「鈴木さんの年代って、色々物議を醸し出していますよね」
先日、とある若者に言われた言葉です。
人生、定年間近になってくると、人はフェードアウトの仕方に気をとられるようになります。
それが、若い世代からみて、モヤッとさせてしまっているのかもしれません。
世間を騒がせている50代
私がまだ、若かった頃、定年前の諸先輩方の様子は、なにやら抱えているものが多い印象がありました。
同じような年齢の人たちが集まって、なにやら話をしていたのです。
- 健康診断の結果を、報告し合う
- 体の不調を報告し合う
- 親御さんの介護について報告し合う
- お子さんの進路を、心配していることを報告し合う
- 老眼が進んで、数字が読みにくくなったことを慰め合う
などなど。
このような会話が始まるのが、たいてい午後の4時すぎだったのを思い出します。
この様子をみて、年をとりたくないなぁと思ったものです。
今、ネット界隈で見てみると、老害という言葉が目にとまります。
また、30台40台ですでに、ソフト老害に該当することもあるようで、
発言には重々気をつけましょう、という論調が多いように思います。
人生経験を重ねてくると、それなりに情報ストックは増えるもの。
身体の変化も出てくるのは当然で、変化に戸惑いを隠せないことも、リアルな悩みだったりするのです。
そんな困惑の中を生きているのが、定年前の世代です。
当時の私に、もうちょっと優しい目で見てあげてと、言葉をかけたくなります。
子どもから言われる「しっかりしてよ」
最近、私はよく、自分の子どもに叱られる事が増えました。
コロナ禍での集団生活を強いられてきたこども、
ちょうどその時期、怪我の治療とリハビリで、ひとり仕事にシフトチェンジした私。
社会にでたときの、気遣いについて、両者に温度差があるのはしょうがないと思っていました。
でも、子どもは、そんな私の甘えを許してはくれません。
「咳するときは、手ではなく腕の内側で口を隠して!」
一緒に外出するとき、咳き込む私に注意してくる子どもは、小さな先生のように見えます。
自分が大人で、たいていのことは知っていると油断してしまうのが、ちょうど定年前の世代です。
気をつけないと、この油断が周囲に迷惑をかけることが増えてくるわけです。
老害と言われないために準備しておくこと
年齢を重ねてきたら、今まで得た知識や経験にあぐらをかかないようにしたいものです。
理由は簡単です。
年を重ねても、自分が選んだ働き方で、生きて行こうと思っているからです。
働くとは、社会と関わるということです。
自分が社会の中心にいる錯覚を持ってしまったら、それこそ、老害なのかもしれません。
そうならないために、私は、新しいものに触れるようにしています。
それは、新商品だったり、新しいガジェトなど、お金で体験を得ることもできます。
それだけではなく、新しい音楽を聴いて、自分でコピーして演奏してみることも、新しいものに触れたとカウントしてもいいのではないでしょうか。
新しい場所に訪れて、新しい人と出会ったり、普段読まない本を読んだりするのも、素敵なことです。
私に、際どい発言をした、その若者。
その場にUSENが流れてきたことで、音楽談義に花を咲かせました。
互いに、好きなアーティストが一緒だったこともあり、世代間の溝が少し、埋まったかもしれません。
そのまま、若いつもりで生きていたら、老害と言われる世代です。
きちんと年齢を受け入れて、社会の中で自分の役割をよく見極めるようにしておきたいものです。
=編集後記=
【昨日のできごと】
自宅で、オンライン業務をしながら、その合間はオフ。
じっくりと休みました。
かずこのお気に入り
日常の中で見つけたお気に入りを、NotionページにUPしています。
今、 町中華のかた焼きそばにハマっています。
50代からのひとり仕事を楽しむ
ひとり仕事の格言、ブログ・You Tube更新を配信。
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