※ファミレス部があれば、喜んで入部するかも(イメージ図)
学校部活の強制加入に、撤廃署名運動が起きているようです。
スポーツ庁2017年度調査(平成29年度運動部活動等に関する実態調査報告書)によると、
66.7%の公立中が、部活動への所属は、生徒の希望と回答している中、
全員が所属し、活動も原則参加すると回答した学校が、30.4%もありました。
PTAの強制加入問題も、注目されています。
4月から、新学期を迎えるにあたり、この強制加入問題に触れる方も多いかと思います。
マイペースだった中学時代
私は、中学生時代では部活動に入部しませんでした。
しなかったというより、なぜか親に止められて入部に許可が降りなかったのです。
そのため、部活動特有の先輩後輩の上下関係を体験していません。
それが、今のひとり仕事につながっているかどうか、別にして、
本心を隠して、先輩の言う通りに動く経験がないため、社会人になっても理不尽なことをする上司には、
よく、食ってかかっていました。
おそらく、この私の特性をよく理解した親が、自分を盾にして子供の生活環境を守ったのかもしれません。
今となっては、わかりませんが。
部活動は、入りたいから入るものであって、強制的に入部させられるものではないと言う家庭の考えに、
影響を受けていたことは確かです。
PTA加入に反旗を翻せなかった保護者として
そんな私が人の親になって、ぶち当たったものが、「PTAの強制加入」でした。
嫌なものは、逃げ切ったつもりでいましたが、飛んだ伏兵です。
私は、はっきりと戦えるほど、強くありませんでした。子供の入学式後に、親だけが体育館に残され、
在校生役員に見守られながら、クラス役員を決めていく緊張感は、やはり何かがおかしいと思うのです。
しかし、そこで声を上げるには、あらかじめ準備をしておかないと無理でした。
周囲の空気に従いながら、手を上げる同級生の母たちをみていた記憶しかありませんでした。
毎年、次年度のPTA役員選挙前に繰り広げられる他己推薦の嵐。
そこで、唯一の反旗として、たまたま副会長に推薦されたことで、昼間の会合を廃止することを条件に、
引き受けたことくらいしかできませんでした。
これでも、相当、摩擦が起きたものです。
それでも、賛同してくれる方々も多く、任務を真っ当することができました。
また、子供の部活動も、親のフォローがなくても大丈夫なものしか入部して来ませんでした。
我が家は、たまたま、逃げ切るように、強制加入問題をクリアできたのです。
強制加入に見え隠れするもの
学校部活動に、強制加入する理由として
「放課後、何もない子供は、繁華街にうろつく。それを防止するため、全員部活に加入しなければならない。」
が挙げられます。
地域によって、その事情はさまざまです。
しかし、本来は、強制加入した方がいい場合と、自主性に任せる方がいい場合と、子供によってまちまちなはずです。
「いや、うちは、自主性に任せたら、全員何もしなくなるよ。」と声が聞こえそうですが、
何もしないことで、地域が困るのは、別の問題です。
今回の、部活動強制加入の反対署名運動が出てきたことは、
ある意味、社会が成熟してきたことを意味しているのでしょう。
画一的な、子供を集団というまとまりで管理してきた時代から、個々に向かい合う時代へ。
学校と地域と家庭での役割を、それぞれの立場から子供たちに関わっていくことが、
これから求められる教育なのだろうと思うのです。
さて、変わり者の烙印を押されて、学校生活を送った私ですが、
子供たちも、もれなく血が争えないようで、それぞれ、個性的な人生を歩んでいます。
結局、自分を支えてくれるものは、「好きなこと」「辛くても続けられるほど、性に合っているもの」です。
一人一人の「好きなこと」を包み込めるような親でありたいし、
社会に送り出すまで、羊の放牧のように、見守ることしかできません。
もうじき、卒業と入学を迎えます。
皆様も、よき門出を迎えられますように。
=編集後記=
【昨日のできごと】
自宅での仕事。ChatworkとNotionのWebhookの研究など
かずこのお気に入り
日常の中で見つけたお気に入りを、NotionページにUPしています。
今、 町中華のかた焼きそばにハマっています。
50代からのひとり仕事を楽しむ
ひとり仕事の格言、ブログ・You Tube更新を配信。
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