組織での経理で、
無断にできることと、できないことを集めてみました。
勝手にやってはいけないこと
経理の仕事で、勝手にやってはいけないことがあります。
それは、職務で定められたこと以外のものです。
・決済金額に応じた支払い
・契約関係
・人件費関係
以下のことは、権限によっては行える場合があります。
・取引業者の選定
・資金調達など
つまり、きちんと内部統制をとる必要があります。
いくら、「社長がいいって、言ったから」と、経理が勝手にやってはいけないのです。
内部統制、職務による権限など、ルールで定められているものは、厳守しなければなりません。
もちろん、社内のルールだけでなく、法律に定められているものも、当然に守るものです。
経理の独断でできること
逆に、経理が独断でできることを考えてみます。
それは、経理から提案するものです。
・業務フローの改善
・毎月の会計資料の改定
・会計ソフトなどのシステムの選定
・月次の数値から読み取れる改善策の提言
など
つまり、経理が知り得る情報を使って、組織全体の生産性や効率化が改善できるものを、発信していくのです。
現場は、日々動くことに注視しています。
しかし、結果がどのようになっているか、意外とわかりにくいのです。
その点、経理は現場から離れていることで、客観的に現状を把握しています。
現場とバックオフィスの情報共有が、組織の生命線と言っても過言ではないのです。
型の仕事、創造の仕事のバランスを
このように、経理の仕事は、ガチガチに守るものと、臨機応変に対応するものの2種類の仕事があります。
しかし、本来、頑なに守らなければならないのに、現場に懇願されたことで、手綱を緩めてしまう傾向があるのです。
現場にとっては、それは「融通の聞く経理」として、諸手を挙げて受け入れるかもしれません。
しかし、世間には、法律という大きなルールがあります。
このルールによって、国全体が、公平に義務を引き受けているのです。
「え、あの偉い人はズルしている……」
確かに、ズルしている人がいるのは、確かです。
しかし、程度の差はあれど、不公平に楽している者に対して、行政は罰則を与えているのです。
経理は、組織にとって、最後の砦です。
自分たちにとっても、また、国に対しても、両者の砦とも言えるでしょう。
故に、組織に対して厳しい態度で、立ち向かうことが求められているはずなのです。
もう一度、経理の仕事とは何かを、立ち止まって考えるようにしましょう。
しっかり、倫理を守ることと、自由に情報を共有することの両者を、正しく分けてみましょう。
=編集後記=
【昨日のできごと】
自宅での仕事。ChatworkとNotionのWebhookの研究など
かずこのお気に入り
日常の中で見つけたお気に入りを、NotionページにUPしています。
今、 町中華のかた焼きそばにハマっています。
50代からのひとり仕事を楽しむ
ひとり仕事の格言、ブログ・You Tube更新を配信。
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