目標に向かって進むには、意志の強さは必要ありません。
実は、ちょっとした気遣いの積み重ねなのです。
自然環境の中で競うスポーツのおもしろさ
目標に向かって進む競技には、いろんなスポーツがあります。
ゴールを目指して速さを競うもの。
ホールにボールを入れるために、難しいコースを攻略するもの。
前半は、陸上競技や競泳といったスポーツが該当します。
後半は、ゴルフです。
同じゴールを目指して進む競技ですが、実は、この2つは似て非なるものなのです。
陸上競技と競泳は、整ったコースで進みます。
なので、自分の力だけで勝敗が決まるのです。
しかし、ゴルフのような自然の中で競技するものは、環境に適応できた方が勝ちます。
風、グランドの芝、傾斜、温度など。
自分ではコントロールできない条件の中、いかに効率よくボールを飛ばすのか。
ただ、自分の力任せだけでは勝てない競技は、自分の感性を磨くことも強くなるトレーニングになるのです。
かつては、競泳をやっていた私が、この自然の中で戦うスポーツに興味が持ったのは、「自分の技量と力」✕「自然現象」の相乗効果でした。
ただ自分だけが頑張るのではなく、そこにある自然を使って勝つことに、面白みを感じたのです。
ヨットセーリングと日本泳法
私は今、ヨットセーリングを真剣にやっています。
厳しい自然の中でも、艇をコントロールするのに、力だけではだめだと痛感しております。
ヨットセーリングは、風を使って進むのですが、向かい風のその先にある目標にいくために、ヨットにしかできない技術的操船法があります。
それが、地域によって攻略することが微妙にズレているため、その土地のクセというものを研究するようになります。
今、私が練習しているところは、沼で周囲に小高い丘が連なっている地域です。
そのため、風向がよく変わり、顔の中で一番敏感な耳タブの後ろの皮膚で、察知して操船方法を決めていくようになります。
実は、このように自然環境に沿って泳ぎ方が変わる日本泳法という競技も、練習していた経験があります。
ご多分に漏れず、日本泳法は全国に数多くの流派が存在し、
そのうちの13流派が、公式に認められています。
なぜ、これだけ流派があるのかというと、この発祥地の土地の特性に合わせた泳ぎが伝えられているのです。
ちなみに、私は水府流太田派を修練しておりました。
日本泳法は、型として代々伝えられていますが、その泳ぎをする川のクセにあった泳ぎ方を昔の人が攻略した泳ぎでもあるのです。
このように、自然と対話をするスポーツでは、自分が中心ではなく、自然からヒントをたくさん得て、自分の動きを決めていきます。
つまり、自然から求められた動きを、いかに自分が受け入れていくのかが、上達の近道なのです。
自然の声を聴いていると、気遣いができるようになる
自分の力だけで前に進む競技は、人工的な環境下で行われます。
そのため、快適な環境で競技に専念することができます。
しかし、自然の中で行うスポーツは、とにかく自然からの声を必死に聴くところから競技が始まります。
実は、この「自然の声を聴く」スタイルが、人間関係の気配りに似ていることに気がついたのです。
ヨットセーリングは、始める前に気温、天気や風を読みます。
日本泳法も、泳ぐまえに川の状態を観察します。
戦略を練るのはもちろん、競技できる環境に感謝をするのです。
これは、日常生活でも、今いる場所や人間関係に感謝する気持ちも出てくるようになります。
そして、人が求めている声を聴く姿勢も養われてきたように思うのです。
以前の私なら、自分に合わないと思った環境なら、さっさと見切りをつけるようにしていました。
でも、今は、風に合わせてセーリングするような気持ちで、人の声に惑わされないようになっていったのです。
目標に向かって進むには、自分の力だけ過信するのではなく、今いる環境に合わせて、しなやかに対応することも覚えました。
そういう意味で、ひとりビジネスでは、自分に合ったスポーツをすることで、仕事への姿勢もよくなっていくのかもしれませんね。
=編集後記=
【昨日のできごと】
自宅で、オンライン業務をしながら、その合間はオフ。
じっくりと休みました。
かずこのお気に入り
日常の中で見つけたお気に入りを、NotionページにUPしています。
今、 町中華のかた焼きそばにハマっています。
50代からのひとり仕事を楽しむ
ひとり仕事の格言、ブログ・You Tube更新を配信。
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