営業は、お客様自身が未来を見るエンターテイメントです。
ただ、自分がいいと思うだけでは、売れません。
銀座のショウウィンドウがきらびやかな訳
銀座線の銀座駅を降り立つと、そこはきらびやかなショウウィンドウが広がっています。
今は、内装工事が終わり、かつての昭和レトロな空気感がだいぶ消されてしまっています。
でも、松屋のあたりは、当時の面影がしっかりと残っています。
このショウウィンドウを見て、このコートを買う人は、どれくらいいるんだろうと考えてみました。
私の勝手な想像なので、実際は違うかもしれません。
でも、この柱の写真を撮ろうと、客足が途切れる瞬間を狙って待っていたのですが、なかなか途切れることなく、相当な時間を要してしまいました。
その間、このショウウィンドウに立ち止まって、欲しそうにしている人は誰一人いませんでした。
おそらく、これは、このコートを売るためだけにあるのではないことを、なんとなく感じたのです。
銀座という街に来ることで、少しリッチな気持ちになってもらうために、ブランド品が飾られているのかもしれないと、思ったのです。
なぜ、人は銀座に行きたくなるのでしょうか。
目的は様々で、仕事の場合もありますが、ショッピングに来る人は、銀座で買い物をしたあとの自分が楽しみで、やってきているのかもしれないと、ふっと思いました。
買い物の道中も楽しいのですが、買い物後の生活を夢見て、みな、銀座にきているのです。
物欲は、未来の自分を心地よくする欲なのです。
メニューを作っただけでは難しい
さて、今度は、提供する側になって考えてみます。
このショウウィンドウを作るとき、どんなプランでデザインしているのか、考えてみました。
ブランドイメージをもとにしているのは、当然でしょう。
でも、プラスアルファで考えられているのが、ショウウィンドウを見る人が、どのようなものを見たいのかを考えて作っている点です。
道行く人が、ショウウィンドウに立ち止まるとき、それを見ていいなと思ったときです。
良いなとは、そうなれたら良いなでもあります。
その商品を購入するとき、自分の未来が見えた瞬間でもあるのです。
商品を提示しても、売れないときは、お客さんがその商品に未来を感じてもらえていない状況です。
商品のコンテンツ力も、もちろん大切ですが、その商品が何をしてくれるのか、いまいち不明瞭だと、人はその物を買うことがありません。
お化粧をしない人が、いくら可愛いよと薦められても、その化粧品を買わないのと同じです。
このような場合、ターゲットがズレてしまっているのか、相場から金額の乖離があるのか、様々な理由があります。
コンテンツ力が足りないだけではなく、コンテンツによって得られる未来の見せ方が、足りないこともあります。
場所や対象を変えるだけで、さくっと商品が売れることもあるのです。
自分のラインナップを別角度から分析してみる
では、実際に、自分が出しているラインナップを、どのように分析すればいいのかを、考えてみました。
- 実際に、自分の商品を使っているお客様の話を聴く。
- 別のカテゴリーの人が手に取ったとき、どうなるのか、想像してみる。
- 売れない理由を、悲観しないこと。
- 売る場所を限定しない。
- 難しいものになっていないかチェックする。
- 買ったあとも安心でいられるものか。
これが正しいというわけではないのですが、私が思うチェック項目が、お客さんの過去、現在、未来に変化が伴っているかだと思っております。
とくに、安心して買っていただくには、安心であることを最初に伝わるようにしたいものです。
そして、買ったあと、お客さんの未来が変わっていなかったら、それは、商品のコンテンツ力が足りないと判断すべきです。
まだまだ、この分析方法では足りないと思っています。
とりあえず、自分というコンテンツに、安心を感じていただくことを、丁寧に改善を繰り返していきましょう。
- 自分に信頼していただくように、何かしらの実績を作っておく。
- 未来にも安心が続けられるよう、フォローアップ体制をつくる。
まずは、この2点を集中的にやっておくとよさそうです。
私は、この1.を実現するために、ブログをほぼ毎日書くことにしています。
毎日書くことで、私という人間が、思いをもって生活していることを見ていただくことができます。
このように、買っていただくということは、買う人の未来を支えるコンテンツであることが必須条件なのです。
営業とは、ただの物を売るためだけではありません。
買った人の未来を魅せる、エンターテイメントなのです。
=編集後記=
【昨日のできごと】
自宅で、オンライン業務をしながら、その合間はオフ。
じっくりと休みました。
かずこのお気に入り
日常の中で見つけたお気に入りを、NotionページにUPしています。
今、 町中華のかた焼きそばにハマっています。
50代からのひとり仕事を楽しむ
ひとり仕事の格言、ブログ・You Tube更新を配信。
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