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子育てと仕事、手を抜いていい話

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「子育て・家事・仕事の両立は、あえてしなくてもいい」

子育てをそろそろ終える時期にきて、そう思うようになりました。

あれだけ仕事をバリバリしておきながら、お子さんも上手に育てているお隣のあの方。

比較しだしたらきりがありません。

子育ても仕事も、頑張らなくてもいいのです。

 

子どもと遊んだあと。

目次

シングルタスクorマルチタスク? 自分のタイプを知る

今思うと、私は一つのことしかできないタイプでした。

子供の頃から、欲張りで、習い事をいくつも掛け持ちしてきた私。

月曜日:競泳
火曜日:くもん
水曜日:競泳
木曜日:くもんとピアノ
金曜日:競泳と英会話教室
土曜日:ボランティア活動
日曜日(月1):野外でのデイキャンプ

けっこうピアノも真剣?にやっていたようで、大学進学時に体育系か音楽系にするか悩んだほどでした。

でも、冷静に振り返ってみます。

けっして、みんなしっかりとやってきたわけではありません。

競泳:育成クラスに入るといったら、親に止められた。
くもん:結局、フェードアウトで辞めた。
英会話教室:通っていてつまらなくなって辞めた。
土日の活動:受験を理由に辞めた。

唯一続いたのがピアノ。これも大学受験で体育大を選択したことで、辞めました。

どれもこれも、何一つ際立って凄いわけではありません。

他の人より、ちょっとだけ詳しくてできるだけです。

 

その後、結婚して子どもが生まれてから、仕事と育児の両立を選びました。

でも、けっして仕事ができたわけでもなく、子育てもなんとか、生命維持をしてきただけです。

家の中は、空き巣が入ったのかと思うほどの散らかり。

ほこりも積み上げて、よくぞ病気にならずに済んだと思うほどです。

仕事もよく怒られた記憶しかないし、子育ても、心ゆくまで私が尽くして挙げられた記憶もありません。

どれも中途半端でした。

今、ひとり仕事に集中できるようになりました。

高校生の娘に対して、ほぼほっといている状態です。

残念ながら、食事も作らなくなりました。

ひとり仕事になったことで、家で仕事をするようになりました。
けっこう家事ができるようになると思っていたのですが、予想に反して、家のことができていません。

「すいません、兼業主婦ならぬ、不良主婦です」

そう言い切っています。

家事するなら、休む。寝る。

家事をせねば、子どもにいい食事を与えなくては。

そんな脅迫概念は、捨てることにしたのです。

だって、私は、不器用で一つのことしかできないことがわかったから。

今までのやりくりで身についた、超効率的家事のおかげで、家事の時間はトータル1時間もありません。

それでいいと思っています。

子育ての強度は子どもが決める

それでも、生活のために仕事を続けないといけない状況だったら、

もう開き直ってできないことを諦めるしかありません。

実は、この「諦め」度合い。子どもが決めているのではないかと思うのです。

上二人の子育てのときは、ずいぶんと手を抜きました。

それでも、子どもは勝手に育っていきました。

唯一、長男には、もっと手をかけた方がいいと、同級生のママ友に注意されたこともありました。

ほんの少し、手助けをしてやった方がいいと、外野があれこれと言ってきたのです。

でも、当の子どもは、淡々と育っていきました。

もし、ママ友の言うとおりに、あれこれ世話をかけていたら、子ども本人に過干渉になってしまい、かえって事態を悪くした可能性が大きいのです。

おとなになった子どもをみれば、所詮子どもは自分で成長の仕方を決めており、親の助けが必要なときに、問題を起こすんだとわかってきたのです。

3人目の子どもは、本当に手がかかりました。

仕事を長く続けられず、転々と会計事務所を渡り歩いたわけですが、今思うと、親の手助けが必要だったんだろうなと、思うのです。

子どもにいろんなことをしてあげられなかったと、悔やむことは一切ありません。

親の助け度合いは、子どもが決めるので、要求されなければ、それでいいのです。

後悔するのは、親ではありません。子ども自身が「もっと勉強しておけばよかった。もっと親に甘えればよかった」と後悔すればいいのです。

実は、それくらい親子の関係は離れた方がいいと、今になって思うのです。

「仕事ができません」「子どもが苦手」と公言してもいい

雇われ勤務時代、雇って頂いている以上、仕事をしっかりやるべきと思い込んでいました。

でも、どんなに完璧に仕事をしたとしても、子どもの発熱で早退が決まった時点で、「また、鈴木さん帰るんですか」と嫌味を言われるのは変わりません。

子育てしながらの仕事をしていると、この状況を抱えている自分を責めてしまいます。

でも、冷静に考えれば、これはおかしなことではないでしょうか。

自分が悪いのではなく、環境が悪いのです。

子育てと仕事を両立している人ばかりが、いつも休むことができてズルい!
子どものいない自分ばかり、尻拭いしている!
こんな不満を持つ人がいる環境は、人が悪いのではなく、環境整備されていないことに問題があるのではないでしょうか。

みんなが周囲に気を使って我慢してしまうと、この問題は露呈しません。

だれかた「むりなものは無理!」と公言してしまえば、いいのです。

もし、それで「おやめください」と言われたら、そんな職場に居続ける意味はありません。

子どもに対しても同じです。

子ども好き、お料理好きのフリをし続けないとだめな家庭だったら、そんなことを強要する夫にはっきりと宣言してしまえばいいのです。

「私にやれっというなら、あんたもやってみたら?」

今どきの子育て世代のお父さんは、かつての時代に比べたら、雲泥の差でよく家事育児をやっていらっしゃいます。

でも、私の時代は、「男は黙って残業」と餅を平気についていたものです。

 

どんなに親が頑張っても、子どもの頭脳は変わりません。

どんなに家事やっても、誰も感謝されません。

ひたすら、母である自分が居心地のいい環境を作り出せばいい。

それだけで、けっこう上手くいくのではないでしょうか。

=編集後記=

【昨日のできごと】

自宅で、オンライン業務をしながら、その合間はオフ。
じっくりと休みました。

かずこのお気に入り
日常の中で見つけたお気に入りを、NotionページにUPしています。
今、 町中華のかた焼きそばにハマっています。

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この記事を書いた人

個人事業主・中小企業教務効率コンサルタント。Notionアンバサダー。「一緒に未来を見る伴走者」として小さな会社や個人事業主の方をフォロー|職種を超えて参加できるバックオフィス構築|オールインワンアプリ「Notion」を使った経理ノウハウなどのオンラインセミナーを開催|ほぼ毎日更新ブログ「経理戦略会議」管理人。メルマガ50代からのひとり仕事を毎日配信。

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