好きなことを仕事する≠楽して暮らす

好きなことをお仕事にしている私ですが、楽して暮らしているわけではありません。

好きなことを仕事にするということは、誰かの代わりに自分がとことん突き詰めて経験し、それをラッピングしてお渡ししているにすぎないのです。

「毎日ブログ書いて、楽しそうですね」へのアンサー

実は、食べていくために、相当ヘビーなタスクをこなしている私です。

雇われ時代は、早朝に起きて出勤し、深夜に帰ってくる日々で破綻しておりました。

今は、起きる時間は自由になりましたが、タスクがそこそこ多く、睡眠時間を削ることもあります。

そこまでしてやっているのが、食べるための仕事＋ほぼ毎日のブログです。

普通なら、ブログを辞めて睡眠時間を確保する選択をします。

でも、それでもブログを辞めないのは、

• ブログを書くまでの時間
• 書いているとき
• 書き上がったあと

この３つがもたらす効果が絶大だからです。

いい効果とは、お金がチャリンチャリンと入ってくることだけではありません。

ブログを書きながら、自分を客観視することができます。

文章を書くことで、モヤッとしていたことが整理されてきます。

ネットでブログを書くことで、自分はどなたかの代わりに体験を積み重ねているんだと自覚できます。

ブログを書く＝サービスをする

この商売の基本を、日々の中で忘れない効果は、非常に大きいです。

ブログを書いていなかったら、きっと食べるための仕事だけに、一日を満たしてしまって満足していたに違いありません。

これをほぼ毎日繰り返すことで、ひとりビジネスのアイディアも、自然と湧いてくるので、書く人と読んでいただく方のWin-Winが成り立つのです。

ブログを書いていて楽しそうではなく、自分のことを見つめる時間を作れて嬉しそうなのだと思うのです。

「好きなことできていいわねぇ」へのアンサー

好きなことを仕事にするのは、業種にもよりますが、心と身体の筋トレが必要です。

自分を押し殺して、人の要望の沿って仕事したほうが、比較的早く食べていくことができます。

それでもなぜ、食べるための仕事を減らし、好きなことを仕事にしようとしているのか。

それは、もし人生の幕引きが急にきたら、このままだと後悔するなぁと漠然と思っているからです。

老後は遊んで暮らしたいと思うのは、それまでの人生で滅私奉公を続けてきた場合なら当然でしょう。

でも、自分の好きなことで仕事をしていれば、身体が動くかぎり働き続けたいと思うようになります。

これは、仕事に限ったことだけではありません。

人生最後まで、自由を謳歌できるのは、身体の筋肉を鍛えているからこそできます。

自分の歯で、食事ができること。

自分の足で、好きな場所に行けること。

自分の言葉で、人とコミュニケーションがとれること。

これらができて、初めて好きなことができるのだと思うのです。

そのためには、身体のメンテナンスは欠かせません。

自由に好きなことで仕事をし続けるためにも、メンテナンスやトレーニングは欠かせないのです。

好きなことで仕事をするには、それなりの鍛錬が必須です。

それをする覚悟があれば、誰だって、好きなことで仕事をし続けることができるのです。

初めて働く意味を考えるようになった

もし、私は定年まで組織に雇われ続けて働いていたら、ここまで考えることはなかったと思います。

ひとりビジネスをしようと決めたとき、

• 自分が提供するサービスの意味
• 本当に喜んでいただけるのだろうか
• 自分はどこまで価値提供ができるのだろうか
• どのように見えるのかな
• 本当に、ひとりビジネスをしたいと思っているのだろうか

などなど、決めたり悩んだりすることが非常に多かったのです。

定年がそろそろだよなぁと思う時期に、ここまで考え込むことができたのは、ある意味幸せなのかもしれません。

タスクに追われすぎてしまうと、働く意味を忘れてしまいがちです。

ほぼ毎日ブログを書く時間を作ることで、現状が最適解なのか推し量ることができます。

毎日ブログを書くメンタルを保つ＝ひとりで看板を背負って仕事を続ける

そんな感じかなと。今のところは。

また、別のステージになれば、また違う考えになっているのかもしれません。

 

好きなことで仕事にするとは、人生を終える瞬間まで、誰かの役に立ち続けることができるということです。

このブログを読んでくださっている、私の知らない方に役立てていただけているのかもしれない。

家族以外に、そんな貴重な存在に、逆に自分が救われる体験は、そうそうありません。

好きなことで仕事にする＝人生最後の瞬間まで、人として生き続けることができる。

そんな公式があるのではないでしょうか。