自分軸とは、迷ったときに立ち戻る指針です。
これは、人に限らず、いろんなものに、この「軸」というものがあります。
そして、建造物にも、同じように建物を支えるための柱を用いて建てられています。
特に有名なのが、お寺にある五重塔の柱でしょう。
この塔の柱こそ、自分軸を形にしたようなものなのです。
五重塔の根本にあるもの
五重塔は、別名仏舎と言われています。
つまり、お釈迦様の遺骨が収められている、という設定で建てられたものです。
その地中に埋められたところから、柱がそびえ立ち、塔を成しているのが、五重塔です。
私たちにも、心があって、それを支えているのが自分軸です。
そして、その自分軸は、その人の生き方を支えているのです。
その様を、身に見える形にしたのが、五重塔のようだと思っておりました。
だから、私は、古都のお寺めぐりが好きで、各地の五重塔を写真に収めるのが好きなのです。
意外と他人軸で生かされている私たち
あと、五重塔が好きだったのは、憧れの気持ちがあったのかもしれません。
どのような人でも、人に育てられて大きくなりました。
幼少期は、躾で親から言い含められ、学校に上がれば、先生やクラスの約束事で自分の行動に制限がかけられます。
そして、高校受験を始め、決められた問題をこなすことで評価がつけられ、社会人に至っては、組織の求められる人物像になることが要求されてきています。
このように、自分軸で生きていたのは、唯一、生まれた時から言葉を理解する時までの僅かな期間でしかないのです。
本来は、子供の頃の自分を持ったまま、成長し、社会に馴染むのが理想です。
でも、大なり小なり、人の評価で自分自身を打ち消すこともあるのです。
自分からひとり仕事を始めようとするとき、今まで人の評価で生きてきた部分を分けておかないと、どれが自分軸で、どれが他人軸だったのか、わからないままになります。
大抵のひとは、自分と他人の線引をせず、生きています。
それで、人生を納得して生きているのであれば、他人軸だったけど、それは自分軸になったのでしょう。
でも、自分の人生で何かが違うと思うようになったら、それは、自分軸を見失っていることになるのです。
しかし、他人軸も自分軸を見つけるのに、必要なものだったりします。
先生に対して反面教師であったり、理不尽なことを言われてきたりした人生も、自分軸を知るきっかけになったりするのです。
他人軸だからだめ、自分軸だからいい。というわかりやすく括ることができません。
その中で悩んできたからこそ、次へのチャレンジも生まれたりするのです。
自分軸を活かせる環境を作るところから
もし、自分軸がないまま、ひとり仕事を始めたとしましょう。
迷いが生じた時に、どこに立ち戻ればいいのかわかりません。
仕事をしていると、いろんなことがあります。
食べていくために、苦手なことを引き受けることもあるでしょう。
もし、そのまま自分軸がわからないままだと、仕事の内容も、提供するメニューも、いつまでも自分がしっくり来ないものになってしまいます。
自分軸から離れて、食べる為に頑張って、それから自分らしさを取り戻すの繰り返しで、その人の自分軸が、揺るぎないものに育っていくのです。
これは、そのときにならないとわからないものです。
もし、許されるのであれば、自分軸が活かされる環境づくりを、淡々と続けていきましょう。
そして、忘れていけないのが、提供するサービスの質を上げる努力です。
つまるところ、自分軸に沿ったものでないと、努力は続けられません。
ひとり仕事をするには、自分軸を磨きましょう。
=編集後記=
【昨日のできごと】
地元の沼周辺の清掃ボランティアへ。
外来植物の駆除です。
かずこのお気に入り
日常の中で見つけたお気に入りを、NotionページにUPしています。
今、 町中華のかた焼きそばにハマっています。
50代からのひとり仕事を楽しむ
ひとり仕事の格言、ブログ・You Tube更新を配信。
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