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自衛のための簿記知識

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お仕事をして、確定申告をするなら、ぜひとも簿記の考え方を理解しておくようにしましょう。

お金の流れを、立体パズルのようにはめ込んで見ると、今まで見えてこなかったお金の裏側がわかってきます。

すると、無理無駄なお金を支払うことで、自分の資産を失うリスクから、防御することができます。

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目次

お仕事の経理でなぜ、簿記なのか

売上と経費の差額が利益。

これは、誰もがわかる計算です。小さな子どもたちのお小遣い帳が、この「もらったお金」「使ったお金」「残ったお金」の仕組みで成り立っています。

これが、損益計算書です。

実は、地方自治体の会計も、「歳入」「歳出」です。(なぜか、繰り越すという発想がない、残りは特別会計という別財布に入れられる)

であれば、事業で得た所得は、この「売上」「経費」「所得」といった損益計算書だけで、十分なはずです。

なのに、なぜか貸借対照表が必要とされています。

実は、この「貸借対照表」。
その仕事の過去と未来が現れているのです。

つまり、今年頑張った結果が、未来にどう影響を与えるのかを、読み解くためにある帳票が、「貸借対照表」なのです。

それを合理的に集計するように作られたのが、「簿記」という仕組みです。世界最古のシステムとも言えるでしょう。

損益計算書は、お金の出入りを集計した二次元的な動きを記録していますが、

貸借対照表は、手元にあるお金の歴史と、未来のお金の予測を集計した3次元的な動きを記録しています。

ゆえに、非常にわかりにくいため、なかなか理解し難く、簿記を嫌煙する人が多くいるのも事実です。

簿記を知っていると得すること

実は、簿記を知っていて得したことがありました。

それは、家を買うときでした。

通常なら、いくら住宅ローンを借りられるか、気になるのですが、簿記を知っていると、返済額と家の評価額を同時に知ることができます。

家の維持費、水道光熱費は、すぐにわかります。
しかし、実は見えない経費があります。それが、減価償却費です。

実は、背伸びをして、家計費に減価償却費を足すと、絶対的に赤字になるケースがあります。

家の買値が高いと、減価償却費も増えるので、経費が膨らむということです。

今の収入がせめてトントンになるように、目安を決めておくと、どの値段の家を買えばいいのか、検討をつけることができます。

また、借入金を返済するのに、何年かかるか気になります。

その未来の支払を把握するのが、貸借対照表です。

返済金額だけで、決定しがちな家の購入です。
そこで、減価償却費で家の価値が下がっていくことや、債務超過で、会社だったらヤバい状況になっていることを知ると、冷静に判断できるようになります。

これだけでも、簿記を知っておく利点があるということです。

 

また、家計から支払う保険料や、積立NISAなど、いくらにすればいいか。
これも、簿記の知識で、貸借対照表のバランスを確認することで、すぐにわかります。

簿記は、家計でも役に立つので、ぜひ、活用してみていただきたいです。

通帳残高の内訳を知っておこう

通帳残高が、そこそこあるので、大丈夫だと思ったら、翌月にはすっからかんになっていたなんて、絶対に回避したいものです。

ここで、簿記の知識があれば、手元にあるお金が、自由に使えるのか、または、他人に支払うことが決まっているお金なのか、知ることができます。

収入から経費を引いた利益が蓄積されて残っているのか。

はたまた、支払いを控えており、たまたま通帳に残っていたお金なのか。

線引をひいておきましょう。

もし、支払いが多いのであれば、収入を増やす努力が必要だと判断できます。

 

ぜひ、家計にも簿記の考え方を知っておくようにしましょう。

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=編集後記=

【昨日のできごと】

自宅で、オンライン業務をしながら、その合間はオフ。
じっくりと休みました。

かずこのお気に入り
日常の中で見つけたお気に入りを、NotionページにUPしています。
今、 町中華のかた焼きそばにハマっています。

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この記事を書いた人

個人事業主・中小企業教務効率コンサルタント。Notionアンバサダー。「一緒に未来を見る伴走者」として小さな会社や個人事業主の方をフォロー|職種を超えて参加できるバックオフィス構築|オールインワンアプリ「Notion」を使った経理ノウハウなどのオンラインセミナーを開催|ほぼ毎日更新ブログ「経理戦略会議」管理人。メルマガ50代からのひとり仕事を毎日配信。

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