競合他社研究とは、ババ抜きでいうカードを捨てていく行為と同じです。
自分の手元に残った唯一のカードを見つけるためです。
他社を真似るための情報収集をしてしまうと、その時点で負けてしまいます。
違法性のある競合他社研究は、すでにスパイ行為
「え、それって違法性があったんだ」
回転寿司業界で起こった事件は、ビジネスをする私たちに驚きを隠せませんでした。
かっぱ寿司社長が、前職のはま寿司のデータを不正に持ち出した事件です。
これは、行き過ぎた競合他社研究の見本ですね。
飲食店業界に限らず、私の前職だった会計事務所界隈でも、同じリスクを背負っています。
一人の巡回監査担当者は、複数社担当しています。
会計データを取り扱うわけですから、機密情報も簡単に知り得るわけです。
だからと言って、それを、同じく担当している別の会社から、「情報が欲しい」と言われても、言えないのです。
こんなことは、誰でも理解しているし、社長たちもその部分は理解いただいていました。
本音では、他社でどんなことをしているのか、聞きたくてしょうがなかったはずです。
ひとり仕事で勝ち残る方法
ひとり仕事で、生き残る方法は、たった一つです。
大手企業や、他の人がやっていないことを、「継続」して「発信」することです。
素敵なメニューや、コンテンツは、その付属物に過ぎません。
資金力も、人海戦術にも、大手と同じことをしようとしたら、まずは負けます。
大手だからこそできないことに、ひとり仕事の価値があるのです。
マーケティングの基本でよく言われる「ニッチな分野」であると同時に、市場の需要があるものを提供すれば、それでOKなのです。
また、たったひとりであるため、大きな儲けである必要はありません。
ひとり仕事で言われる「競合他社研究」とは、誰もやっていないことを確認するために行うのです。
ひとり一人、この世に生を受けて、生きてきたこと自体が、奇跡であります。
他社の真似をするため、情報を得ようとしたら、いつの間にか、行き過ぎた情報収集に勤しんでしまうリスクがあるのです。
競合他社研究とは、自分探し
そうはいっても、何から手をつけたらいいのかわからない場合、似たような考えの人で、成功しているケースを真似ることはアリでしょう。
しかし、そのまま続けても、その成功者と同じ成果を上げることは、まず無理です。
誰もやっていないことを見つけて、形にして、発信することを、永久に続けるしかないのです。
そういう意味で、競合他社研究を突き詰めることは、究極の自分探しなのです。
ババ抜きは、まずは手持ちのカードから、捨てられるものを捨てていきます。
それと同じように、自分の中でできることから、他社がやっていることを除外していくのと似ています。
そして、最後にババを手元に残った人が負けです。
けれども、ひとり仕事においては、いかに個性の強いババを持っているかが、勝因となります。
間違えた競合他社研究をしないように気をつけたいものです。
=編集後記=
【昨日のできごと】
自宅で、オンライン業務をしながら、その合間はオフ。
じっくりと休みました。
かずこのお気に入り
日常の中で見つけたお気に入りを、NotionページにUPしています。
今、 町中華のかた焼きそばにハマっています。
50代からのひとり仕事を楽しむ
ひとり仕事の格言、ブログ・You Tube更新を配信。
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