いいリーダーシップを発揮するために、いいメンバーシップを体験することです。
リーダーシップとは、人が集まったときに、どの方向に向いたらいいのか、指し示す事を言います。
コミュニティー運営をするとき、会社経営するとき、一番求められるスキルです。
リーダーシップに必要なメンバーシップ
実は、リーダーシップには、決まったやり方がありません。
いかに求められているのかを、感知するところから始まります。
求めているのは、いっしょのグループにいる仲間だけではありません。
グループの外にいる人達からも、求められているのです。
例えば、
取引をしたい。商品を仕入れてほしい。お金を借りてほしい、返してほしい。
最後に、税金を収めてね(あまり、嬉しくない?)。
このように、商売をする上で関わる人は、グループの中にも外にもいるのです。
もちろん、グループの中にいる人から求められることに、対応していきます。
これが、管理する人の仕事であり、リーダーシップの一部とされているのです。
いいメンバーシップを養う方法
100年以上続く組織の場合、このリーダーシップにメソッドが伝えられていることがあります。
私が、子供の頃から参加していた社会教育系財団法人は、明治時代に設立され、今に至るまで脈々と文化を伝えてきています。
今は違いますが、私が小学生の頃、その団体が掲げていたスローガンを今でも覚えています。
「明日のリーダーは、今日つくられる」
つまり、未来リーダーシップを持って働ける人は、メンバー時代をしっかりと体験してきているということなのです。
これは、自分でも納得しています。
メンバー時代にいい体験をしているとき、次のようなことがあります。
- 良いリーダーと、そうではないリーダーの働きぶりをみてきている。
- メンバー同士の交流を、しっかりと体験してきている。
- 特にメンバー内の上下関係や、横のつながりをしっている。
- 自分の働きが、必ず誰かに見てもらっている。
- 自分の良し悪しを理解してくれているという安心感。
- 適材適所で自分の能力を発揮する体験。
ほかにもあります。
これらを見ると、おそらく学校の部活を連想される方もいらっしゃるかと。
もちろん、学校部活でも、このいいメンバーシップを体験する場になりうるでしょう。
このように、まだ責任もなく、自分自身を上手く活かしきれない時期に、しっかりとメンバー体験をしておくことは、これからの人生で、大きな宝になっていくのです。
リーダーシップにテンプレートはなし
組織の代表として、様々な場で悩むリーダーはたくさんいらっしゃいます。
経営で実績を残してきた先人たちを、書籍やセミナーを通して勉強する人も多くいます。
確かに、参考になります。
でも、その著名な人たちのリーダーシップは、実は、その人の子供時代で得たメンバーシップが元になっているのです。
私も、様々な勉強をしていったのですが、結局のところ、子供の頃に体験したメンバーシップが、今の自分を支えています。
成功したリーダーシップのテンプレートを真似しても、同じ効果は生まれないと思ったほうがいいでしょう。
その人だったからこそ、皆が求めるリーダーシップを発揮できたのです。
ということで、自分が発揮するリーダーシップは、自分自身のメンバーシップが元になっていることがわかりました。
人の気持ちを汲むことが得意な人が、トップダウン的なリーダーシップは無理があります。
そして、先頭切って茨の道を進むタイプだった人が、全体をおおらかに見守るタイプのリーダーシップは似合わないでしょう。
そして、次なるリーダーを育てるときは、候補になる人にしっかりとメンバーシップを発揮できる時を用意しておくことが大切です。
今は、会社以外でも、様々なコミュニティーを作る人が増えてきました。
ボランティア活動や、子供のPTAなど。
仕事以外でも、人の集まりの中に入ることがあります。
リーダーは、メンバーにしっかりとメンバーシップを体験できるよう環境を整えていきましょう。
それこそが、その集まりの未来が続く、唯一の方法です。
=編集後記=
【昨日のできごと】
自宅で、オンライン業務をしながら、その合間はオフ。
じっくりと休みました。
かずこのお気に入り
日常の中で見つけたお気に入りを、NotionページにUPしています。
今、 町中華のかた焼きそばにハマっています。
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ひとり仕事の格言、ブログ・You Tube更新を配信。
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