YouTubeチャンネルを本格的に始めて、そろそろ9ヶ月になります。
特に拡散しているわけでもなく、地道に週1でアップし続けて、現在(2022年8月)でチャンネル登録者数が42名になりました。視聴してくださる方、ありがとうございます。
最初のショート動画のみ、台本を作り込んで撮影に臨みましたが、2本目からは、全て台本なしで収録しています。
字幕がわりに、簡単な箇条書きのNotionをプレゼンテーションがわりにして、それを背景にして話しています。
あえて狙っているのが、「泥臭さ」です。
出発点が「学校教師」
大学では教職を取り、小学校にて教育実習をしました。
人の前で、話す仕事をするために、教職では「授業案(指導案)」の作り方を教わります。
つまり、授業の台本作りです。
しかし、実際に教壇に立って授業をすると、指導案に書かれていない現象が、必ず起こります。
・オーディエンス(児童生徒)から、想定外の反応がくる。
・指導案作成時に把握できていなかった事実が露呈し、軌道修正が求められる。
・そんなことより、教室を歩き回る子の対応に追われてしまう。
など。
必ずと言っていいほど、指導案に書かれた通りに、授業が進むなんてあり得なかったのです。
次第に、私は、言い忘れてはいけないことだけ、箇条書きに変えて、ライブでオーディエンスの反応に集中するようになっていきました。
指導案に書けないことを、いかにリアルで拾い切って進行をコントロールするかが、教師の腕の見せ所だったのです。
リアルなセミナーで台本がない方がいい
実際に、対面セミナーでも、台本をそのまま読む場合、眠くなります。
逆に、台本を見ずに、ひたすら参加者の顔を見て、反応のやり取りができる講師は、人気がありました。
オンラインセミナーでも、パソコンの画面越しなので、参加者の顔が捉えづらいため、反応を拾うよりは、きちんと台本を作り込んで、綺麗に正しく解説していくのがベストと思われます。
しかし、質疑応答は必ずあり、台本にない対応が求められます。
質疑応答は、参加者が自発的に知識を得たいという前向きな気持ちがあり、講師と双方向のコミュニケーションができる、唯一の時間です。
この時こそ、講師は、台本なしで最大限のパフォーマンスができた方がいいのです。
より参加者の記憶に定着できる話ができなければならないと思っています。
私が、YouTubeを始めたのは、テキストではなく動いて話す私を見ていただくためです。
YouTubeチャンネル 鈴木かずこ「50代からのひとり仕事を楽しむ」
もし、きっちり台本を作り込み、綺麗に編集された私を見ていただいたとしたら、申し訳なく思います。
直接会ってみたら、思ったより確実に話が下手です。幻滅するはずです。
台本を書くと埋もれてしまうものを引き出す
YouTubeで収録している時の私ですが、実は、講師である自分と、参加者である自分の二人が内在しています。
箇条書きのメモを写し出しながら、話を始めるのですが、もう一人の自分が刺激を受け、今まで思いつかなかった話が湧いてくるのです。
書き言葉である台本を書いている時と、話し言葉で話している時のものの考え方が異なっているのだと思います。
この生き物のように新鮮な言葉や間を、なるべく殺したくないのが、私のポリシーです。
ゆえに編集も、ほとんど手を加えていません。
リアルに近い、私の姿を見ていただき、話している私でも気がつかないことを、得ていただけるようにしています。
逆に、私自身も、とても高いハードルです。
台本どおりに綺麗に話して、編集すれば、美しい動画になります。
そこをあえて、作り込んだ台本なしで、無編集で挑んでいるのは、いつ何時も、質問してくださる方の目を見て、的確にお返しができるようになるためのトレーニングでもあるのです。
まだまだ若輩者です。独立したてのOverfiftyの女性が、論理立てて話せるようになる過程を見ていただき、「これなら自分でもできる!」という勇気を持っていただけたら、これほど嬉しいものはありません。
=編集後記=
【昨日のできごと】
自宅で、オンライン業務をしながら、その合間はオフ。
じっくりと休みました。
かずこのお気に入り
日常の中で見つけたお気に入りを、NotionページにUPしています。
今、 町中華のかた焼きそばにハマっています。
50代からのひとり仕事を楽しむ
ひとり仕事の格言、ブログ・You Tube更新を配信。
=おすすめのサービス=
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