※今でも当時のフルートが宝物です。YAMAHA YFL2115
これからの社会に起こることを受け入れるべく対策をするとき、何を選択しますか。
小手先の技や、小金で対応できるのであれば、そこまで悩むことはありませんが、残念ながら、今後はそうはいかないかもしれません。
となれば、世間に合わせて対策を講じるより、自分軸に合わせたもので突き進むのも1つのやり方ではないでしょうか。
自分軸とは、自分にしかない強みです。
自分軸がわからず、何から考えればいいのかわからない場合、てっとり早く見当をつける方法として、子供の頃何が好きだったかを思い出すことが挙げられます。
自分が子供の頃、何が好きだったか思い出せますか。
子供の頃に、お小遣いを貯めて買ったもの
私の原点は、古びたフルート一本です。
当時小学生だった私は、フルートにあこがれて学校の吹奏楽部に入部しました。
運動会や式典で、演奏するあの、金ピカの楽器を携えて皆の前で演奏する先輩たちが、かっこよすぎたのもあります。そう、フルートソロを担当する女子先輩がハイスペックすぎて、それで、フルートを吹きたいと願っていたのです。
しかし、残念ながら、顧問の先生の一言「あなたのキャラクターは、クラリネットです。」で、フルートを手にすることができなくなりました。
そこで、お小遣い貯めて、自分でフルートを買うことを決断したのです。
どうしても、ボエボエとした音色のクラリネットにリスペクトしきれなかったのもあります。
その後、自分でフルートの練習をしていたのですが、呼吸法が身につかず、吹き続けると頭の中が真っ白になって酸欠で倒れるようになったので、あきらめました。
骨格が合わなかったのもあると思います。こうして、意を決して購入したフルートは、宝物として後生大事に持つようになっていったのです。
当時の顧問の先生の先見の眼は、確かだった。という変な納得で、この話は終わるのですが、このメッキされた金属の塊が、その後の人生選択に大きな助けになるとは、子供の頃の私は、つゆとも思いませんでした。
当時、家の近くにあったヤマハで、一番ランクの低いものだった記憶があります。当時にして数万円の代物です。
人生で最初の散財。これが私の原点です。
自分の強み=本能に近いもの
稼ぐことができない子供にとって、お小遣いは社会と縦横無尽に渡り合える唯一の手段です。資本主義社会での経済行為は、人の欲求に則して行われています。
対価を支払って、欲しい物を手に入れる、という行為は、子供にとって衣食住以外で満たす尊厳を大切にすることだと思うのです。
その、お小遣いをはたいて、最初に買ったものこそ、その人の本質だとしたら、それは、その人そのものでもあると言えます。
私がフルートを買ったきっかけは、小学校の吹奏楽部でフルートを吹いていた美形の先輩でした。
このあこがれを手に入れるという行為が、私にとっての自分軸なのだと、あとから気づいたのです。
あこがれと今の自分の違いを見つけて、改善していくという繰り返しが、私にとって最も適した生き方だったと、振り返るとそういうことになります。
今では、改善する方法を編み出したり、改善するためのツールであれば迷わずに購入するようにしています。特に、コンプレックスに対しての改善パワーは、誰にも負けない気がしています。
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フルート自体が好きだったというより、フルートを手に入れて技術を習得すれば、あこがれを手に入れることができる、という思考が、私の軸であり、欲求に近いものだったのです。
迷ったら、子供の頃を思い出す
子供の頃、何にワクワクしていましたか。
男の子だったら、仮面ライダーの返信ベルト。女子ならプリキュアの変身ステッキ。
変身ツールが、やはり人気ですね。
それらの中で、大枚をはたいて自分で手に入れたものは何ですか。
そこから、本来の自分に気づくきっかけなれば、あとは、どうするべきか、自ずと答えはでてきます。
おねだりして手に入れたものは、その場の欲求を満たしていますが、自分で対価を払う行為が伴っているものこそ、永遠に灯る宝物です。
是非、大切にしていただきたいと思います。