すでに社会人になった子供たちが小さかった頃に買ってあげた本。
食べ物を触った手で、読んでいたのか、シミが盛大についたままです。
春休みの掃除にいつも悩む本たち
私の親は、本だけは子供に無条件で買って上げるような人でした。
人に本を選んであげるのが好きだったようです。
その影響なのか、私もよく、子供たちに本を買ってあげました。
よって、我が家には、古い本がたくさん残っています。
なぜか、子供の本はなかなか捨てられません。
きっと、親から譲り受けた本を、後生大事に持っているからかもしれません。
※戦前に発行された子供のための本シリーズと、60年以上前に発行された浜田ひろすけ童話集。
特に、この浜田ひろすけ童話にある「泣いた赤鬼」が大好きで、子供の頃は大号泣しながら読んだものです。
このように思い出を超えて、骨董品になった本と過ごしているので、なかなか本を捨てることができません。
効率化第一、断捨離最高、と謳っている私でさえ、これらの本は捨てられないのです。
「売れば高いのでは」と言われたこともありますが、戦中戦後の混沌とした中、この本たちを抱いて避難した母の話を聞くと、
古本屋に卸せません。(よくも売ったなと夢枕に立たれるのだけは勘弁です。)
そのような理由から、毎回大掃除のたびに捨てられずに残してきました。
最初から電子化されていれば悩む必要がない
昨今のデバイスの発達で、絵本のKindle化が進んでいるようです。
全てiPadの中に入っていれば、置き場所に悩む必要ありません。
また、最近のZ世代では、iPad一つで授業に出て、勉強する人が増えてきました。
あの分厚い教科書を持ち歩いていないのです。なんて羨ましい。
そうなると、これからの時代は、もう紙の本は古いと言われてしまうのかもしれません。
本屋さんで、立ち読みしながら、時間を潰したり、絵本コーナーで絵本に戯れながら遊ぶ光景がなくなったりするのかもしれない。
そう思うと、なんだかセンチメンタルになってしまうのです。
これは、お年寄りの感覚なのでしょうか。
知的財産としての本、アウトプットとして量産される本
しかし、世の中は意外にもそんなに進んでいないようです。
小学校や中学校では、まだ紙の教科書やプリントが主流ですし、もちろん、受験の答案用紙も紙です。
また、Kindle本であれば、誰もが本を出版することができ、出版業界の流通に入らなくても、気軽にアウトプットすることができる時代になりました。
名作として、代々語り継がれる本と、量産される本。
この棲み分けが、これからははっきり分かれてくるのだと思います。
地元の図書館の子どもコーナーに行くと、絵本の読み聞かせが開催されています。
本の絵をちら見せながら、感情込めて読み聞かせすると、目や耳に入ってくる情報が限られます。
そうすると、子供の想像力は高まり、情緒も豊かになってくるのです。
やっぱり、子供の本こそ、紙であってほしい。多少よだれで濡れてもいいから、指に紙が吸い付く感覚を知ってほしい。
戦前の本を開くと、古い紙の匂いがして、一瞬に母の少女時代に戻ります。
紙の本の良さは、データとしてではなく、身体の五感を全てフル稼働してインプットするから、いいのかもしれません。
=編集後記=
【昨日のできごと】
渋谷の天狼院書店で、Notion1ayセミナーをしました。
かずこのお気に入り
日常の中で見つけたお気に入りを、NotionページにUPしています。
今、 町中華のかた焼きそばにハマっています。
50代からのひとり仕事を楽しむ
ひとり仕事の格言、ブログ・You Tube更新を配信。
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