独立してから4年が経ちました。
自分の力で働く日々には確かに自由があります。でも、その分、数字の不安とも付き合い続けてきました。
「月◯◯◯万円稼げたら、少しは安心できるのかもしれない」
そう思っていた私が、最近ふと立ち止まり、考えるようになりました。
本当にそれほど必要なのか。
それより大切にしたいものが、ちゃんとある気がするのです。
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売上目標を掲げてきた理由
独立してからの4年間は、振り返るとあっという間でした。
自分で選んだ働き方だから、納得も覚悟もしています。
けれど、現実は、月十数万円がやっとという時期が続き、もっと必要だと感じる日も多くありました。
そんな中で見えてきた「月◯◯◯万円稼げたらいいな」という目標。
それは、私にとっての贅沢ではなく、「安心」のための数字でした。
老いに備えて、手元に置いておきたいガジェットがあります。
美容と健康に投資することで、身体を労わりながら働きたい。
ごはんをちゃんと作って、きちんと食べる生活を続けたい。
どれも、特別なことではなく、静かに暮らしていくために必要なこと。
私にとって「月◯◯◯万円」というのは、自分の価値観に沿った生活を守るための、ちょうどいいラインのように思えたのです。
本当に欲しかったのは「数字」ではなかった
委託業務は、本意とは言いづらい仕事でした。
でも、ふとした瞬間に「助かりました」「ありがとうございます」と言われることがあって、心の中が少しだけやわらかくなる。
そんな経験を繰り返しているうちに、数字とは別の満足感に気づくようになりました。
また、ブログを書くことは、私にとって特別な時間です。
誰に強制されたわけでもないのに、毎日のようにパソコンに向かって言葉を綴っている。
書いているうちに、気持ちが整理されて、呼吸が深くなる感じがするんです。
その瞬間、「ああ、私はこういうことが好きなんだな」と、静かに確信します。
だから最近、こう思うようになりました。
「月◯◯◯万円」を稼ぐという目標は、
たしかに私の生活を守ってくれるけれど、その前に、心が安定しているかどうかのほうが、ずっと大事なんじゃないかと。
数字は道具です。
それに追われるのではなく、ちゃんと自分の足で歩けるように、整えておきたいものです。
私が目指したい暮らしと仕事
目標の数字よりも、自分がどんな暮らしをしたいのか。
そのイメージを少しずつ丁寧に描いていくほうが、私には合っている気がします。
地元にある、集合住宅。
そこにひとりで住みたいという思いがあります。
広さはそれほど要らないけれど、静かで、窓から季節の移ろいが感じられる場所。
そんな部屋で、パソコンを広げ、いつものように仕事を続けていく。
老いに備えて、使いやすいガジェットも揃えておきたい。
ちょっと贅沢でも、美味しいものを食べたい。
美容や健康にも気を遣いながら、長く仕事ができるように体を整えておきたい。
大きな夢ではないけれど、「これが私の暮らし」と呼べるような日々を作っていきたい。
たくさん稼ぐことよりも、長く続けていけること。
無理のない自分のリズムで、心と体がつながった働き方ができたら、それがいちばん。
そして、それが結果として、必要なお金につながってくれたらいいなと思います。
この前、夕方のスーパーで、ちょっと安くなったカットフルーツを買って帰りました。
家で静かに食べながら、「ああ、こういう何気ない時間が、私には一番のご褒美かもしれない」って思ったんです。
数字の目標も大切だけれど、こういう小さな幸せを、ちゃんと感じられる心の余白を持ち続けたい。
それが、私の「仕事と暮らしのバランス」なのかもしれません。
=編集後記=
【昨日のできごと】
引き続き、仕事部屋のお引越し。思いの外、時間がかかっています。
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