「経理は面倒くさい」「領収書の整理は、雑念のもと」
まるで、断捨離するような扱いを受ける領収書たち。
しかし、よく考えてみると、頑張って働いて得た報酬から支払った現金たちの、生き様を証明するもので、仕事を頑張った自分の証でもある証票です。
せめて、経理も自分で行うことができれば、自分で自分を労うことができます。
※感熱紙に印刷されたレシートの取扱も、会計事務所で指導されました。by iPad mini 6
格安で自動仕訳をするソフトが充実
実は、経理は自分でやるべき理由があります。
わかりやすいところで、「破格な金額で、高性能なクラウド会計ソフトを利用できる」でしょうか。
簿記知識の有無、パソコンなどガジェットの扱いに慣れているなど、
お一人お一人の環境によって、オススメするツールが変わってきます。
経理とは「経営管理」の略語とも言えます。
お金のもらいっぱなし、領収書を貯めたままで、アウトソーシングすれば、たしかに、決算書は出来上がります。
しかし、通帳の残高だけではわかりにくい、見えないお金の存在があるのです。
すでに前払いした費用や、まだ集金できていない売上金、そして、元々自分の資金だった金額など。
今年の花はよく咲いた、いや、実がよくない、など。収穫できる作物には、わかりやすい成果を見ることができます。
しかし、その土地の土壌環境を知らないままだと、事業を続けることが正解かどうか判断することができません。
自分の身を守るために、まずは決算書を早い段階で読むことです。
それには、会計ソフトの扱い方を練習しておくことが大切です。
領収書のスキャナ保存、電子取引保存
次に、領収書の扱いに、昔とは違っている点です。
メールで送られた領収書の保存方法に、ルールが定められたこと。
(電子取引)
領収書を要件に満たしたスキャナで保存されている場合、原本保存の必要がない。
(スキャナ保存)
すでに、2022年から施行されています。(猶予期間が2023年12月末まで)
つまり、普段から手にしている「スマホ」や「ノートパソコン」「データ通信」の環境があれば、会計ソフトも扱えるし、領収書を保存することも簡単にできるのです。
これらまで、アウトソーシングするということは、自分の歯磨きを他人に託すようなものでしょうか。
領収書を手にしたら、さっさとスマホでスキャナしてしまう習慣だけは、身につけておきたいものです。
作業ではなく、自分を整える身だしなみ
以上のように、昔と違い、個人事業主でも、自分で経理する環境が整ってきています。
また、私自身が、経理を覚えたことで自分を整えることができた経緯もあり、1人でも多くの方が、自分で経理することで救われて欲しいという願いがあります。
確かに、記帳代行をお引き受けた方が、お金になります。
でも、専門家だけの知識技術だった「簿記」の考え方を、個人事業主の方々にも広めることが、よりその方の仕事や生活を守ることができるのではないかと考えるのです。
ただ、どうしても事情があって、経理ができないこともあるでしょう。
突然の事故や病気で、確定申告ができなくなることだってありえます。
故に、記帳代行のお仕事は、無くすことはよくないと思います。
しかし、作業をお願いすることと、簿記を知らなくていいという理由は、結びつけるものではないです。
自分のペースで、自分の規模に合わせて、コツコツと積み重ねて行く経理を、身につけていただきたい思いでいます。
=編集後記=
【昨日のできごと】
渋谷の天狼院書店で、Notion1ayセミナーをしました。
かずこのお気に入り
日常の中で見つけたお気に入りを、NotionページにUPしています。
今、 町中華のかた焼きそばにハマっています。
50代からのひとり仕事を楽しむ
ひとり仕事の格言、ブログ・You Tube更新を配信。
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