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デジタル介護という老後の問題を考える

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これからの時代は、スマートフォンに全情報、全財産を入れて歩くようになります。

インターネットバンキング、マイナポイント、モバイルSuica、各店舗のポイントアプリ……。

すでに、私は、スマートフォンを財布+カメラとして持ち歩いています。

つまり、すでに時代は、デジタル化が侵食しているということです。

これからは、営業として紙を使うことがあっても、こちらが必要な情報はすべてデジタルで済まされていきます。

そんな時代に、年を老いるということは、デジタル介護という、1番大切なものを人様に託すという恐ろしい状況の中、生きていくことになるのです。

老木に支え木。

目次

スマホ教室やAppleイベントで教えてくれないこと

スマホショップに行くと、スマホ教室というものが無料で開催されています。

どうやら、人気があるようで、満席になっているコマもあるようです。

確かに、この無料教室は、スマホを購入した人がすぐに利用できるために、ラインナップされているので、一見親切に見えますが、よくよく見ると、1番大切な基礎講座が抜けていることに気が付きます。

それは、

「アカウントとパスワードの管理の基本」です。

おそらく、各講座の冒頭で、解説されているかと思います。

でも、そもそも、アカウントという概念とパスワードというトリガーで、私達の知的財産、そしてリアルな財産を守っているということを知っている年配の方は、ほぼいらっしゃいません。

現実は、お子さんを始め、スマホショップの店員など他人にアカウントとパスワードの設定を任してしまい、自分には誰もが閲覧できる紙のメモや手帳に手書きで書いたものを見ながら使っているわけです。

銀行のキャッシュカードの暗証番号と同じノリで、管理しているわけです。

GoogleやAppleのパスワード記憶を利用しないのかな。

1Passwordという便利なアプリがあるけど、使わないのか。

はたから見て、ヒヤヒヤするわけです。

デジタルの管理は、デジタルで完結させるという、その感覚を身に着けていかないと、いつまで経っても、デジタル化に対応できないままで過ごしてしまいます。

お孫さんと会話ができますよ。趣味のお友達と写真を共有できますよ。

確かに、日常のちょっとしたやり取りに、彩りがつくというワクワクから、スマホを購入するのは、とても素敵なことです。

でも、便利なスマホを使うということは、自分で自分の財産を、デジタルで守り切る技量を身に着けていく必要があるのです。

機械に任せるもの、自分でやることをしっかり分ける

時代は、自分で作業することが、どんどんなくなっていきます。

なくなるという表現は、ちょっと違うかもしれません。

人間が手作業で、できる作業が少なくなっているという表現が正しいかもしれません。

例えば、インボイス制度です。

インボイスの番号が正しいかどうか、一つ一つチェックしていくのは、人間の目と手では限界があります。

会計ソフトに読み込んで、機械(AIなどのソフト)で判別しないかぎり、成り立たないのが、これからの経理なのです。

紙の時代から、デジタルへ移行する、今。

この波に乗り遅れると、自分ひとりで自己防衛する術を持たないまま、社会で生き続けることになるのです。

スマホでの作業を、自分ひとりでできず、絶えず誰かの手を借りる。

この現象を、私は「デジタル介護」と呼ぶことにしています。

かつては、寝たきり介護と言われ、足腰を鍛えないと生活ができなくなると言われてきました。

そのための、年配者向けのエクササイズが、午前のバラエティ番組で頻繁に取り上げられるなど、認知を広げてきました。

これからは、それプラス、デジタルで自分の財産を守る術を身につけるためのトレーニングが必要になります。

生きていくために、身体のみならず頭脳も使い続けないといけない、そんな時代。

私達は、そんな老後が待ち構えているのです。

好奇心こそアンチエイジング

では、どうやって、このデジタル時代を渡り歩けばいいのでしょうか。

私は、「好奇心」を持ち続けていれば、新しいものが導入されても、対応できると考えています。

「好奇心」は、知らなかったことを体験したり、教わったりすることで満たされるものです。

個人的なことなら、Appleの新しい製品が、どんなことができるようになるのだろうか。

組織の経理担当者なら、今度の年末調整をデジタルで進めるために、社内の整備をどう進めたらいいのか。

新しいことを受け入れて、そのために自分が変化することに億劫にならないことが、唯一の生きる術なのかもしれません。

これは、他のことにも共通して言えます。

新色のリップ、新しい処方や成分が入ったスキンケア。新しいものに飛びつくことで、自分の肌や心がアンチエイジングになっていくのです。

新しい物好きと、言われることは少々恥ずかしいことかもしれません。

でも、この新しいことに好奇心を持てる人は、これから自律して生きていけるのです。

 

これから、おじいちゃん、おばあちゃんになるには、筋トレをして、デジタルを扱えるようにしましょう。

私も、地域活動で、多くの年配の方にスマホの使い方をお伝えしています。

50代からのひとり仕事が、究極のアンチエイジングになっています。

コレを機に、ひとり仕事を始めると一挙両得になるでしょう。

=編集後記=

【昨日のできごと】

連休の間の平日。朝起きて、筋トレのルーティンをつくるべく、壁腕立て伏せとスクワットをします。
回数は、それぞれ50回。
初回にしては、回数が多いかな。
散歩だけでは物足りなくなってきたので、新しいルーティンを始めるのに、いいタイミングだと思います。

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この記事を書いた人

個人事業主・中小企業教務効率コンサルタント。Notionアンバサダー。「一緒に未来を見る伴走者」として小さな会社や個人事業主の方をフォロー|職種を超えて参加できるバックオフィス構築|オールインワンアプリ「Notion」を使った経理ノウハウなどのオンラインセミナーを開催|ほぼ毎日更新ブログ「経理戦略会議」管理人。メルマガ50代からのひとり仕事を毎日配信。

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