錯誤する時間。
それを作り出すことから、ソフトウエアの民主化が始まっているのです。
私も、自戒を込めて。
日々、Notionをいじれば、自動的にAIにも触れることができます。
みなさんのNotionライフを充実していただければ。
=編集後記=
【昨日のできごと】
自宅での仕事。ChatworkとNotionのWebhookの研究など
かずこのお気に入り
日常の中で見つけたお気に入りを、NotionページにUPしています。
今、 町中華のかた焼きそばにハマっています。
50代からのひとり仕事を楽しむ
ひとり仕事の格言、ブログ・You Tube更新を配信。
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