AIを育てる。
昨今の進歩で、コードやプロンプトをゴリゴリ書いて、一発で成果物を得るやり方はすでに時代遅れ。
今は、タスクを少しずつやらせながら、調整しつつAIと対話しながら育てるようにAI環境を整えていきます。
実は、この過程。どこかで一度やったことがあるような……。
Notion AIと一緒に育ててきた、私たちの運営のはなし
私はいま、NPO法人でNotion導入しています。
理事会の議事録など、約2年分の情報がたまってきました。
今年度からは、行事の記録もNotionに入れる流れができてきました。
これはNotionのモバイルアプリが進歩したおかげも大きいです。
ただ、NPO法人の利用者は、パソコンやスマホが得意な人ばかりではありません。
スマホの操作が難しい人もいます。
それでも、少しずつ情報を見ながら判断できる人が増えてきて、前よりも使えるようになってきました。
法人はいま、存続できるかどうかという大きな問題もかかえています。
こういうとき、これまでの記録をもとに考えられるNotion AIは、とても役に立ちます。
たとえば、会費を上げるかどうかを考えるときも、まずNotion AIに質問して、過去の記録をふまえた整理や提案をもらいます。
Notionには、会費の台帳、受注の台帳、経費の申請リストなどもあります。

経費はフォームで申請してもらい、承認されたものだけを処理する形です。
会計のルールが変わったときの作業なども、Notionにまとめています。
こうした情報がある状態で「この件、どう考えればいい?」と聞くと、Notion AIはちゃんと具体的な案を返してくれます。
正直、「そこまで分かるの?」と驚くこともあります。
また、新しい取り組みを考えるときも、条件(できること・できないこと)を入れて質問すると、自分では気づきにくいポイントが見えてきます。
たとえば、手続きや法律の確認が必要だったり、定款(団体のルール)の見直しが必要だったり、という話が出てきます。
まさに、我がNPO法人の事情を踏まえた提案をしてくれます。
そんなふうに、記録をためて、AIに学ばせていくと、Notion AIはどんどん頼れる存在になります。
結果として、団体の運営もしやすくなってきました。
AIを育てるって、子育てや教育実習にちょっと似てる
ここで、ふと「これ、どこかでやったことがあるな」と思ったのです。
思い返すと、大学生のときの教育実習に少し似ています。
- 教育実習では、まず授業の計画を立てます。
- 次に、先生に見てもらいます。そのあと実際に授業をします。
- 授業が終わったら、よかった点や直したい点をふり返って、次につなげます。
AIも似ています。
- フローチャート図を作ります。ここで、データベースの構造も決めていきます。
- AIにテストしてもらいます。そして、日々のタスクで使います。
- 使いながら、改善していきます。次に同じことするとき、改善されるのです。
必要な情報を入れて、やってほしいことを伝えて、出てきた答えを見て、また調整します。こうやって少しずつ「使えるAI」に育っていく感じがします。
教育とAI構築。似ていないようで似ている。
この「育てる」という概念が共通しているためでしょう。
結婚相手を見極めるヒントは「AIの使い方」にあるかも
ここからは、ちょっと面白い仮説です。
私はAIを育てるとき、先のように、子育てに近い気持ちになることがあります。
そう考えると、「その人がAIをどう使っているか」を見れば、その人の考え方や、物事の教え方が少し分かるかも。
そう思えてしょうがないのです。
子どもには、生まれつきの性格や得意・苦手があります。
でも、それをどう見つけて、どう伸ばすかは、育てる人のやり方で変わります。
AIでも、「どんな情報を入れるか」「どう質問するか」「答えをどう直すか」で、結果が変わります。
まさに、子どもに対してのアプローチに似ているのです。
その人がAIをどう使っているかって、実は「どう考える人なのか」「どうやって相手に伝える人なのか」が、けっこう出ます。
だから、気になる相手がいるなら、ぜひ聞いてみてください。「AIって使ってる?」「どう使ってる?」って。
もちろん、AIは機械で、子育ては人間相手。まったく同じにはできません。
それでも、相手の“育て方”や“向き合い方”を知るヒントにはなるはずです。
あなたは、AIとどんなふうに付き合っていますか?

