心穏やかにお仕事ができる環境で、食べていきたい。
けど、世の中そうは問屋が卸さない。これも現実です。
組織なら、守ってくれることもあるかもしれないけど、
ひとり仕事の場合、たった一人で自分の身を守る必要があります。
一体、どのような知識や術を持っていればいいのでしょうか。
熱いものを、触るために道具を使います。
まずはお金を守る＜経理＞
副業でも、独立でも、プロとして仕事を始めたら、まずはお金と向かい合うようにしましょう。
めんどくさくて、できればやりたくないもの第一位。
これが経理です。
でも、このめんどくさいことに、正面から向かい合うことができたら、たくさんいる個人事業主の中で、上位数％に位置することができるわけです。
それだけ、経理ができることは、強力なパワーがあります。
- 売上に対して、どれだけの原価がかかっているか。
- 次の仕事をするのに、資金はどれくらい残るか。
すべて、この2点は抑えておきたいものです。
そして、小さなひとり仕事であろうが、大企業であろうが、経理が一番パワフルなシールドを作れるのが、
なるはや上がってくる毎月の数字です。
たとえば、5月の数字は、もう6月1日には集計できているようにします。
そうすれば、今経費を使うべきかどうかの判断ができるのです。
また、働き詰めになる原因も、経理をすることでわかります。
単価をどうするか。売上に上限があるなら、原価をどう下げる？
「経理ができる」、この武器があれば、取引先との交渉にも、対等な姿勢で臨める自信になります。
トラブルを避ける＜法律＞
「経理」が、自分をコントロールする術だとしたら、「法律」は、人との関係を安全にするツールだと考えています。
- ECサイトには、どのような規約を作っておく必要がある？
- 自分の作品を納品する際、権利関係はどうする？
- 業務提携の際の契約条項に入れておくものは？
などなど、法律系の知識は、知っておくことは必要です。
もし、無防備にやりとりしてしまうと、のちのち問題になってしまい、自分ひとりではどうすることもできなくなってしまいます。
この、契約関係や権利関係など、もちろん税法も含まれます。
「法律」は、仕事をする上で、欠かせない知識となるのです。
自分自身を活かす術＜合理的自己活用＞
あと、一番大事な武器。
それは、自分の扱い方です。
いい言い方をすれば、セルフブランディングやセルフプロデュースでしょう。
今までの経歴、強み、子どもの頃から好きだったもの。
あらゆるのことが、その人自身を司っています。
自己分析には、いろんなツールがあります。
「16personalities」「ストレングスファインダー」などなど、
様々な診断があります。
こちらを利用して、自分を知るきっかけにしてもいいでしょう。
でも、最終的には、「自分はこれなんだな」と腹落ちできるものがみつかるかどうか、なのです。
そこから、新しいメニューが生まれてくるようになります。
あとは、それを形にしていくための知識と技術（HPの作り方、発信の仕方、SNS活用法）は、そのときに勉強すればいいのです。
ひとり仕事を続けるために、必要なもの。
「経理」「法律」「自己理解」。
まずは、この3つを準備しておくことです。
これから、ひとり仕事を始める方に参考になればうれしいです。
＝編集後記＝
【昨日のできごと】
今回から引き継いだ法人税確定申告書。一から必要なところに数字を埋め込む作業を開始。
思いの外、大変。でも、来年への業務効率化のアイディアが生まれてきます。
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