昨今、ノーコードで誰でも組み上げることができるシステムとして、
Notionがもてはやされています。
金額も通常のシステムより安く、且つ利用する自分等で作り上げることができるので、
より使いやすいシステムを、メンテナンスも自分たちで維持することができます。
そんな夢のようなものを、導入しないという選択肢はない。
そう思う各社のDX化担当者は多いはず。
手懐けるのが難しそうな猫 By SONYα7
しかし、現実には、そうは問屋が卸さないものです。
導入する障壁となるものは、環境でも予算でもなく、実は「人」なのです。
人によって、アレルギーを起こさずに受け入れることもあれば、
一旦は変化への拒絶をされてしまうこともあるのです。
そこで、今まで私が体験したケースをもとに、
タイプ別導入対策をまとめてみました。
Notionにすぐに順応するタイプ
ここで、はっきり申し上げることは、
どっちが良くて、どっちが向かない。
ということではありません。
それぞれの得意不得意であるだけで、優劣は絶対にないのです。
すぐに順応する人は、継続が苦手ですが、
すぐに反応しなくても、一度納得すれば、よりマニアックなやり方を見つけてくれたりします。
このように、人の得意不得意を見極めて、Notionを導入することで、
DX化担当者のストレスも随分と軽くなるのです。
早速、タイプ別の攻略法を見ていきましょう。
いきなりNotionページを共有して、すぐに活用してくれるタイプは、
「普段から業務の改善を考えていた人、改善後のイメージを持っていた人」です。
実際に、Notionを導入した父母の会で、一番に使いこなし、
ページやワークスペースまで、どんどん育ててくれた人が、このタイプでした。
この場合、どんどん好き勝手に進めてしまうので、手綱をひく必要があります。
しかし、現場で活用してくれることで、その人の周囲も
「お、結構いいものなんだ」と認識してくれるのは、大変助かります。
このような人に、現場でのNotionリーダーとして育てることができ、社内での定着がいち早く可能となるので、
とてもありがたく、導入しやすいケースになります。
Notionにいち早く順応するタイプ
長所:
すぐに活用してくれて、周囲をいい空気にしてくれる現場リーダーになってくれる。
導入時に必要な細かい取り決めをする必要がない。
注意ポイント:
どんどん進めてしまい、全体の統一を崩してしまう可能性が大きい。
導入後の運用に、目を配ることが必要。
とりあえずペンディングするタイプ
次に、すぐに飛び付かず、今までのやり方から変えることに躊躇するタイプは、
Notionの導入に時間がかかります。
私の知っているケースでは、1年ほど経過して、やっと良さを実感していただいたところもあります。
このように、今までのやり方を変えたがらない訳は、ちゃんとあるのです。
・今までのやり方で問題意識がなかった。
・勤勉性、誠実性が高く、新たなやり方にリスクを感じる。
・自分のやり方に自信があり、変化の必要性を感じていない。
必要性を感じていない人に、「Notion」という得体の知らないものを使っていただくには、
まずは拒絶反応を和らげることから、始める必要があります。
この場合、最初から完璧に組み上がったものを導入せず、簡単なことから始めることをおすすめします。
私は、この導入編として、経理連絡用から始めるようにしています。
どうしても、Notionを使わないと仮払金が支払われない、とか
Notionを飛ばして、電話で依頼しても受け入れてくれなかった、とか
Notionを使わざる得ない状況にしてしまうのは、まずは経理が一番適しているなのです。
ここで、Notionに入力さえすれば、自動的に処理されてお金が振り込まれることを知ると、
用心深いタイプの人は、徐々に心を開いてくれます。
そうしたら、会社によって違うかもしれませんが、次の導入段階に入って、
少しずつできることを広げていくようになるのです。
このように、少しずつ積み上げて導入してきたNotionに対して、善福の信頼を得ることができます。
長所:
新しいシステムが本当に有効なのか、継続できるかどうか、よく考えてくれる。
注意ポイント:
導入を急ぐあまり、いっぺんにシステムの入れ替えをすると、拒否反応を起こす。
事務手続きなど、あまり悩まないで使える経理連絡などから入り、少しずつできる範囲を広げるとよい。
相手を見ながら臨機応変に対応することが成功の秘訣
このように、導入する時は、実際に使う人のタイプを見極めて計画することが大切です。
ただ、「Notion入りまーす」で、いきなり招待メールを送りつけることは、避けるようにしましょう。
特に、昨今のリモートワークで、十分なコミュニケーションをとることが難しくなりました。
こちらは説明したつもりでも、相手が納得しているか、押し測る必要があるのです。
あと、タイプ別の分け方として、ITリテラシーの有無によって、導入方法が違っています。
パソコンのブラウザを常に使える人なのか。
スマホ中心に使っていて、パソコンは職場にいる時だけ使っているのか。
その人のIT環境によって、Notionの使い勝手は雲泥の差が生じています。
この場合は、スマホで利用することを想定して、ページの構成は単純にしておくと良いでしょう。
このように、環境や人を見て、いかにスムーズにNotionを浸透させるか、作戦をよく練る必要があります。
一度、Notionの良さを知っていただくこと。
これだけは、しっかりと見極めるようにいたしましょう。
=編集後記=
【昨日のできごと】
自宅で、オンライン業務をしながら、その合間はオフ。
じっくりと休みました。
かずこのお気に入り
日常の中で見つけたお気に入りを、NotionページにUPしています。
今、 町中華のかた焼きそばにハマっています。
50代からのひとり仕事を楽しむ
ひとり仕事の格言、ブログ・You Tube更新を配信。
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