個人事業主として、市場で生き続けることは、サバイバルなのでしょうか。
そうとも言えるし、そうではないかもしれません。
戦う相手が、実は、外の社会ではなく、自分の中にいるからです。
ひとり仕事が軌道にのるには、どうあるべきでしょうか。
ひとり仕事のセオリー「人が求めるもの・自分の得意・優位性」
よく、Twitterなどで、ひとり仕事の秘訣が発信されているのを見かけます。
大抵の場合、「人が求めるもの・自分の得意分野をかけ合わせる」を言われています。
まったくそのとおりです。
マーケティング論的に言うと、「コトラーの戦略ポジショニング」です。
・マーケットリーダー
市場のトップシェアを誇る企業のこと。会計の世界でいえば、大手税理士法人や、監査法人といったもので、所内には特化型部門がいくつもあり、全国展開で支店があるようなところです。
・チャレンジャー
マーケットリーダーを追随する2番手企業のこと。会計の世界で言えば、地方都市でそこそこ規模を誇るようなところでしょうか。
・ニッチャー
マーケットリーダーやチャレンジャーがニーズを満たしきれていない一部セグメントに特化したビジネスを行う企業のことです。
会計事務所でいれば、公益法人特化型事務所など、一般的な事務所ではフォローしきれない特殊法人専門を取り扱うようなケースです。
・フォロワー
市場におけるシェア下位グループに属する企業のこと。
街の小さな会計事務所が該当するかと。
ひとり仕事は、この「ニッチ」を目指すことで、唯一無二のブランディングが出来上がります。
大規模な企業も提供しているものではなく、かゆいところに手が届くサービスを提供できるのが、ひとり仕事の強みでもあるのです。
自分のやりたくないこと=自分の色
では、ニッチな産業であれば、いいのでしょうか。
じつは、それだけでは足りないと思っています。
自分の得意なことで、実はいやいややってきた仕事もあるはずです。
いくら仕事になるからといって、自分のポリシーに反する仕事を受けたとします。
すると、不思議なことに、自分の心の中で嫌がる自分が湧いてきて、仕事の精度が落ちていくようになるのです。
先程の「自分ができること」「市場で求められていること」「優位性」にプラスして、
「自分がやりたくないことを外す」ことが、実はひとり仕事を続ける大きな要因だと考えています。
これがないと、個人事業主から雇われに戻るきっかけが生まれてしまうのです。
個人事業主から雇われに戻ることは、悪いことではありません。
ただ、せっかくひとり仕事を選択したのに、元の雇われと同じストレスを受けるのは、なるべく避けておきたいと思うのは、当然なことなのです。
ひとり仕事は、投資のリスクヘッジと同じ方法で
かといって、嫌いなことばかり、排除しつくしてしまえば、売上も下がるリスクも高くなります。
ここで提案するのは、「投資信託と同じように、リスク分散する」ことです。
メニュー作りの場合、
・あまり気が進まないけど、すぐに売上につながるもの。
・自分の得意なことで、ニッチなメニューを作る。
・自分のやりたいことを、メニューに出しておく。
と、分散させておき、メニューを出しておくことです。
また、提供方法も分散させます。
・オンラインセミナー
・顧問契約して受けるもの
・Kindle本を出版
・動画販売にする
・個別相談
など。お客様との接する形態も、何種類が設定しておけば、その方のやりやすい方法で選んで頂けるようになります。
つまり、商品も、提供方法も、一本に絞らず、いくつか種類を用意することが、ひとり仕事の強みです。
これこそ、組織ではやりづらい方法です。一つ一つ、稟議をかけていくし、資金投入をピンポイントにしておきたいからです。
ひとりなら、それほど元手を掛けずに、展開することができます。
ちなみに、私も、いくつかメニューや提供方法を展開しています。参考になれば。
=編集後記=
【昨日のできごと】
地元の沼周辺の清掃ボランティアへ。
外来植物の駆除です。
かずこのお気に入り
日常の中で見つけたお気に入りを、NotionページにUPしています。
今、 町中華のかた焼きそばにハマっています。
50代からのひとり仕事を楽しむ
ひとり仕事の格言、ブログ・You Tube更新を配信。
=おすすめのサービス=
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