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これからの組織内経理のあるべき姿

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経理だって、自由に場所を選んで仕事したっていい。By iPhone 12 mini

 

目次

なかなか説明しにくい経理のこと

 

組織の経理をやっていると、ときどき、壁にぶち当たることがあります。

締め切りを守っていただくことが、いかに必要か、お話することがあります。

しかし、結果はいつも、

「経理処理の意味を伝えても、理解し難い」

となってしまいます。

 

専門職だからこそ、言葉に気をつけて、専門用語を言わないようにしているので、

理解しやすい比喩を使って伝えるのですが、なかなか難しいものがあります。

 

理由は簡単です。

 

いいことも、都合の悪いことも、あからさまにしていくのが経理で、

そのための、あの手この手の処理が、日常生活では絶対にやらない作業だからです。

ゆえに、その処理の名称が専門用語になっているわけですが、

その言葉に理解を示してくださるのは、顧問税理士の先生ぐらいしか、いらっしゃらないのです。

 

 

一つの経理処理が、その人の都合悪いことがあぶり出されるので、

経理担当者から言われる言葉が、一種の警戒心を抱かせることもあります。

 

経理は絶対に間違えるな=俺の間違いをごまかせ

 

一番頭を悩ませるのが、公私混同する人が組織にいるケースです。

自分にとって都合悪いことは、表にだしたくない。

けど、経理は、間違いを見つけるためにあぶり出してくるわけですから、

そこで、間違いを経理のせいにすることが多々あるのです。

 

たいてい、このような場合は、経理がミスするケースとして表にでることがあります。

すると、「経理が間違えるのは、経理のせい。」

という発言がでてきてしまったりします。

 

しかし、よく考えてみると、経理はひたすら試算表をまとめるためだけの仕事をしています。

その経理が、ミスを誘発させられたのは、想定外のことが起こってしまったからなのです。

 

人の欲望が絡められた取引には、必ず、経理がミスするようになっています。

もし、自社の経理がミスしやすいのであれば、それは、経理の能力以上に、

公私混同な取引が行われていることになります。

 

つまり、経理のミス多発は、その組織の写し鏡であるのです。

 

 

経理からの情報発信は、リアルタイムで

 

では、現場と経理は、相容れないのでしょうか。

 

わたしは、そう思いません。

経理で判明したものは、即経営者や現場担当者に情報が行き渡るようにします。

そうすることで、経理のせいにしていたことが、自分たちの問題として、

とらえてくれるようになっていくのです。

 

例えば、売上代金の焦げ付きがわかる最初のタイミングは、

今までなら月次決算、下手したら年次決算のときに判明します。

こうなると、あとのまつりです。下手したら、本当に焦げ付いてしまいます。

 

しかし、入金確認をする経理でのチェックが、社内で共有していれば、

即対応することができるのです。

経理担当者は、進捗管理。

経営者は、自社の資金繰りや内部統制として。

現場担当者は、取引先が適正に処理できているか。

たった一つの情報が、社内で共有することで、これだけの役割を果たすことができるのです。

この情報共有を効率よく行うツールとして、

私は「Notion」を活用しています。

Notion経理会計での活用術

 

昨今、経理処理のミスが大きな事故になってしまうニュースがでています。

これらは、すべての仕事をひとりの経理担当者が抱えて完結させており、

それゆえのミスが見過ごされてしまうケースが多いようです。

 

これも、経理業務の作法を決めておけば、間違いを起こすリスクは減ります。

それでも、間違いは生じるもの。

ゆえに、

経理担当者が行っている業務の二重チェックなどの内部統制があること。

様々な立場の人の目が入るしくみ。

多額な金額が動くときは、組織の責任者が帳票を見抜く知識を持っておくこと。

このように、金額や人数に関係なく、組織内での情報共有が大切であることを示唆しています。

 

経理は、ただ単純にタスクをこなしているのではありません。

多角的にチェックをする仕組み、組織内で相互チェックする仕組み、

これらを組み合わされて遂行されるのです。

 

ただ、仕事を断片的に伝えも、理解されません。

お願いすることを、簡単にしつつ、目的を共有できる社内風土を育てることが、

唯一の方法なのかもしれません。

 

私が提供するサービスで、

Notion×経理バックオフィス改善プログラム

経理×Noiton スタートアップ支援プログラム

こちらで、組織内経理のフロー改善の提案をさせていただいています。

個別相談で、お話を伺うこともしています。

 

=編集後記=

【昨日のできごと】

午前中にオンラインでの業務。
午後はオフ。夏のドラマチェックをします。
なんだかんだ行って、朝ドラと大河ドラマは秀逸です。

かずこのお気に入り
日常の中で見つけたお気に入りを、NotionページにUPしています。
今、 町中華のかた焼きそばにハマっています。

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ひとり仕事の格言、ブログ・You Tube更新を配信。

 

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この記事を書いた人

個人事業主・中小企業教務効率コンサルタント。Notionアンバサダー。「一緒に未来を見る伴走者」として小さな会社や個人事業主の方をフォロー|職種を超えて参加できるバックオフィス構築|オールインワンアプリ「Notion」を使った経理ノウハウなどのオンラインセミナーを開催|ほぼ毎日更新ブログ「経理戦略会議」管理人。メルマガ50代からのひとり仕事を毎日配信。

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