Notionの家庭内導入に抵抗する子供に理由を聞いてみた

※新学期。気分新たに。By iPhone 12 mini

 

カレンダーに書けばいいじゃん

 

高校生になった娘は、新たな生活リズムが始まりました。

土曜日授業が始まるなど、バリエーションが多岐に渡ってきたので、

「そろそろ、家庭内Notionを本格稼働しよう」と声をかけました。

 

気づいたら、「今日は学校休み」

休みだと思ったら「今日は土曜日授業」

娘の予定に翻弄させられるので、家の予定も定まりません。

 

以前、受験期に夫婦で、タスクを分けるために利用していたNotionに、

娘のアカウントを作成してシェアをしようとしたのですが、

家庭内Notion→家内安全Notion術　Before After

丁重に断られたのです。

 

理由は、「だって、カレンダーに書けばいい」でした。

ん？そう言いながら、ほとんど書いていなかったよね。

 

うーん、ペーパーレス化、効率化、DX化を第一にしている私に対して、

喧嘩を売るような回答。

育て方を間違えてしまったのかと、落胆です。

 

 

インストールから使い方まで身に付くまでの時間が勿体無い

 

そのほかに、理由を教えてくれました。

 

インストールからアカウント設定までかったるい。

最近の高校生は、ほぼ学校でタブレットを使用するようです。

学校で配られたり、自分で購入したり色々ですが、教科書として使用する教材も、電子化されたものもあり、時代は移り変わっています。

その中で、学校でGoogleclassroomをインストールさせられるなど、自分達の意思に反して、

あれこれ、登録させられているのが、かったるいのでしょう。

気持ちもわからない訳ではありません。

 

家まで束縛されるのは、嫌なのは自分に似て、少し同情するほどです。

 

使用ルールの理解にかかる時間で他のことをしたい。

あと、自分の時間は、自分でコントロールしたい気持ちがあるそうです。

本人の中で、スッとカレンダーに書けば3秒で済むのに、

新しいことを覚えるのに時間がかかるのが納得いかないのは、確かに理解できます。

 

ここも、反論のしがいがありますが、グッと堪えて彼女の話を聞きます。

 

みんなNotionがいいと言うのは、まるで流行り物に染まる感じがする

流石に、ここまで口に出さなかった彼女は、賢い対応ですが、

言葉と態度の節々に、「何に崇拝しているの？」と、非言語コミュニケーションで伝わってきました。

確かに、「これいいよ。ぜひ使いなよ。」としつこく言われれば言われるほど、

「なんか怪しい」と、拒絶されるのは、正しい反応とも言えます。

 

やっぱり本人が必要と思うことが大切

 

ここまでくると、Notionだから、Google classroomだからといったツールの問題ではなく、

本人が必要と思わなければ、導入は無理ということになります。

 

小さい頃から、タブレットを使わせて、アプリを駆使し、ネイティブデジタル世代の筆頭として、

育てていたら、拒絶はしなかったかもしれません。

 

企業などの組織の場合、「会社が決めたルールで、会社の決めたツールで業務をする」と

トップダウンで決めることができます。

 

しかし、家庭は違います。

家族全員が、必要と思わなければ、新しいツールは受け入れてくれません。

 

キーワードは「必要と思う」ことです。

連絡しなければいけないと思うから、「LINE」をインストールして、アカウントを作っているのですから。

「Notion」も同様に、必要に迫られたら、堪忍してインストールしてくれるでしょう。

 

ということで、Notionを入れなかったら、子供が困ることを考えてみました。

 

ここは、親の特権を振りかざしましょう。

まずは、「お小遣い申請」をNotionでやってみようと思います。

経理を仕事にしている私ならではの思いつきです。

 

最後は、お金で釣る。姑息な手段です。

ここは、お父さんの協力が必要ですが、娘に甘いので、どうなることやら。