小さい頃の子供は、幻想に過ぎないのです。
「小さい頃は、あんなに可愛かったのに。」
「最近、年頃になったら、冷たくなった?」
親は、子供の成長を残念に思うことがあります。
それは、「子離れ」です。
親世代である我々は、子供が思春期を迎えるとき、改めて人間関係の難しさを思い知らされます。
思春期が激しい場合、淡々と双方ともに、乗り越えていけるのは、親子関係がある程度ドライな人ほど
うまく行っているようです。
「え?親子関係がドライって、それは良くないのでは」と思われるかもしれません。
しかし、実際に思春期の修羅場を経験された親御さん方は、親子関係の再構築を成功され、
後々いい関係を保たれています。
親子関係を知ることで、自分の人間関係の癖を見直すことができるのではないでしょうか。
ドライな関係によって、どのような効果があるのかを知っておけば、
自信を持って、子供との距離を置くことができます。
嫌いだからこそ共倒れしない
思春期における、子供の変化は、様々なところで起こります。
もちろん、骨格の成長、第二次成長期によるホルモンバランス、内蔵の成長のアンバランスなど。
幼虫が成虫になるサナギの中で、一旦ドロドロした状態になるのと同様のことが、
子供の体のあちこちで起こっているのです。
これで、子供に対して冷静になれ、というのは酷でしょう。
お子さんによっては、それほど激しいことにならず、
淡々と親子関係を取り持つことができるかもしれませんが、
幼少期での育て方に、あまり関係ありません。
子供から大人になろうとする状態なので、思春期の状況は、子ども自身が選んでいると思っていただいていいでしょう。
もし、親子が蜜月な関係だった場合、子供のホルモンバランスが崩れているところに、
一緒になって親も崩れてしまいます。
しかし、ドライな親子関係であれば、どんなに子供が崩れても、親が単体で立ち続けているので、
いずれ、子供は、そこを足がかりに立ち直ることができるのです。
嫌いだからこそ効率化できる
これは、幼少期から言えることですが、子供とある程度距離を置いている人は、
子育ての効率化を躊躇なく考えます。
「え?それって、かわいそうじゃない?」と言われても、自分が倒れないように
ある程度の手間を、切り捨てています。
食事に手間暇かけず、とりあえず食べられるものがあれば、なんでも利用するし、
洗濯物を、芸術的に畳む必要もないし、
まして、子供部屋なんて、掃除すらしない。
それで子供が困るなら、自分でやれば。
とつけ離すことができるので、格段子育てが楽になります。
手厚い子育てより、薄く続けられる子育てへ。
このことに気づいていたのは、ある程度子供嫌いな人が多かったです。
嫌いだからこそ笑っていられる
嫌いな子供が、失敗したとします。
この時、子供嫌いな人は、内心、ホッとします。
「え?子供がかわいそうじゃない?」
大丈夫です。失敗から自分で立ち直ることを、ここで子供自身が学ぶからです。
下手に、かわいそうと手を出してしまえば、子供は1人で失敗する経験を失ってしまいます。
ここで、「あははは。いいんじゃない(適当に言い放つ)」と親があっけらかんとしていれば、
子供も、親は助けてくれないことを悟り、自分の頭で考えるようになります。
子供の「親離れ」は、ホルモンバランスの影響に身を任すので、ほっとけばいいのですが、
親にとっての「子離れ」は、理性を持って行わなければならないので、難儀になっています。
ここは、意識して、「子供嫌いになってみる」くらいで、ちょうど良いのです。
親子関係から、学べることは、日常生活に溢れる自分とその他の存在との関係です。
今現在の人間関係や、仕事に対しても、ある程度嫌いでいることが、
必要以上に執着することを防いてくれます。
ちょっと親子関係がうまくいっていないなあ、と思ったら、おそらく、他との関係もギクシャクしているかもしれません。
ここで、子供に執着せず、嫌いになってみると、いかに不必要に絡み過ぎていたことに気づくのです。
本当に嫌いになったら、早く独り立ちさせればいい。
これも、子供にとって、いち早く自分の人生の舵取りができる幸せにつながるのだから。
親子関係に悩んでいる方、安心して、子供嫌いになってみてください。
=編集後記=
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