「定年後の人生で、新たなことを始めたいなら、定年迎えてからでは遅すぎる。」
そうなんです。いざ、60歳過ぎてから、新たなことを始めるが、身体が言うこときかなくなっていたなんて、そんな悩みを持つ方が多いのです。
そんな私も、着々と、60歳の壁が近づいてきています。
50歳の次に来る壁「60歳」
雇われで頑張ってきたから、引退したら自分の好きなことをしたいと思う方。
いらっしゃると思います。
ただし、この「好きなこと」がどのようなものなのか。これによって、うまくいくか行かないかの分かれ道があります。
それは、今までやってきた「好きなこと」なのか、やったことのない「憧れのこと」なのかです。
60歳になると、どのような自分になっているか、想像してみます。
一番いいのは、自分の両親や祖父母を思い出すといいでしょう。
若い頃にできたことが、だんだんとできなくなってくることで、落ち込んでいたり、諦めていたりしていたかもしれませんか。
実際、私も、「老化」という現象に、少し兆候が見られるようになっています。
あと数年で60歳になる現実に、いよいよ、リアルにポテンシャルが落ち込むことを受け入れる覚悟を持たないといけなくなってきました。
老化とは、自分の意思ではなく、どんどんと身体の機能が落ち込むことです。
この中で、新たなことを始めて、習慣として以後定着できるかどうか、予測不可能だということなのです。
人は習慣で作られてきた
なぜ、定年迎えてから、新しいことを始めるのが難しいのでしょうか。
これは、まだ、60歳になっていない私達には、想像し難いものがあります。
でも、一つだけ、はっきりしていることがあります。それは、人は習慣によって作られるというものです。
朝起きたら、歯を磨く。夜には、入眠儀式をして眠る。
これらは、小さな子どもの頃から、ずっと続けてきたものです。
そして、体調の良し悪しに関係なく、この習慣は永遠と続けることができています。
その習慣を重ねてきた日々があって、今があるのです。
定年まで、お勤めを続けてきた人にとって、勤務することが、すでに習慣になっているのです。
その頑張って続けてきた習慣こそ、その人の人生とも言えます。
その習慣を辞めて、新たな習慣を始めるには、相当なエネルギーが必要になります。
老化が始まった心身に、新たな習慣を定着させて、以後の人生を新たに生まれ変われるかどうか、非常に難しいことがおわかりかと。
年齢を重ねてくると、病気がちになったりします。
そのような中、60歳から生き生きと生きるには、今まで続けきた習慣を、淡々と続けていくことです。
例えば、運動を続けてきた人は、年齢を重ねて、怪我などしたら、強度を落としてでも、続けます。
いいことも、悪いこともです。
お酒を嗜んでいるなら、量を変えてでも、続けます。それによって、生活にハリがでるなら、辞めてしまっては、生活のクオリティーが落ちてしまうからです。
老後を元気に過ごすのであれば、今まで続けてきたことを、辞めてしまわないことです。
「好きなこと」が今まで続けてきたことであれば、今までの継続をさらに続けていきましょう。
変わるなら、逆算して始めよう。
では、60歳から、新たなことを始めたいのであれば、それを習慣化して、早くから定着させればいいのです。
焼肉店の炭火は、肉を提供する前に、コンロを着火させます。
中にある炭に、炎が行き渡り、内側からこうこうと熱を帯びるまで、時間をかけます。
そして、炭火が定着すると、ほぼ長い時間、熱は安定的に発して、肉もいい具合に焼けるようになるのです。
まさに、これこそ、60歳からの人生の輝かせ方です。
すでに、その時期が来た時に、炭火のように、熱を帯びておくことが、必要なのです。
もし、定年後に人生を新たなことで、始めたいと思うのであれば、思いついた今から始めることです。
そして、それを継続させて、習慣化させます。
これで、定年後の生活を迎える準備ができるのです。
私は、50歳過ぎてから、ひとり仕事を始めました。
60歳になる前に、新たなことを始められたこと、偶然でしたがラッキーでした。
「定年になったら」ではなく、気になること、好きなことに貪欲になっておきましょう。
そして、新たな人生を謳歌する準備運動を、なるべく早く始めることです。
=編集後記=
【昨日のできごと】
自宅で、オンライン業務をしながら、その合間はオフ。
じっくりと休みました。
かずこのお気に入り
日常の中で見つけたお気に入りを、NotionページにUPしています。
今、 町中華のかた焼きそばにハマっています。
50代からのひとり仕事を楽しむ
ひとり仕事の格言、ブログ・You Tube更新を配信。
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