今、ルノワールでこのブログを書いています。
いつものスターバックスなら当たり前の「ノートパソコンを広げてカチカチと」が、
ここではアブノーマルな行為に見えてしまいます。
お客さんは、みな、スマホを見ているか、友人たちと談笑しているか、です。
誰も仕事をしていません。
同じコーヒーを飲む場所なのに、何が違うのでしょうか。
同じ長居する場所を提供する場所
スターバックスもルノワールも、同じコーヒーを提供する飲食店です。
そして、そこに集う顧客は、コーヒーそのものを求めているのではなく、その場に留まるために、場所代に意味合いで、コーヒーを頼みます。
原価にしたら、それほど高くないコーヒーですが、それなりのお値段がするのは、この「場所代」の意味合いが強いのです。
今日は、3連休の最終日であるため、仕事をしている人は皆無です。
スターバックスを覗けば、Macを広げてカチカチやっている人を見かけますが、
私が飛び込んだルノワールでは、場所柄も新宿、時間帯も夕方であるので、本当に仕事をする人がいません。
スターバックスでMacを広げるのは、一種のファッションであることが明白。
「俺って、スペックバリバリのMacを持っているんだぜ。どこでも仕事できるんだぜ」を見せびらかせる場として、スターバックスが位置づけられていることがわかります。
つまり、スターバックスは、「ハイソなイケてる環境を提供する」ことを、ブランディングしているのです。
そして、それを許容しているお客さんが、対象となっているのです。
同じコーヒーを提供する場所ですが、ルノワールとスターバックスの両者の戦略は、まったくもって違うことがわかります。
テレビドラマ「去年ルノワールで」では、みんな好き勝手やっている
昔の深夜テレビドラマで、「去年ルノワールで」というものがありました。
東京下町にある、とあるルノワールで繰り広げられる、珍客を観察する物語です。
ドラマのせいかもしれませんが、みんな好き勝手にルノワールで過ごしています。
なぜか、ルノワールで夫婦喧嘩する家族。
いつもの店員の何気ないツッコミ。
かたや、店内で筋トレを始めるお客まで。
私は、そのイメージがあったので、静かにパソコンを操作したって、文句はあるまいと思っていたのですが、逆に目立ちすぎました。
ルノワールは、ゆっくりとコミュニケーションを取りたいお客さんが、連れ立ってやってくるお店です。
女性二人で、推しの良さを再確認する会話。
インターンの面接なのか、女性リーダーと男子大学生の会話。
カップルなんだけど、やけに落ち着いている男女がひたすらスマホをイジる時間。
地方から出てきた集団の、なぜか待ち合わせ場所になっている。
あまりにも自由すぎて、1人パソコンをイジる私も、その中に同化していたのです。
こうやって振り返ってみると、スターバックスの方が、ノマドワーカーから派生した高校生自習グループの生息地になっており、意外とルノワールは居心地のいい店なのかもしれません。
ブランディングがお客さんを選ぶのか
ひとり仕事するには、自分をブランディングします。メニューも、そのブランディングにそって作ります。
スターバックス的な狭義なブランディングをしてしまうと、思わぬイメージが派生します。
しかし、ルノワールのように、徹底的に長居をすることをコンセプトにするだけだと、利用する人が幅広くなるのです。
どちらがいいか、正解はありません。
ひとり仕事をする上で、自分が好きな方を選択すればいいのです。
そういう意味で、私はもっと尖っていいと思った次第です。
ということで、私は今、帰りの電車の中でこのブログを締めくくろうとしています。
私以外はみんな、スマホを見ています。隣に座っていた人が、離れていきます。
どうやら、電車内は、仕事向きではなさそうです。
=編集後記=
【昨日のできごと】
自宅で、オンライン業務をしながら、その合間はオフ。
じっくりと休みました。
かずこのお気に入り
日常の中で見つけたお気に入りを、NotionページにUPしています。
今、 町中華のかた焼きそばにハマっています。
50代からのひとり仕事を楽しむ
ひとり仕事の格言、ブログ・You Tube更新を配信。
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