「若い頃は、馬車馬のように走らされたもんよ。」
そう聞こえてきそうな、引退馬。
確かに、数々の戦歴を残した馬たちは、激務に耐えて、後継馬を産み、やっと余生を送っています。
そして、彼らが残した子孫達が競馬界を支えています。
さて、そんな私は、次世代に何を残せるのか、考えてみました。
人育て
まずは、人育てです。
これは、人によって考え方がマチマチなので、「これです!」と断言できるものではありません。
しかし、私が次世代に伝えたいことは、
「無理してもいいし、楽してもいい。けど、所作はしっかり伝えてほしい」
です。
人育ては、ついつい他人をコントロールすることに躍起になってしまいます。
しかし、人は生まれ落ちた時から、勝手に育ってきているのです。
つまり、他人がコントロールできることは、ほとんどありません。
自分の思い描いたように、バッチリ育てたいと強く思えば思うほど、うまくいきません。
であれば、勝手に自由に「自分で決断して、結果を受け取る」ことを、繰り返しできる環境を作るだけでいいのです。
しかし、たった一つだけ、親や上司がしっかり教えることがあります。
それは、「所作」です。
例えば、子供の場合、
・電車に乗った時
・食事の時
・スーパーでの立ち振舞
・玄関で靴を脱ぐ。
この4つだけ、所作を教えておけば、子供が世間で冷たい目で見られることなく、社会の中で生活することができます。
また、親から言われる言葉は、コミュニケーションの練習にもなります。
部下を育てるときも、ビジネスマナー、人に意地悪しない、困ったときは相談できるようにする、などが該当します。
しかし、そうは問屋が卸さないのが、人育てです。
例えば、我が子ですが、
電車にのれば、車窓を見たいと騒ぐ。スーパー行けば、果物の桃に指で突いてたりする。
食事の際は、嫌いなものを投げる。玄関の靴は、いつも片方が行方不明……。
まさに、社会に迷惑をかけて、生きてきました。
ここで、「しょうがないわねぇ」と、苦笑いして誤魔化さず、淡々と「こうだよ」と伝え繰り返すことで、大人との会話の機会を増やすようにしてきました。
つまり、若い世代が「うるさい」存在ではなく、「頑張ってるねぇ」と温かい目で、社会の中で育まれるように、なってほしいと願っているのです。
子育てと仕事の両立
私は、仕事を辞めないで本当に良かったと思っています。
ただ、これを、すべての方に強要するつもりは一切ございません。
ここでも、次世代に伝えたいことは、波に乗れても、乗れなくても、社会からの軋轢を、真に受けずに続けてほしい、ということです。
実は、私がひとり仕事として、少しは頑張れているのは、このときの子育てと仕事の両立があったからです。
絶対的に足りない時間で、仕事や家事の効率を考え抜く。または、やらないことを決める。
職場の冷たい目で見られながら、定時で帰ることを、耐え抜いたことで、自分軸を振らせないこと。
これらはすべて、今のひとり仕事に役立っています。
確かに、仕事と子育ての両立は、本当に大変です。
しかし、それを乗り越えた先は、仕事効率を考えることができるようになるのです。
ただし、もし、身体などを壊すような状況に陥ってしまったら、そこは、堂々と助けを求めてほしいです。
私が唯一後悔していることが、「頑張りすぎた」ことです。
自分のできること、できないことを無視してしまえば、結果は仕事ができなくなってしまいます。
そうならないよう、自分をメンテナンスすることも堂々としてほしいです。
たまには自分を褒めてあげよう 自分で自分の機嫌をとる秘訣
次世代に伝えたいこと
組織の中で働こうが、ひとり仕事として頑張っていようが、自然体であることが一番だということです。
そして、自分が正しいと思うことは、だいたい正しいので、若いエネルギーをドンドン投入してほしいです。
結局、ひとり仕事でも、この「自分を信じ切る力」「社会の需要を見抜く力」が必須です。
年寄りの言うことに気にせず、「正しい」「必要とされている」と思ったことは、ドンドン行動に移して頂きたいものです。
=編集後記=
【昨日のできごと】
地元の沼周辺の清掃ボランティアへ。
外来植物の駆除です。
かずこのお気に入り
日常の中で見つけたお気に入りを、NotionページにUPしています。
今、 町中華のかた焼きそばにハマっています。
50代からのひとり仕事を楽しむ
ひとり仕事の格言、ブログ・You Tube更新を配信。
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