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NotionとMicrosoft Loop 似ているようで似ていないツールの話

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「NotionとMicrosoftのLoop、どちらかがいいでしょうか」

このようなお話しを伺ったことがあります。

同じようなツールがある場合、選び方に悩むことがあります。

選択する時、何を基準に考えればいいのでしょうか。

Microsoft Loopのアカウントを作ってみたところ。

目次

Notionがもたらした「即時同期」という世界

良いツールには、あとから模倣されるのは、いつの時代にもありました。

どちらがいい、悪いではなく、それぞれのソフト開発の歴史により、仕組みが全くもって異なります。

Notionは、一つのソフトに、多種多様の機能を持たせ、様々なツールを繋げる「コネクテッドワークスペース」と言われています。

ひとつのページに、あらゆる機能をもったブロックを、自分(職場の業務)に合わせて、自由自在に、誰もが組み立てることができます。

これらを見ると、プログラミングを組む方々には馴染みのツールも含まれています。

普段そこまで詳しくない一般市民から、プログラミングの玄人まで、誰もが使えるカスタマイズ満載のアプリと言えるでしょう。

はたから見ると、まるでネットにあるツールをブラックホールのごとく、吸い集めているように見えます。

可愛く例えれば、レゴブロックでリカちゃんハウスを自由に組み立て、ついでに着せ替えやヘアメイクまでチェンジできるリカちゃん人形も備え付けられている(AIのたとえ……、無理があるような…)でしょうか。

Notionについては、今では様々な使い方を紹介しています。

ご多分にもれず、わたくしも、「Notion✕経理」として、仕事の効率化を超えた一つのコミュニケーションツールとして、紹介・発信をしております。

3DプリンターとNotion 小さな場所から始まるDX化

Notionの登場により、ネット界隈で衝撃を受けたのは、「即時同期」の改革でしょう。

かつては、一つのファイルを複数人で共有することが難しく、フォルダ内に五月雨のように増えていくファイルの管理も、随分と手間のかかる仕事の一つでした。

たくさんのフォルダ。一つのフォルダ内に、またファイルが増殖し……。

しかし、Notionが登場してからは、メンバーの誰かが更新すれば、全員が即時に、最新の情報で仕事ができるのです。

また、同期するデバイスも、制限がまったくありません。

今では、タブレットでも、スマートフォン(iOS、アンドロイド)にも、同じようにNotionを使えるようになりました。
(画面が小さくて、限界もあったりしますが……)

組織でNotionを導入する際は、情報の共有がシームレスにできることで、組織文化の共有につながります。

個人でNotionを使うときは、自分の頭の中を一旦、外に出して整理することができると言われています。

頭の中で、あれこれを考えると同じように、目の前のNotionページ内で、作業に適したブロックを置きます。そして、発想したものを即形にする過程が、全くもってスムーズで、かつての仕事の1工程を省略できることができたのです。

作った人の脳内=Notionのページ=みんなで共有=「即時同期」

これが、Notionによって、もたらした新しい文化です。

Microsoft Loop それぞれの仕事に特化した専門家集団

さて、今回、私は新しく出たMicrosoft Loopというツールを触ってみました。

自分のMicrosoft365のアカウントで作りました。

一見、Notionに似たページ構成ですが、触ってみて、違いがはっきりとわかります。

あくまでも、2023年3月末の段階での比較ですので、今後、ますます機能が充実されてくるかと。

ブロックの種類が極端に少ない

まず、Notionを見慣れている私が最初に思ったのが、ブロックの種類が極端に少ないことでした。

Microsoft Loopにあるブロック全種類

あくまで、ページの上では、Wordと同じ捉え方をしています。

ブロックで、細かな仕事がページ上で展開させるNotionと違い、仕事はMicrosoftのツールで仕事をさせる考えからきています。

Microsoft365で使用するソフト

仕事をするのは、あくまでソフトで仕事します。

それとは別に、ドキュメントメインなのが、Microsoft Loopなのです。

ゆえに、ブロックの機能は、あくまでWordの簡易版として捉えています。

このページ上では、複雑な仕事はさせない、これが、Loopの考え方のようです。

ページづくりを失敗しても、後戻りできない

Notionは、ページ作成で失敗しても、Undoコマンドがあり、立ち戻ることができます。

また、ページを間違えて書き換えてしまっても、履歴から立ち戻ることができます。

しかし、Loopでは、間違えて消してしまったら、もう立ち戻ることができませんでした。(私が知らないだけかも……)

私は、最初のチュートリアルのページを加工して、自分の作ったブロックを消そうとしたら、なんと、元々あったものまで、消えてしまいました。

いつもなら、Undoコマンドをしているので、探したのですが、みつかりませんでした。

もしかしたら、どこかに隠れコマンド的にあるのかもしれません。

でも、わかりにくいということは、使いにくいのです。

そこは、なんだかなぁと、思った次第です。

あくまで、ページは、ソフトの受け皿という考えからきているのかもしれません。また、今後改善されることを期待しています。

あくまでもソフトを繋ぐ「コンポーネント」ソフトである

コンポーネントとは、IT用語の一つで、ソフトを構成する部品、要素という意味です。

Notionがつながる発想からきていますが、Loopはあくまで、部品の一つであると考えています。

このことから、見た目はNotionと似ていますが、中身はまったくもって、別物であることがわかります。

これからは、AIも搭載され、メンバーで共有できるハイパーWord的な使われ方になるのかもしれません。

まだ、発展途上のソフトなので、ある意味どう変化するのか、期待したいところです。

いい悪いではなく、用途に合わせて選択を

このように、新しいツールを触ってみて、いつも思うことがあります。

どのソフトがいいのか、悪いのか。

ではなく、

どのソフトが好きか、で選択すればいいのかもしれません。

好きという気持ちは、使っていて用途を満たしているから。

また、共有する相手によって、変えることだってあってもいいのかもしれません。

私は、Notionを推しています。

それは、エンジニアの玄人がこぞって使うNotionが、一般のエンジニア素人である私でも、プログラミング的なものを組み立てられる、この平等の思想が大好きだからです。

また、ちょっと頑張ってみれば、自分でもコードを書くことも、気軽にチャレンジできる環境を手のひらの中にあるのです。

ブロックに、すでにMermaidが使えるものがある!

ブロックを置いてみると、すでに簡単なコードがデフォルトに書かれています。

この先のコードは、AIに作ってもらえるように、質問する。

 

これは、AIが到来し、これから怒涛の時代になりそうなとき、新しいことにチャレンジしやすいのは、貴重なことではないでしょうか。

 

人の数ほど、好みがあります。

これからしばらくは、新しい働き方を模索することになるので、色々と試してみます。

=編集後記=

【昨日のできごと】

今回から引き継いだ法人税確定申告書。一から必要なところに数字を埋め込む作業を開始。
思いの外、大変。でも、来年への業務効率化のアイディアが生まれてきます。

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この記事を書いた人

個人事業主・中小企業教務効率コンサルタント。Notionアンバサダー。「一緒に未来を見る伴走者」として小さな会社や個人事業主の方をフォロー|職種を超えて参加できるバックオフィス構築|オールインワンアプリ「Notion」を使った経理ノウハウなどのオンラインセミナーを開催|ほぼ毎日更新ブログ「経理戦略会議」管理人。メルマガ50代からのひとり仕事を毎日配信。

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