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女性のキャリア 苦労の美談に騙されない

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美しく咲く花と、枯れた花。どちらかというと、枯れた花の方が圧倒的に多いです。
By iPhone 12 mini

 

目次

広告の煽りには、ほどほどに反応しましょう

 

相変わらず、ネットをみていると、このような広告が目に入ります。

 

「結婚、出産、子供の不登校、解決したと思ったら、親の介護・・・。

人生の山場をくぐり抜け、現在はとある上場企業の管理職・・・・。」

これは、とある女性キャリア向きの雑誌の広告です。

 

ご丁寧に、人生のモチベーショングラフまで添付されています。

乱高下のグラフに、さぞかし、その人が超優秀であることを証明している次第です。

 

本当に気をつけないと、自分と世間に露出されている人と比較してしまいます。

日々の戦いの中、1日を終えて、癒やしの時間になるはずのスマホの中で、また、自分が出来ない現実を突きつけられるのは、大概にしてほしいと思うほどです。

 

事実、ついこの間まで、私が自分のだらしなさに引け目を感じていたわけですから、

ハマらなくていいトラップに引っかかってしまうのは、よくわかります。

 

 

よく見ると、組織の中で成功した究極の少数派

 

でも、よく考えてみてください。

果たして、広告に出てくる世の中の女性CEOは、全人口の何割でしょう。

1%もいないはずです。

 

確かに、苦労はあったのは本当だと思います。

辛い思いをされたのは事実でしょう。

しかし、どん底から立ち直って、V字回復するには、必ず引き上げてくれる存在があるから、可能だということを忘れてはいけないのです。

そうです。成功した女性キャリアと私達の違いは、回復できる環境にいた、いないという、

単なる環境ガチャに過ぎないのです。

 

また、自分は対して苦労していないのに、広告に出てくる人と比べると、できていないのでは、という劣等感を持ってしまうケースもあります。

私は、この劣等感こそ、自分の成長に全くもって必要のないものだと思っています。

 

かっこよくて、どう見ても苦労だらけなのに、仕事で成功している人を見て、

憧れることは、悪いことではありません。

しかし、自分がいる現実と比べてしまうリスクこそ、自分を必要以上に駄目レッテルを貼ってしまう危険があるのです。

 

どれだけ苦労したかより、どれを切り捨てたのか

 

これから、社会に出る女性たちに伝えたいのは、

周りと比べないようにしてほしい、ということです。

 

成功しているように見えて、実は、裏ではとんでもない状況になっているかもしれない。

そのような人と比べても、全くもって意味がないからです。

 

もし、それでも、成功している人を参考にしたい気持ちがあるなら、

私は、成功者が得たものではなく、切り捨てたものを、ぜひ調べてみていただきたいのです。

人間のできることは、限りがあります。その有限リソースをどのように割り振ったのかを、ぜひ、参考にしていただきたいのです。

 

私の場合、学生時代から社会人の最初に至るまで、勉強を切り捨てました(笑)。

まともに勉強始めたのは、経理を始めたときの簿記3級取得の時です。

おそすぎます。

 

その他、捨てたものは、「家事」です。

家族が、他人が家に入ることを極度に嫌がったため、家事代行を頼むことができず、

開き直って、一切掃除をしないことにしました。目につくゴミは、軽く掃除機をかける程度です。

おかげで、汚部屋になって、子どもたちは友人たちを迎え入れることをしませんでした。

 

食事も、冷凍ブロッコリーと、豚肉の野菜炒めと、生協の冷凍お惣菜を、ローテーションで回したのみ。

子どもたちの生命維持だけ、特化したため、子供の発達障害には、特に手がかからなければ、スルーすると決め込みました。

今となっては多少の後悔はあります。しかし、そのときになにかできたかと思い返しても、不可能でした。これで諦めもつきます。

 

子供の不登校の時は、キャリアをあきらめました。

「仕事に余白を」と言われるかと思いますが、それは、もともと、余裕のある環境にいる方のやり方です。

余裕がなければ、キャリアを手放すしかありません。

それでも、勉強をしないと仕事にならなかったので、睡眠時間を削りました。

 

このように、削れるものはなんでも削ってきました。

おかげで、いまは、削りすぎたため、あわててストックを始めた次第です。

 

このように、女性のライフプランは、環境ガチャに大きく左右されます。

 

ということで、ぜひ、成功者のかっこよさを憧れるのではなく、

カッコ悪いところを想像していただきたいです。

そうすれば、自分の何を切り捨てることができるか、という発想になり、キャリアを続ける具体的なプランを立てるようになるはずです。

 

組織の中で、出世するだけが正解ではありません。

私のように、思い切ってひとり仕事の世界に飛び込んで、もがくのも人生です。

=編集後記=

【昨日のできごと】

自宅でお仕事。
業務内容によって、パソコンを変えたり、場所を変えてみる。
雑念が少なくなったかな。こなす工数が増えました。

かずこのお気に入り
日常の中で見つけたお気に入りを、NotionページにUPしています。
今、 町中華のかた焼きそばにハマっています。

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この記事を書いた人

個人事業主・中小企業教務効率コンサルタント。Notionアンバサダー。「一緒に未来を見る伴走者」として小さな会社や個人事業主の方をフォロー|職種を超えて参加できるバックオフィス構築|オールインワンアプリ「Notion」を使った経理ノウハウなどのオンラインセミナーを開催|ほぼ毎日更新ブログ「経理戦略会議」管理人。メルマガ50代からのひとり仕事を毎日配信。

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