メイクアップアーティストの間で、密かに言われているものがあります。
それは、「筆の数を見れば、その人の技量がわかる」です。
となると、この私のツールの量は、プロ並みとも言えます。
道具にこだわるのは、結果を求めているから
メイクアップ用筆にこだわるようになったのは、15年ほど前です。
それから、少しずつ買い足して今に至ります。写真に写っているもの以外にも、リップ用、アイブロウ用、持ち運び用として多くの筆を抱えています。何本あるか、数えたことがありません。
顔一つなのに、これだけ筆が必要なのかと言われても、必要ではないと答えます。
では、なぜこんなにあるのかと言われたら、こう答えます。
「アイシャドウの色は、最低1色あればいいけど、筆の種類によって千差万別の発色を肌の上で作ることができる。」
「ピンクのアイシャドウがあれば、細めの筆でアイラインになるし、大きな筆ならチークにもできる。」
「そして、化粧品は消費されるけど、筆はお手入れをちゃんとすれば、ほぼ半永久に使うことができる。」
これらの理由から、私は徐々に筆をストックしています。
メイクの技量は、上には上がいます。プロフェッショナルな方に比べれば、私は、ほぼ自分の顔しかメイクしていません。
しかし、自分の顔のコンプレックスに対峙し続けて十数年、それなりの技術は培ってきました。その結果が、この筆の数になるのです。
メイクアップアーティストのカバンの中
実際に、メイクアップアーティストのカバンの中をのぞかせてもらったことがあります。
大きなキャリーバックに、めいいっぱい詰め込まれたツールたちは、圧巻です。
いろんなモデルさんをメイクするので、化粧品の色展開を何パターンも用意しています。
そして、なによりも目を引くのが、筆の多さです。
これは、どんな職業でも言えるのではないでしょうか。
道具といった有形でなくても、知識、技術、経験値、事例など、数多く知っているなら、これは無形ガジェットとも言えるでしょう。
また、仕事に直結したものがまだ育っていない時期は、誠実性や未来性が、その人の財産です。
このように、仕事をしていくと、自分に必要なツールが少しずつ積み重なっていくわけです。
目に見える有形道具だけではなく、一見ものが少なく見えても、無形のスキルをたくさん持っているかどうかが、その人の技量の高さを物語っているのです。
自分の強みを知りたければ、一番多く抱えている在庫を見よう
自分がどれくらいの技量を持っているかを推し量るには、まず一番多く抱えている在庫を御覧いただければと思います。
- 漫画の蔵書が多ければ、その分野の漫画に詳しい。
- 筆入れにペンがたくさん入っていたら、筆記用具に詳しい。
- いろんなコーヒーカップの種類を持っていたら、コーヒー好き。
- キーボードの沼にハマって、いろんなキーボードを持っていたら、パソコンの達人。
- 何種類のイヤホン、ヘッドホンを取り揃えていたら、音に敏感な人。
- ヘアアクセサリーをたくさん持っていたら、ヘアメイクの達人。
- Notionのデータベース数がどんどん多くなったら、Notionの達人。
などなど。
みなさんの手元に、どんなものがありますか。
在庫をたくさん抱えているものがあれば、それがみなさんの強みです。
些細なものでもいいのです。シールを集めている小学生も、それはシール博士なのです。
自己分析にはたくさんの手法があるし、自分自身を理解することも難しいもの。
でも、ふっと自分の周囲にある在庫に、どのようなものがあるかをみれば、自分のことを知るきっかけになります。
つまり、「好き」なものが「強み」になるということ。
買いすぎちゃったから、我慢しなきゃ。捨てなきゃと手放す前に、一旦好きな物たちを眺めていただければと思います。
自分の強みがわかれば、気持ちの支えになるものもわかってきます。
みなさんの強みは、どのようなものですか。
=編集後記=
【昨日のできごと】
自宅で、オンライン業務をしながら、その合間はオフ。
じっくりと休みました。
かずこのお気に入り
日常の中で見つけたお気に入りを、NotionページにUPしています。
今、 町中華のかた焼きそばにハマっています。
50代からのひとり仕事を楽しむ
ひとり仕事の格言、ブログ・You Tube更新を配信。
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