Notionは、チームの集合意識として形にできるツールです。
スタートアップ企業を始め、様々な組織が導入しています。
さて、この組織ですが、実は多くの多様性があるのをご存知でしょうか。
学校も組織、ボランティア団体も組織……。
目的が、営利か公益・特殊なものなのか。
それによって、Notionの活用ポイントはちょっと違ってくるようです。
Notionはチームの集合意識である
ちょっと、深層心理学の話になります。
「集合無意識」という言葉です。
これは、カール・グフタス・ユングという心理学者が提唱した考え方で、
一人ひとりの実体験に関係なく、人の無意識の底で、いろんな人と同じイメージを持っているというものです。
これが、形になっているのが、神話や民話になり、代々語り継がれていたりします。
専門的に言い出すと、これはこれでひとつのブログになるので、割愛しますが、
実は、Notionは、この集合無意識ならぬ、「集合意識」にあたるのではないかと考えています。
集合無意識で、一番おもしろいのが、即時瞬間で、人々は同じコンテンツを共有し合っているところです。
昨今の量子力学にも通じる考えです。
これを、人がコントロールできる範囲で、デジタル上で運用できるようになっているのが、「Notion」なのです。
Notionが業務ツールに収まらず、プライベートや趣味のサークルなどで、利用者が増えているのは、おそらく、そのあたりが影響していると思っております。
ボトムアップとトップダウンの運用
さて、企業でのNotion導入では、基本トップダウンの運用になります。
企業の目的があり、それを実現するために仕事をするのが、社員の役割です。
それを支えるのがNotionであれば、共有したい情報などのコンテンツは、トップダウンで命を受けたものになります。
学校も、もちろん、トップダウンです。
法律で定められ、指導内容も決められたなかで、学生たちは勉学を励みます。
しかし、ボトムアップ的な利用は、プライベートで集まった集団でよく見られます。
自然発生的に、Notionの利用を決断し、各人の持つコンテンツを共有するために使います。
このトップダウンでの運用と、ボトムアップな活用では、Notionの導入方法が違ってきます。
比較的簡単なのが、トップダウン運用です。
「Notionのこのページを見てね」
だけで、各人が使わざる得ない環境にすることができます。
(テクノロジーハラスメントにならぬよう、配慮は必要ですが)
しかし、このボトムアップの活用では、すでに集まっているメンバーのITリテラシーやガジェット性能等が、ほぼ似ていないと難しいです。
そういう意味で、Notionはボトムアップで構築できるツールなのですが、そのケースが少ないのは、そこにあると考えています。
すでに、誰かが使おうと決めたとしたら、すでにそれはトップダウンになってしまいます。
トップダウン的運用する場合、各人のITリテラシー向上も一緒に行うこともやらなければなりません。
トップダウンとボトムアップの混合で構築するNotion
このタイプの違う運用を、ひとつのチームでNotionを利用するケースがあります。
それは、公益法人です。
法人には、目的があります。
国や自治体から依頼うけた事業があり、これこそ、トップダウンによる目的を抱えています。
しかし、集まっているメンバーは、一人ひとり背景が異なっています。
ここが、営利企業と違うのです。
トップダウン的に運用・導入をしつつ、メンバーひとりひとりのボトムアップを目に見える形にするのが、公益事業での導入において肝となります。
正直、このような混在とした組織でのNotion導入は、ハードルが高いかもしれません。
しかし、これを乗り越えることで、そこにいるみんなが、ITに強くなり、より豊かな生活を目指し、全員の「集合意識」を作り上げることができるようになるのです。
今までのやり方より、より強く結束力が育つわけです。
営利企業と公益法人のNotion導入に違いはあるか。
基本的なところで、トップダウンの運用は両者同じです。
しかし、公益事業の運用方法が、営利企業と違うところで、ただNotionのテンプレートを導入するだけでは、根付かないでしょう。
メンバーの事情をくんで、必要なサポートをする体制をつくることが、
Notion導入の成功につながるのです。
=編集後記=
【昨日のできごと】
自宅での仕事。ChatworkとNotionのWebhookの研究など
かずこのお気に入り
日常の中で見つけたお気に入りを、NotionページにUPしています。
今、 町中華のかた焼きそばにハマっています。
50代からのひとり仕事を楽しむ
ひとり仕事の格言、ブログ・You Tube更新を配信。
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