Notionテンプレート。
気をつけないと逆に使いづらくなって、Notionを使い続けるのを諦めてしまうことも。
Notionのテンプレートは、テンプレートにあらず。
つまり、Notionテンプレートは、いきなり使うものではないのです。
では、何のためにテンプレートがあるのでしょうか。
Notionテンプレートとは
Notionは、一番最初は白紙から始まります。
Notionは出来上がったアプリではなく、ゼロから自分で作るアプリ構築ツールなのです。
Notionでアカウントを作ると、一番最初にいろとりどりなテンプレートが表示されます。
すでに、様々なツールを使いこなせている一部の人は、粗方どれを選択すればいいのか検討をつけることができます。
しかし、大多数の人は、いきなり白紙から始まるNotionに、どう始めたらいいのか正解がわからず、手を止めてしまうケースが多いのです。
そこで、それを解決するツールとして、Notionはテンプレートを多く紹介しています。
いきなり、アカウントを作る前に、この画像をクリックした先にあるNotion公式サイトで、さまざまなテンプレートを眺めて、どのような可能性があるのか、チェックすることをおすすめしています。
Notionテンプレートができるまで
さて、このテンプレートですが、様々なクリエイターの方から提供されています。
同じような用途でも、クリエイターによって全く違ったテンプレートになっています。
自分がどのテンプレートを選べばいいのか。
まずは、テンプレートが生まれるまでの背景をみてみましょう。
クリエイターの「困った」から始まったNotionページ
私のケースを例に、テンプレートがどのように作られるか、順を追ってお話します。
私は、このブログの最初の写真にある「確定申告用テンプレート」を作った経緯は、なかなか資料が一度に揃わないお客様に向けてでした。
会計事務所勤務時代、確定申告の時期になると、目が回る忙しさに悩殺されます。
ここで、人海戦術で乗り切るか、少しでも早く帰れてかつ件数をこなせる(1件につきお手当が出る)か、判断がわかれます。
私は、時間を使わず利益を産む方法を探すことにしました。
そこで、お客様ごとの確定申告準備リストを翌年のために作りながら、申告準備をしていきました。
来年年明けて、確定申告のご案内をお出しするときに、前の年にすでに出来上がっているリストを同封するのです。
そうすれば、少しは準備に協力していただきやすくなります。
これを、毎年改定版を作って翌年にご案内する、と繰り返すと、お客様も習慣化していき、資料をなくすことがなくなってくるのです。
この経験から、このテンプレートが生まれました。
機能としては、いたって簡単です。基本機能しか使っていません。
でも、必要な人にとって、自分に必要な習慣化タスクを見える化してあるだけで、とても助かるのです。
クリエイターの本業によってアプローチが違う
例えば、タスク管理テンプレート。
エンジニアの方が作るものと、本業はまったく別の方では、作り方や考え方が異なります。
表面的な同じようなページでも、実際に運用してみると、感触がかなり異なるのです。
このように、選んだテンプレートが、必ず自分にとってマッチしているとは限らないのです。
このような場合、テンプレートのすべてを使うのではなく、プロパティに組み方や、利用している関数を覗かせてもらうなど、部分的に参考にする方法が向いています。
テンプレートは、すべてそのまま使わず、自分が使うページの一部に利用することで、Notionの利用方法を知っていくのです。
Notionテンプレートの選び方
では、どのようにNotionのテンプレートを選べばいいのでしょうか。
- クリエイターの背景が自分に似ている。
- クリエイターが提唱している考え方に共感している。
- クリエイターのNotion技術が、自分とほぼ一緒である。
以上の3点の場合、テンプレートをそのまま利用することも可能です。
- 新しい機能の具体例を知りたい。
- フォーミュラ(関数)を知りたい。
- ページのデザインを参考にしたい。
- ブロックの配置方法をおしゃれにしたい。
などなど、部分的に参考にしたいものがある場合、テンプレートをそのまま利用せず、自分のページに活かせるところだけ、チェックしてみましょう。
このように、テンプレートを選ぶにも、自分の力量と目的を明確にすることをおすすめします。
自分の目的とは、さきほど例に上げたように、生活や仕事上での「困った」ことを、はっきりと明文化できるようになることです。
「困った」ことは、我慢するのではなく、どうしたらよりよくなるのかを考え抜くことです。
たとえ、すべてが解決できずにいたとしても、どのような技術があれば改善できるようになるのかを、知っておくことが最初の一歩です。
自分の「困った」状態が、周りにどのような不利益を与えているのかを、考えれば、解決する方法もわかってきます。
「困った」は、ひとりで我慢するものではありません。
「困った」を解決すれば、関わる人にとっても有益なのです。
様々なテンプレートを覗いてみて、もしかしたら気づかない「困った」が解決できる絵が頭に思い描かれることもあるかもしれません。
仕事をする人、一人ひとりが主役です。
テンプレートに支配されないよう、テンプレートを斜め上からの視点で使い倒してみるつもりで、眺めてみては。
=編集後記=
【昨日のできごと】
自宅での仕事。ChatworkとNotionのWebhookの研究など
かずこのお気に入り
日常の中で見つけたお気に入りを、NotionページにUPしています。
今、 町中華のかた焼きそばにハマっています。
50代からのひとり仕事を楽しむ
ひとり仕事の格言、ブログ・You Tube更新を配信。
=おすすめのサービス=
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