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アウトプットのすすめ

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みなさんは、子供の頃、大人たちの前で自分の答えを発表する機会がありましたか。

けっこう勇気が必要なはずです。

でも、少々緊張しても、すらすらと答えを出すその少年には、少しばかり誇らしげな顔をみせ、うれしそうにしていました。

私にはなかった、その体験。

人前で発表することは、子供の頃から体験すると、随分違いがあるのです。

ヨット体験会にて。風上に向かって走る理屈を説明する少年。

目次

人前で発表することは、最大のインプットです

地元のヨットクラブで、自治会のイベントとして「ヨット体験会」が毎年開催されます。

今年も、大人たちと子どもたち、そして親御さん方が集まり、ヨットに乗っていただきました。

ヨットをのるためには、お客さんのままお乗せすることができません。

安全に乗っていただくために、船長の指示を理解する必要があるからです。

そこで、最低限必要な知識をレクチャーします。

ヨットが進む理由は、帆の形にある。

風上に向かって進むには、どのようなやり方をしているのか。

こうして、ヨットが進む理屈を知ることで、湖上で安全に乗船することができると同時に、より自然の力を肌で感じていただけるようになるのです。

こうして、レクチャーして乗船していただくのですが、ただ、講師が話していることを聞いただけだと、あまり感動が湧いて来ないようです。

実際に乗船して頂いて、レクチャーした内容を復習してみても、理解まで至らないのが、普通なのです。

でも、大人たちの前で、風上に向かって進む方法を説明した少年は、実際の風向きがどうなっているのか、理解できるため、よりヨットを走らせるにはどうしたらいいか、より知識を得ようとします。

 

自分の知っていることを、人前で発表するだけなのに、同じ環境にいながら得られる情報量は、全く持って変わってきます。

緊張感を持ってアウトプットすると、より深い情報を得られるのです。

できると思ったらできていない!赤っ恥をかいた私

さて、私たちができるアウトプットとは、どのような方法がいいのでしょうか。

さすが、こどもではないので、寛容な大人たちに囲まれて発表する機会はありません。

 

私は台本を作らずに、話す機会があります。

以前は、メモ程度でもあんちょこを作って話していました。規定路線で話すことで、情報のもれがなくなり、必要な情報を伝えることはできました。

でも、台本を作る弊害として、話始めてみて、色々でてくる話題を言えずにいることに気になるようになりました。

今は、話す前は台本として話す言葉を羅列させるのではなく、要点だけを繋げたものを作ります。
話すときはそれを見ずに話すことで、スムーズに伝えることができます。

 

しかし、自分の体験をもとにしたセミナーや動画の場合、これでいいのですが、勉強したことを伝えるとき、このやり方では不十分であることがわかりました。

本を読んだだけ。さらっと他のセミナーを受けただけ。

それだけで、話そうとしても、上手くアウトプットができないのです。

理由は簡単です。

きちんと理解していないから。

一度、人前で話す機会があったのですが、私が選んだ例え話で、失笑が起こってしまい、ものすごく恥ずかしい思いをしました。
「なんで、そんなたとえになるの?」

聞いてくださる方の属性と、自分が思いつく例えがミスマッチしていました。

きちんと腹落ちしていないから、聞いてくださる方に、逆に迷惑をかけてしまったのです。

でも、アウトプットして、上手く話せないという事実を知ることで、まだ自分は理解が足りていないことがわかりました。

失敗は受け入れて、改善あるのみです。

 

このような気付きは、本来はしたくないものですが、アウトプットをして、聞いてくださる方の反応があったからこそ、自分の課題がみつかりました。

アウトプットは、より詳しい情報を得るよう頭の中が準備するという意味があるのですが、自分が足りないものも知ることができる、成長に欠かせないツールとも言えるでしょう。

一人の少年の発表で、大人たちが襟を正した

さきほどの、大人たちの前でヨットが風上に向かって進む方法を説明した少年。

この日は非常に暑く、聴いている方々もなかなか集中力が維持しにくい環境でもありました。

でも、手を上げてすくっと立ち上がり、ホワイトボードにあるヨットの模型を使って説明を始めたら、その場がピリッと引き締まるのがわかりました。

もし、これからもよりよい人生を送りたいと思うなら、まずはアウトプットができる人を目指したいものです。

聞いただけでは、わかったつもりになっていて、きちんと腹落ちしていません。せっかくの知識が、身につかないわけです。

子供時代に、このような体験をしていれば、アウトプットすることに躊躇することはなくなるでしょう。

でも、そのような記憶がなかったとしても、今からでもアウトプットをする習慣を付けておきたいものです。

=編集後記=

【昨日のできごと】

自宅での仕事。ChatworkとNotionのWebhookの研究など

かずこのお気に入り
日常の中で見つけたお気に入りを、NotionページにUPしています。
今、 町中華のかた焼きそばにハマっています。

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この記事を書いた人

個人事業主・中小企業教務効率コンサルタント。Notionアンバサダー。「一緒に未来を見る伴走者」として小さな会社や個人事業主の方をフォロー|職種を超えて参加できるバックオフィス構築|オールインワンアプリ「Notion」を使った経理ノウハウなどのオンラインセミナーを開催|ほぼ毎日更新ブログ「経理戦略会議」管理人。メルマガ50代からのひとり仕事を毎日配信。

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