オンラインなど、パソコン画面を共有しながら説明する機会が増えてきました。
見やすい資料、わかりやすいUI(パソコン画面のデザイン)など、見ていただくことに十分な配慮をする習慣が、定着しつつあります。
しかし、自分自身の見やすさに配慮できているのか、年配と言われる年になってきて一度見直す必要があると感じています。
メイクをしっかり施すのではなく、足りないものを追加するだけ。
ファンデーションはいりません。年令によって出てきた凸凹を平準化させるのが、これからのメイクになります。
避けられない劣化のデメリットとは
人間、50歳までは、なんとか若い時のやり方が通用します。
でも、50歳超えると、不思議と今までのやり方に違和感を感じるようになってくるのです。
理由は簡単。老化です。エイジングサインと言われる現象が、自分の顔に現れてきます。
そうなってくると、それに対応したメイクやスキンケアを構築する必要があります。
やはり、老化は見る人を嫌な気持ちにさせてしまいます。また、ジェネレーションの溝をあえて作ってしまい、コミュニケーションの壁になりうるのです。
自分を取り巻く環境が、みんなで老化を向かい入れる人たちだったら、特に気にすることはないでしょう。
それでも、いつまでも若い時のメイクやスキンケア方法を続けていたら、見る人に違和感を与えてしまいます。
せっかく身のあることを言っても、相手の心に残らないという現象がおきてしまうのです。
自分が話すテーマの資料づくりには、相手に伝えやすく、わかりやすいようきれいに作ることはできても、自分自身の印象を薄くしてしまうのは、非常にもったいないことです。
とくに、リアルと違って、オンラインでは、話し手の情報が少なくなります。
リアルで会っていれば、相手に自分のことを知っていただいているので、ちょっとの打ち合わせ程度であれば大丈夫。
しかし、初めて会う方がたに、自分を理解していただくには、自分の認識と違った見え方をしているので、話し手と聞き手のギャップが生じるのです。
メイク≠盛る媚びる スキンケア≠エイジング消去
では、どうしたら、エイジングを迎えた人は、相手に不快にさせないようにしたらいいのでしょうか。
残念ながら、今の美容情報は、若い頃からずっとメイクし続けた人向けのものばかりです。
時代の流行に敏感で、男女問わず交流関係が多い人が、自分をよく見せるために施されるのが、「メイク」だと思われています。
たしかに、その要素は否定しません。
でも、私は、メイクとは、相手にクリアに見せるために、顔にあたった時の調整に過ぎないと考えています。
シェーディング、ハイライト、アイシャドーといったものは、その光の屈折を利用して、顔の表情を明確に相手に見せるためにあるのです。
メイクとは、盛ったり変身したりするものではなく、相手の視覚にクリアに伝えるものです。
劣化を隠すものではなく、ぎゃくにその劣化を活かしたものが、メイクになるのです。
私は、顔のシミを一切消さずにしています。その印影を利用して、チークを薄く施すことで、自然な見え方になるようにしています。
また、ライティングの調光やカメラも気を使い、いかに自然に見せるかを工夫しています。
確かに、ピーリングやプチ整形といったエイジングサインを消す方法が有名です。
しかし、真のメイク術とは、自分のコンプレックスを個性に引き立てるアダプターのようなものなのです。
ナイスミドルのメイクは、「毛」「血」を足す
年齢を重ねてくると、減ってくるものがあります。
ツヤ(保水力)、毛(ホルモン)、血(活力)です。
この減り具合ですが、最初は目立たない程度ですが、ある日突然、減少スピードが高まってきます。
ナイスミドルのメイクは、この急激に減少した生命力をなだらかにするために施します。
これは、男女問わずできる方法なので、参考にしていただけば。
ツヤ(保水力)向上
スキンケアで、セラミドが配合されている化粧水で、肌表面温度を整えます。
よく男性が、脂性用化粧水を利用していますが、年齢とともに乾燥もしてきているので、保湿重視であれば、余計な皮脂も分泌されにくくなります。
血色+
そして、女性の場合、メイクのチークをパウダー系ではなく、クリームまたはスティック、保湿感のあるものを選択します。
こちらのクリームタイプは、リップにも利用できます。顔色が統一するので、メイクのチグハグを防げます。
目元のブライトアップ
目元だけ、明るくすることで、目の印象が変わります。アイシャドーの必要はありません。
目の下のクマを消してから、眼球が収まっている骨格の縁を、明るい肌色でぼかしこむと、自然に目元が明るくなります。
女性だったら、
男性なら、BBクリームがお手軽です。
こちらは、ドラッグストアでも販売されているので、手に入りやすいです。
毛量アップ
アイブロウは、男性も女性も施すと、顔の印象が明確になります。
女性なら
こちらが、オススメです。
男性なら、
BBクリームと同じブランドで揃えたら、購入しやすいでしょう。ただし、使ってみて、合う合わないがわかってくるので、そのときに、自分に合うものをセレクトすればいいと思います。
そして、女性は、必ずマスカラをしましょう。
「お湯で落ちる」「色はブラック」であれば、いいなと思うものを選択していただければと。
ただ、年齢を重ねてくると出てくる瞼の下垂に付いてしまうことから、ブラシの形状はなるべく「細い」ものを選択するといいようです。