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推し活の締めくくりでわかったこと 推し活と仕事について

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推し活は、永遠に続くとはかぎりません。

いつか、お別れの時がくるのです。

この有限であるときめきこそ、自分では思いもしない副産物を得ることができるようです。

推しの卒業公演、千秋楽ライブ・ビューイング。最高の席が当たりました。

目次

宝塚歌劇のさよなら公演は、いつも人生の節目でした

実は、幼少期から宝塚歌劇に慣れ親しんでいました。

親の影響で、観劇していたのをきっかけに、その後50年以上、宝塚歌劇を観ています。

とはいえ、ずっと観続けていたわけではありません。

途中、何世代か、全く観ていない時期があります。

でも、それでも時々復帰するように宝塚を観続けています。

ちょっと振り返って見ると、観劇にハマっている時期は、自分にとって人生の分岐点だったことに気が付きました。

人生初の宝塚。ベルサイユのばら初演でオスカルにハマる。
→未就学児の時期。初めて人前で言葉を発することができた。

しばらく月組のファンに。
→小学校低学年。関西から東京へ引っ越し。勉強の進度についていけず、毎日泣いてばかりの日々。

小学校高学年から、結婚出産子育てしつつの社会人時代。
→宝塚から離れていたので、この世代はよく知らない。

娘が生まれてから、久々の観劇。
→親族に不幸があった。

宙組の銀河英雄伝説で、またどっぷりと観劇スタイルに戻る。
→仕事+家事育児+税理士試験で、体調を崩した時期。

こうして振り返ってみると、観たり離れていたりの繰り返しだったことが、わかりました。

そして、揺り戻されるきっかけが、自分にとって苦しい時にふっと観劇していいます。

 

今回は、コロナ禍ということもあり、劇場に通うことはありませんでした。

ときどき、映画館で行われるライブビューイングに行って、スクリーン越しにライトに楽しんでおりました。

この時期は、自分自身が大きな決断をして、ひとり仕事を始めた時期と重なります。

 

こうして、慣れ親しんだ推しが、さよならするのは、感慨深いものがあります。

そして、観劇していた時の自分を振り返って、一旦区切りをつけることができるのです。

長年、宝塚歌劇を見てきて、自分のライフサイクル(辛かった方)と、ほぼ一致しており、推しの卒業とともに、自分の生活にも、一つの区切りをつけてきたことに気が付いたのです。

心の断捨離効果

辛い体験は、極力しないようにしたいものです。

そこから得られるものは、ただただ、その後のブログネタになるだけです。

逆に、得ておきたい体験は、成功しているという実感が伴ったものです。

理由は簡単。

辛い体験から、通常運転に戻すには、ものすごく時間とエネルギーがかかるため、人生において超非効率な時期が続いてしまうからです。

成功体験を実感している時は、何事も効率よくやれることをこなしていけます。そして、方向性もほぼ、間違うこともありません。

できれば、辛いことは、とっとと捨て去って、次に進んでいきたいもの。

この時期に、推しのさよなら公演を観劇することで、

「よし。もう、あの時代は終わった!」

と気持ちが切り替わっているわけです。

 

歌劇での千秋楽では、この公演で卒業する生徒さん(歌劇の団員のことを指す)が、正装の袴を着て、舞台の大階段を降りて最後の挨拶をします。

おそらく、辛い体験も重ねてきたであろう生徒さんたちが口にする言葉は、至って超前向きです。

感謝・大きな愛・成長できた

この言葉とともに、自分自身の辛くて苦い体験も不思議と浄化されていきます。

そして、観終わったあと、心の底からスッキリするのですが、これは応援し尽くした達成感だと思っておりました。

でも、実は、自分自身が抱えていた負の感情を、スパッと捨てていたことに気づいたのです。

推しのサヨナラは、究極の心のデドックスでした。

また、次なるデドックスのために、辛いときにはまた、宝塚を観ればいいんだと、心の支えにもなります。

となれば、これから起こりうる大変なことでも、また乗り越えて行ける自信が生まれます。

これが、推し活の効果なのかもしれませんね。

事業体としての宝塚が大いに参考になるところ

仕事を産み出す働き方をする「ひとり仕事」人として、この宝塚歌劇の事業の継続性に、大いに参考になるところがあります。

この歌劇団は、関西の鉄道会社が運営しています。

路線を活性化するために、住宅街、娯楽施設を作った「阪急電鉄」です。

しがない温泉街を、宝塚歌劇の街として発展させ、世界に類を見ない「女性だけの歌劇団」を築き上げました。

日本の近代史とともに、発展してきた一つの事業体として、参考になることはたくさんあるはずです。

おそらく、成功要因として挙げられるのは「仕組み化」でしょう。

一流の芸に育てて、それを維持している仕組みとして、宝塚音楽学校での養成と、入団時は阪急電鉄の社員として福利厚生がしっかりしているなど、驚くことがたくさんあります。

たった一人の推しから始まった宝塚歌劇の観劇。

これが、人生50年かけて続けてきたのも、この仕組み化のおかげです。

仕組み化は、ひとつの文化を築き上げます。

今回の、さよなら公演で、いろんなことに気づくことができたのも、

有限の推し活を、永遠に続けられるという大いなる安心感から生まれたのかもしれません。

仕組み化は、ただシステムを入れるだけではありません。

回し続けるため、途中に細かい判断を必要としないようにするために行います。

正しく仕組み化できれば、ゆくゆくは一つの文化に育っていきます。

そして、この考え方は、ひとり仕事にも取り入れることができます。

自分で自分の文化を作り出すことで、付加価値をつけていく。

これが、これからの仕事・商品の作り方になっていくでしょう。

 

たった一人の推し活から始まった「好き」を形にしていくことが、ひとり仕事の大いなるヒントに繋がるとは思いもせず。

やはり、推し活は心から喜んでやっちゃいましょう。

=編集後記=

【昨日のできごと】

自宅で仕事。バッハのバイオリン無伴奏全曲をかけ続けてみました。

かずこのお気に入り
日常の中で見つけたお気に入りを、NotionページにUPしています。
今、 町中華のかた焼きそばにハマっています。

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この記事を書いた人

個人事業主・中小企業教務効率コンサルタント。Notionアンバサダー。「一緒に未来を見る伴走者」として小さな会社や個人事業主の方をフォロー|職種を超えて参加できるバックオフィス構築|オールインワンアプリ「Notion」を使った経理ノウハウなどのオンラインセミナーを開催|ほぼ毎日更新ブログ「経理戦略会議」管理人。メルマガ50代からのひとり仕事を毎日配信。

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