乾燥肌の改善法　ボディクリームの選び方

乾燥・敏感肌の悩みは、女性だけではありません。

 

最近、男性もサウナ等で汗をかくことで、肌が乾燥して悩む方が多いようです。

 

ドラッグストア等に、様々なボディクリームが売られてますし、

コスメブランドでも、たくさん種類があって、どれがいいのか悩みどころかと思います。

 

ボディクリームに、男女の差はありません。

選ぶポイントは、どのようなものなのか、チェックしてみましょう。

 

クリームに２種類ある

 

まずは、アレルギー性湿疹や医療の処置が必要な場合は、必ず、皮膚科医に受診していただくようお願いします。

 

乾燥・敏感肌には、ヒルドイドといった処方薬と同等の成分が入ったものが、良いとされていますが、

成分については、別の機会に説明することとします。

 

ここでは、普段のスキンケアとして、市販されている一般的なクリームの種類について、説明しています。

 

クリームには、大きく分けて二つの種類となります。

ウォーターベースと、オイルベースです。

 

ウォーターベースクリーム

 

文字通り、水分が主体のクリームになります。

クリームとは、水と油を乳化させて作られています。

ウォーターベースと言われるように、水の中に油分を含ませているのです。

よって、使用感がサラッとしており、塗布した後のベタつきもほとんどありません。

市場に出回っているクリームのほとんどが、この形となります。

 

裏の成分表を見ると、一番最初に「水」が書かれています。

この成分表は、量が多いものから記載されているよう定められています。

ということは、一番最初に「水」と書かれている場合、水分が一番多いことになります。

 

クリームなのに、水が多い！

 

はい。これがウォーターベースのクリームの正体です。

水の中に油分を入れるため、界面活性剤を使用しているため、せっかくつけたクリームが、また、水で溶けて剥がれてしまいます。

 

 

このクリームの得意分野は、水分が多いので、のびや、肌馴染みが、非常に良いです。

 

オイルベース

 

オイルベースとは、ウォーターベースとは逆に、オイルの中に水を入れ込んだクリームになります。

なかなか、市販されているものはなく、ハンドクリームで数種類あるか、ないかです。

 

このクリームの特徴は、撥水性、保湿性が高いことです。

購入時の見分け方として、成分に「塩化ナトリウム」「硫酸マグネシウム」といったものが利用されています。

肌のバリア機能を高めたい時は、このオイルベースクリームをセレクトすることをおすすめします。

オイルベースクリーム：コーセーQ10＋エクストラガード　ハンドクリーム

 

こちらは、水やお湯にあたっても、クリームが剥がれにくいものになります。

水分補給だけでは、追いつかず、油分による保湿で、肌を守りたい時は、このオイルベースクリームを選択すると良いでしょう。

 

しかし、市場にはあまり出回っていないため、クリームではなく、ボディオイルを選択する方がよさそうです。

 

 

肌のタイプを知ろう

 

自分の腕や脛を見ると、わかりやすいです。

 

脛が粉吹き芋のように、粉が吹いていたら、皮膚科で処方されたクリームを使った方が早いでしょう。

 

肌を触ってみて、ハリがなかったり、ザラつきが気になる場合であれば、ウォーターベースクリームではなく、オイルベースクリームまたは、ボディオイルを選択します。

 

そこまで乾燥しておらず、普通肌の場合は、ウォーターベースのクリームでも、十分に保湿することができます。

 

 

無印良品には、種類揃えてオイルが売られています。

スイートアーモンドオイルや、スクワランオイルがおすすめです。

 

市場にあるものは、ウォーターベースクリームがほとんどなんですよね。

商品名が「ボティバーム」と称されていても、成分表を確認しましょう。

 

香りの効力も活用しよう

 

あとは、クリームを塗布するとき、香りがするものを使うと、気持ちが落ち着きます。

肌に触れることで、人は安心します。

そこに、嗅覚によって、癒しを感じることができれば、それだけでも、心も皮膚も潤うように思います。

 

結局、「気持ち」も大切なんです。

 

肌が乾燥している時は、なぜか、心も忙しない状態です。

 

せめて、夜寝る前に、手足にボディクリームやオイルを塗って、気持ちを穏やかにしてほしいと、

身体が訴えかけているのかもしれません。

 

結論として、どうしようもない乾燥肌は、皮膚科で治療すること。

そこまで行かなくても、乾燥が激しい場合、市販のボディクリームでは、改善しないこと。

日常のメンテナンス程度であれば、市販のボディークリームで十分であること。

そして、香りを使って、心も癒しましょう、ということ。

 

この４点です。

 

別の機会に、ボディーオイルや、成分の話をしようかと思います。

これはこれで、熱く語れるものなので。またの機会に。