苦手なことがあるからこそ、誰よりも強くなれる。
得意なことがあるから、強いのではなく、そこはあえて、「苦手」です。
ひとり仕事をしていると、どうしても自分の苦手なことと向かい合うことがあります。
そのようなとき、どうしたら、顔を上げて続けていけるようになれるのでしょうか。
苦手は弱みと思ってしまうわけ
苦手なことがあると、ミスをする確率が格段に上がります。
組織で働いていたら、誰かがフォローしてくれます。
ときには、思いっきり怒られることも。
大抵の場合、ここでいろんな問題が引き起こります。
まず、誰かがフォローしてくれた場合。
その人に、仕事の負荷がかかってしまいます。
また、誰かに怒られる場合。
これもまた、叱る人のストレス値を上げていきます。
このように、一人のミスがあることで、周囲の人のストレス値を上げてしまうのです。
一旦上がったストレスは、なかなか簡単に解消されることはありません。
ここに、労働上の不採算なものが生まれてしまうのです。
組織で働くなら、ここで、いかにこの不採算なものを、未然に防ぐかと考えますが、このブログの読者の方は、ひとり仕事をされているか、またはこれからひとり仕事をやろうと思っている方々です。
フリーランスや、ひとり社長のようなひとり仕事の場合、この苦手とどう向かい合うのか、しっかりと覚悟を決めていないと、ついつい、自分を責めてしまうのです。
社会人になる前の学校や、家庭での親から言われるものも、すべて、
「苦手なことは、努力して無くしましょう」という教育が主流になっています。
「得意なことを伸ばす」と言われていますが、まだまだ、苦手を無くすことが、子供にとって幸せなんだと、信じている大人はいます。
このような環境で、伸び伸びと自分の得意なことで、成長していけるのは、よほどの強運の持ち主と言えるでしょう。
基本、人は、苦手を無くすべきだと、思い込んでいるのです。
これは、どうにかしないと、ひとり仕事を続けることが難しくなってしまいます。
苦手は自分らしさが一番表れているもの
例えば、私の場合、苦手なことから自分の強みを見つけることがありました。
- 人が作った紙Excelに数字を入力するのが苦手
- 数字の行をよく間違える。
- 早起き
- 食器洗い
- 一度にたくさんのことをこなせない。
- 学校の保護者会
- スーツ
- 徹夜
- 現状維持
- 物を捨てられない人
実は、苦手リストを作っています。
そこから、ほんの一部をリストアップしてみました。
まだまだ、たくさんあるのです。
この苦手なことを見てみると、家事ができず、経理ができない、とんでもない偏った人間に見えます。
でも、これでも一応、家事は生きていける程度のことはこなしてきたし、経理の仕事もしてきました。
紙Excelの根元と言える、申告書を相手に作成する仕事もやってきたのです。
なぜ、苦手なことを仕事にすることができて、それを継続できたのか、振り返ってみます。
- 紙Excelに意味はないと割り切って、なるべく自動で入力できる工夫をした。
- ここは資金を投入して、いい眼鏡を作って対応。
- 遅起きにする(唯一、組織で働いていたときは、弱点のまま)
- 自動食洗機を導入。または、絶対に洗わない宣言をする。
- 一度に少しのことをこなすことにした。
- 学校の保護者会で、友達を作ろうと思わない。
- ナチュラルな服装のキャラクターを強めた。
- 徹夜になったら、朝寝ることにした。
- 現状維持は、人にやってもらう。
- 物を捨てられない人の目の前で、どんどん捨てる。
このように、苦手を克服しようと思わないようにして、思いっきり苦手に振り切ることにしたのです。
そうしたら、なんと、苦手が強みに変わっていきました。
この域に達するには、それなりの時間は要しました。
つまり、50歳になったからこそ、苦手を振り切ったやり方がしっくりくるようになったわけです。
組織の中で働いていたときからやっていたこと。
ひとり仕事になってから、取り組んだもの。
時期はさまざまです。
苦手を克服せず、思いっきり振り切ること。
これが、ひとり仕事、ひとり社長、フリーランスの特権と言えるのではないでしょうか。
苦手からひとり仕事のメニューを作る
ひとり仕事の場合、自分で仕事を得る必要があります。
普通のありきたりのメニューだと、大手で資金が潤沢にある企業に、価格で負けます。
また、組織だと、それほど強い個性のメニューを作るのが難しいのです。失敗することができないから。
しかし、ひとり仕事なら、自分で食べて行けるだけの稼ぎがあればいいわけです。
であれば、思いっきり、自分らしさを強く打ち出した商品を作ればいいのです。
「でも、それだと、誰にも買っていただけないのでは」
ここで、冷静に考えてみましょう。
自分が困ったことは、必ず他の誰かも困っていることです。
世界中で、自分しか必要ないものなんて、そうそうありません。誰かしら、同じ思いをしているのです。
であれば、思いっきりニッチなメニューや商品を打ち出しても、求めている人に届けられたら、買って頂ける可能性が格段にあがります。
問題は、必要としている人に知っていただけるかどうかです。
でも、これは、別の「営業」の問題なので、自分自身ことと切り離して考えた方がいいのです。
「苦手なことが多すぎて、自分なんて……」
そう思わず、
「苦手なことが多いから、他のだれよりも個性の強い商品をつくれるぞ!」
と、ワクワクしていただければ。
=編集後記=
【昨日のできごと】
自宅で、オンライン業務をしながら、その合間はオフ。
じっくりと休みました。
かずこのお気に入り
日常の中で見つけたお気に入りを、NotionページにUPしています。
今、 町中華のかた焼きそばにハマっています。
50代からのひとり仕事を楽しむ
ひとり仕事の格言、ブログ・You Tube更新を配信。
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