「私ね、風邪引いたら医者に行かずに、千疋屋の桃を食べて治すの」
そんなパワーワードを繰り出したのが、以前勤めていた職場の先輩でした。
彼女の言葉を聞いてから、何かしら気合を入れるときに頂いているのが、千疋屋フルーツパーラーのパフェです。
毎年、夏になると、機会があればマンゴーから白桃を頂いています。
ここぞと踏ん張るときのお守りを作っておく
職場の先輩は、言うことも粋で、私は働く女性の見本として、密かに参考にしていた方です。
彼女は、オンオフの切り替えが明確な人でした。
年に4回ほど。週末を利用して旅行をします。
金曜日にキャリーカートをカラカラとひいて出勤し、仕事が終わると東京駅に直行して、新幹線に飛び乗っていきました。
雇われていようが、ひとり仕事であろうが、この切り替えは、働く人に必要なスキルだと思っています。
ひとり仕事なら、週末に縛られず、自分のタイミングで旅行にでかけたっていいわけですから。
このように、自分にとってお気に入りの切り札を持っている人は、強いです。
ただ、パワフルに年中フル回転しているのではなく、メリハリをつけています。
自分にとっての、切り替えスイッチを作っておきたいものです。
パワーフードは心の切り替えに有効
私は、その頃から子育てとの両立に必死だったので、旅行に行くことは叶わなかったのですが、ここぞというときに、千疋屋に行ってパフェを頂いて気持ちのシフトチェンジをはかっていました。
過去を振り返ってみると、千疋屋のパフェを奮発したとき、人生の岐路に立たされていたことに気が付きました。
- 税理士試験受験を決意
- 財団法人の仕事を辞めて、会計の世界に飛び込む
- 1回目の転職
- 公益法人特化の会計人になる決意
- 子供の夢を支える決意
- 2回目の転職
- 怪我からの復帰
- ひとり仕事を始める決意
人生の岐路に立つ時期が、いつも7月から8月でした。
その時期の旬のフルーツが、白桃またはマンゴーです。
また、梅雨明けの蒸し暑さに対して、
「夏がやってきたよ」と身体にスイッチを入れるフルーツとして、活用しています。
千疋屋に行けなかった年は、スーパーで売られている地場のフルーツで、夏バテに備えていました。
このように、旬のフルーツの力は、思いの外、心にも喝をいれてくれました。
少々高価なスイーツです。
毎日、いつも頂くものではないからこそ、支払った金額に見合った結果を得る覚悟も、持つことができます。
下手なブランド品を買うより、私にとっては、高価の高い投資でもありました。
食べ物の力は、本来持っている免疫力を高める
桃には、次のような逸話があります。
「実に霊力があるとされています」(岩波国語辞典 第三版より)
もちろん、夏の時期に必要な成分(クエン酸、カリウム、食物繊維など)が含まれ、身体にいいとされています。
でも、中国原産である桃は、古来から縁起物とされてきました。
魔除けとして、利用されていたのです。
それほど、桃にはパワーがあるのです。
でも、それは、桃が凄いのではなく、桃を食べると元気になる人が多かったからだと思うのです。
そもそも、人がもっている免疫力が高まるからこそ、桃に力があると思われたのでしょう。
疲れすぎたり、体力を失ったり、夏の暑さで睡眠の質が落ちる……。
夏が始まる時期は、とかく人は疲れやすくなります。
そのような時、スーパーで手に入る果物を食べて、自分を整えることは、案外と理にかなっています。
桃を食べて風邪を治す、その職場の先輩。
本当に、体調を崩すと、1日はお休みしますが、翌日には元気に復帰してきました。
「先輩、今年も千疋屋の桃ですか」
「そうね、梨もおすすめよ」
この暑い夏、果実の力を使って、しなやかに乗り切りたいものです。
=編集後記=
【昨日のできごと】
自宅で、オンライン業務をしながら、その合間はオフ。
じっくりと休みました。
かずこのお気に入り
日常の中で見つけたお気に入りを、NotionページにUPしています。
今、 町中華のかた焼きそばにハマっています。
50代からのひとり仕事を楽しむ
ひとり仕事の格言、ブログ・You Tube更新を配信。
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