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悩みこそが強みになる

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※水鳥の悩みは、歩き辛いこと? By iPhone 12 mini

 

目次

会計事務所での悩みが人より多かった

 

私は、会計事務所に15年以上在籍しておりました。

転職する前に、財団法人の経理を経験し、それから経理のおもしろさにハマったことで、

この業界に転職した次第です。

 

最初は、自宅の隣町にあった中堅規模の事務所です。

社労士や行政書士、司法書士などが在籍し、ワンストップサービスを謳い文句にしていました。

入社当時は内勤。つまり記帳代行の仕事から始め、それから10年ほど勤めています。

内勤から外勤に職種を変更し、税理士を目指し始めたのも、この頃でした。

娘の体調不良もあり、転職を繰り返しながら、様々なタイプの事務所に勤務してきました。

個人事務所、特殊法人に特化した事務所、規模20人ほどの税理士法人・・・

いろんなタイプの所長の下で働いてきた中で、よかったところと、困ったところがありました。

 

共通して私が困ったことは、次のとおりでした。

① 視覚の特性で、数字を読み間違える

特に、横にならんだ文字や数字を読み取るのが苦手でした。

眼科で調べてもらったら、老眼の進行と乱視の角度、光に過敏なため、疲労度が人より強かったようです。

会計では、数字は命。読み間違いなど、多かったため、自己チェックには人一倍苦労しました。

30センチものさしは金属とアクリル製の2種類が必要。文字が拡大する定規も自前で用意したものです。

 

② データ更新でよく、ファイルを間違える

会計事務所でよく使うソフトは、実はExcelです。

会計ソフトだけでは十分ではありません。お客様が作ったExcelも含めます。

また、監査担当者と内勤担当者が、共有して管理するので、行き違いがよく起こります。

監査担当者が巡回のため、フォルダからノートパソコンに持ち出したまま、そのままだったりします。

「たしか、この当たりのファイルだったはず。」と場所で判別することで、探し出すスピードを上げていたのですが、大抵間違えています。

そのため、間違えたデータで決算を組んでしまったりします。

 

③ 決算時の行き違い

お客様とのやり取りも含めますが、一番のネックは、所内の情報共有がバラバラだったことです。

対所長、対外勤者、対内勤者、対顧客、対外部の士業の先生・・・、

そして、対過去の資料。

私が一番困ったのは、この人とのやり取り、過去の資料との整合性をとることでした。

会計事務所ごとに、ルールがあるのですが、担当ごとにクセがあるのは当たり前で、

効率よく業務を遂行することができないことが多かったのです。

 

この人とのやり取りは、ひとりだけで解決できるものではないので、随分と我慢することが多かったように思います。

 

このように、内勤者や、入職して日の浅い担当者は、すべてを知っているわけではありません。

しかし、知らないことを責めたりするケースもたたあり、自尊心が低くならざる得ないこともあったりします。

 

以上、じっと耐えて間違えずに業務を遂行する人が適正あるとされていた業界で、

私はずいぶんと苦労が多かったのです。

自分に合ったやり方で業務ができたら、回り道せずに済んだかもしれません。

 

 

まずはガジェットで環境を整える

 

そんな私でも、指くわえて出来ないままでいたわけではありません。

どんなに気をつけても失敗するのが、世の常です。

であれば、さくっと自分の机上だけでも環境を整えてしまえばいいと、わりきりました。

 

① 老眼鏡

数字が読めないことで、即、メガネを作り変えました。

会計の世界に入る前は、そこまで数字に神経を使うことがありません。

しかし、モニターや紙に映し出された数字を、間違いなく認識するために、私はガッツリと眼鏡を変えたのです。

 

そして、今は、斜視があることもわかったので、それらすべてを矯正するメガネを、3つ用意し、使い分けています。

 

② ものさし、モニター台

金属製とアクリル製の30センチものさし。持ち運び用に15センチの金属製ものさし。

かまぼこのように真ん中が膨らんだ、拡大表示されるものさし。

この①と②で、数字に悩まされることがだいぶ減りました。

 

また、モニターにも工夫しました。

目線を落として画面を見るより、頸の位置を変えずに画面の数字を見えるようにしたところ、

はっきりと読めるようになりました。

 

③ 会計事務所をやめてから出会ったNotion

退職してひとり仕事を始めたときに、Notionを知り、実際に活用してみて、情報のやり取りと、

最新データの管理が格段に楽になりました。

「早く知っていれば、随分と楽になったのでは。」と思ったのですが、

雇われていた時は、自分勝手に自由にすることができなかったので、辞めてから知ってよかったと思っています。

Notionのよさは、情報の管理はもちろん、プロジェクトの進捗状況をリアルタイムで確認できるのです。

 

一般的に会計事務所で導入されているシステムは、進捗管理と情報ストックと、コミュニケーションツールがバラバラです。

メールでお願いしたけど、レスポンスなく、いつの間にかフォルダが更新されて、

実際は進捗が進んでいたにも関わらず、タスク管理ツールに入力されていなかったりします。

しかし、Notionでは、情報に進捗管理とコミュニケーションツールが紐付けすることができ、タイムラグが生じる事なく確認できるのです。

これを知ったときの衝撃は、大きいものでした。

 

 

人よりたくさん向かい合ってきたから得たもの

 

確かに、私は人より悩みが多かったです。

しかし、その分、解決するために、時間とお金をかけて、改善してきました。

真剣に、自分の悩みを改善しようと向かい合ってきたのです。

もし、目が悪いからと仕事を変えていたら、ここまでキャリアを重ねることはできなかったはずです。

また、情報共有で、もっとみんなが楽になる方法がないかと、悩んでいたからこそ、

最適なツールに出会ったときに「これだ!」と気づけたのです。

 

悩みは、適正がないから生じるのです。

しかし、もし、私は淡々と与えられた環境で仕事ができるような人間で、視力も悪くなかったら、

他所様の困ったに、敏感に反応することがなかったと思います。

私自身、いっぱい悩んできたからこそ、得られた宝が大きかったと思っています。

 

今の仕事に向いていないかも。

人とのやり取りがやりにくくって、失敗を誘発してしまう。もうだめだ。

そのようなことがあったら、それは、自分ができる可能な限り、思いっきり悩み切ることです。

もし、それを乗り越えたとしたら、それは、その人の強みに変わっているのです。

悩みは、弱点ではなく強みに変えるきっかけにすぎません。

みなさんにとっての悩みも、きっと誰にも負けない強みに変わることでしょう。

 

=編集後記=

【昨日のできごと】

午前中にオンラインでの業務。
午後はオフ。夏のドラマチェックをします。
なんだかんだ行って、朝ドラと大河ドラマは秀逸です。

かずこのお気に入り
日常の中で見つけたお気に入りを、NotionページにUPしています。
今、 町中華のかた焼きそばにハマっています。

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この記事を書いた人

個人事業主・中小企業教務効率コンサルタント。Notionアンバサダー。「一緒に未来を見る伴走者」として小さな会社や個人事業主の方をフォロー|職種を超えて参加できるバックオフィス構築|オールインワンアプリ「Notion」を使った経理ノウハウなどのオンラインセミナーを開催|ほぼ毎日更新ブログ「経理戦略会議」管理人。メルマガ50代からのひとり仕事を毎日配信。

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