悩んだら、原点回帰してみよう　

「あれ？小学校の通学路って、こんなに狭かったっけ？」

久しぶりに、幼少期のころ暮らしていた場所に行ってみたら、すべてが狭く感じてびっくりいたしました。

今日は、30年ぶりに小学校から育ててもらった故郷である武蔵野市に行ってまいりました。
幅広い年代層の向けての起業支援プログラムの打ち合わせです。

次の予定まで時間があったので、小学校の頃の通学路を辿って、吉祥寺駅まで歩いてみました。

子供の頃、どのような思いで過ごしてきたのか。

思い出すことで、本当の自分を見直す機会を得ることができたのです。

友達と過ごした場所、幼少期に生きてきた記憶を思い出す

今日、お伺いした場所が、まさに私が通っていた小学校・中学校の学区です。

道の形は、ほぼ変わりありませんでしたが、当時あった建物は、ほとんど入れ替わってしまい、駅前の景色が様変わりしていました。

よく呑みに行っていた居酒屋や駅前パチンコ屋が、きれいさっぱり別の立派な建物に生まれ変わりました。
駅舎まできれいなビルになっており、駅に降り立った瞬間、目を見張ります。

そして、打ち合わせを終えて、生家があった荻窪まで足を伸ばしてみました。

近所にあった八幡神社に行ってみたら、社殿が新しくなっており、これもびっくりです。

幼少期では、木造の社殿だったのが……。

きれいなコンクリの社殿に。

時代の流れを感じます。

まだ、2歳だった私が立っていた場所に、もう一度立ってみます。

当時、歩きはじめて、まだ間もない時でした。こうして、時間が過ぎた今、思い返します。

人生歩み始めた頃から、今までを振りつつ、これまでの人生を頑張ってきたことを報告することができました。

私は、何をやろうとしていたのか整理してみる

幼少期の頃に育った場所に行って、当時自分はどんな夢をみていたのか、いろんなことを思い出します。

「よく、長い通学路を歩くのが嫌で、よく空中に浮いて飛んで帰る夢をみていたなぁ」

「一人で歩くことが、とても嬉しくて。自分の足で歩くことで自信をつけていたなぁ」

私は、強制されると面倒くさがり、自分の足で自由に歩き回ることが好きな子どもだったのです。

当時、考えていたことや夢を見ていたことを、思い出してみると、自分はどんな大人になりたかったのか、知ることができます。

 

もし、人生の岐路に立った時、これからどうしたらいいのか迷ったら、子供の頃育った場所に行って、当時を思い出してみてはいかがでしょう。

どんなことが嫌だったのか。どのようなことが好きだったのか。どんな夢を見ていたのか。当時のお友達と、どのような遊びをしていたのか。

本当の自分を見直すことができるようになります。

 

でも、私が40代だったら、このようなことはやらなかったと思います。

故郷に戻ったとしても、ここまで感慨深くしみじみすることはなかったでしょう。

まだまだ、迷い続けており、過去を振り返る余裕はなかったはずです。

今、やっと自分らしく生きようとして、ほぼ子育ても終えた今だからこそ、自分の子供の頃を思い出すことができるのだと思います。

まだ、今が渦中なのに、過去を振り返っている場合ではないこともあるでしょう。

そのようなときは、無理せず、今を懸命に生きているだけでもいいと思っています。

思い続けることで、実現できること

故郷に錦を飾るわけではありませんが、こうして私を育ててくれた土地に、起業支援という恩返しができるようになりました。

既成の行政サービスでは、なかなか行き届かないところを、起業の先輩たちであるNotionサポーターが、ノウハウを提供するというものです。

これは、偶然、人の縁で導いてくださったように思えます。

もし、私がもっと能力があって、効率よく自分のやりたいことを見つけて、自分の力で実現させていたら、夢を見続ける力を信じていなかったかもしれません。

 

何事も、第一志望を選びそこねた私の人生は、すべて、思うように行きませんでした。

でも、当時頑張っていたことが、今の自分の軸になって、どなたかの役に立てることを知り、恨んでいたことが感謝の気持ちに変わっていったのです。

今、ちょっときついなぁと思うことがあっても、それは、その後のネタとなって、誰かの役にたちます。

目線を下に落とさず、絶えず上を向いて、生きていきたいものです。