タスクの持ち越しをなくす方法　内タスクと外タスク

「今年こそは、タスク管理術を身につけて、かっこいい人になりたい！」

そう思って始めたタスク管理術が、いつの間にか形骸化してしまう。

これは、よくあることです。

タスク管理がうまく行かなくて、自分を責めてしまうのは、やめてみませんか。

理由は簡単。気力、モチベーションがないと成せない管理術は、今持っているタスクのタイプに合わないからです。

今、自分が抱えているタスクがどのようなタイプなのか、確認してみましょう。

タスクには様々なタイプがある

タスクとは、課された仕事のことを指します。

つまり、やらなくてはならない、これから行うものです。

予測可能なことなので、過去から未来にかけて、いつ、どこで、どうやって行うか、
予め予定しておくのが「タスク管理」です。

この「課された仕事」タスクには、様々な要因で生まれてきていることを、知っておきましょう。

• 仕事で命令されて行うもの
• 一緒に仕事をする人と決めたもの
• 自らやってみたいと、心から湧いて出てきたもの
• やりたくないのに、環境にいるため義務で行うもの
• 子どもや家族によって、しょうがなく行うもの
• 別にやる必要はないけど、やっておいた方がよさそうなもの

などなど。

このように、様々な事情でタスクは、生まれてきたことを知っておくだけで、
タスクをこなすやり方も、千差万別であることがご理解頂けるはずです。

タイプごとの傾向と対策

では、さっそく、種類別に、傾向と対策を考えてみます。

タスクには、大きく分けて2種類＋1つになります。

他人や環境によって、引き起こされたタスク

完全に自分の中から生み出されたタスク

そして、両者の共通理解から生まれたタスクです。

周りの環境に引っ張られて、内なるタスクができなかったり、逆に、自分に没頭してしまって、周囲との約束が守れなかったり、

この互いのバランスが上手くとれていないと、タスクはどんどん溜まっていきます。

まずは、内なる発露で生まれたタスクを最優先する

意外と思われるかと。

実は、タスクが消化できず、溜まってしまうのは、ほとんど、この自分だけのタスクになります。

どんなに、人のために仕事をしても、自分の大切な未来を作るためのタスクができなければ、結局は人のためにならないのです。

気力、体力、知識、技能、すべて満たされた状態で、人のための仕事を行えば、結果はより良いものになります。

自分の大切なタスクを優先することで、人のためになるので、積極的に、自分の大切やタスクを先に予定しておきましょう。

外的要因のタスクは、なるべく自分のタスクとリンクさせよう

一番理想的なタスクは、自分の思いと周囲の思いが重なって、Win-Win関係のタスクに生まれ変わったものです。

一緒に遊びに行く、楽しい仕事をともに行う、こうした予定は、自分のためのタスクが、人と絡んで、強制力も高まっていくので、実行率がほぼ、100％になります。

こうすれば、ワクワクも相まってタスク消化が楽しみになるので、モチベーションも高まっていきます。

 

もし、やりたくないけど、仕事上やらなければならないタスクがあるなら、ぜひ、自分のためだけのタスクとリンクさせて、少しでも楽しめるようにしたいもの。

ワクワクするタスクが多ければ多いほど、遂行率も上がり、持ち越しや諦めのタスクがより、少なくなっていきます。

できたら、消極的な気持ちになるようなタスクが生まれにくい環境に、いられるようにしたいものですね。

もし、それが叶わないのであれば、環境を変えることも視野にいれていくこともやっていいと思うのです。

ニセ内なる発露によるタスクに気をつけよう

最後にひとつ、タスクが貯まる原因に、この「ニセ内なる発露に寄るタスク」の存在があるということです。

これは、何かというと、頭で自分の理想を思い描き、そこから実現させるタスクを作り出してしまうものです。

世間体、見栄、自分の適性や能力を間違えて認識してしまうなど、自分に嘘をついてしまうことも理解しておきましょう。

このようなタスクは、先送りにしやすいので、溜まっていくタスクの中に、必ずあったりします。

もし、このようなことがあれば、現状を正しく把握できていないことを知っておきましょう。

また、環境によるニセタスクも発生することもあります。

本当は、大丈夫じゃないのに、平気だと認識してしまい、大切なタスクができない状態になることです。

 

こんなことが起きないように、絶えず正しい判断を下せるようにしましょう。

自分に正直になるために、毎週月曜日に溜まったタスクを思い切って捨ててしまうと、諦めがつきます。

もし、本当に自分の心から生まれたタスクであれば、また、生まれてくるはずです。

捨て去ってしまって、そのまま闇に消えてしまったのであれば、それは、本来求めていなかったタスクだということになります。

 

来年からのタスク管理は、もう心に決めていらっしゃいますか。

本来の自分、ありのままの自分をまず受け入れることから、始めましょう。