※藤井聡太棋士、Google創始者など、名だたる有名人も教育を受けたとか受けないとか。
ネットニュースで、こんな記事がでていました。
「藤井聡太棋士も受けた「モンテッソーリ教育」が示す子どもと大人のよい関係とは?」配信分
親子関係にも、大人同士にも、大いに参考になります、、、
といった記事内容でした。ご覧になった方、いらっしゃいますか。
私は、父の転勤のため、3つの幼稚園を通っており、そのうちの1つがこの「モンテッソーリ教育」を取り入れていた幼稚園でした。
子どもの立場から、どんな教育だったのか。今でも鮮明に覚えています。
モンテッソーリ教育って、何ですか
イタリアの女性医学博士が考案したとされています。
彼女は、女性医師として初めて博士号を取得した人で、当時は女性として今までの慣習と戦ってきたようです。
知的障害のある子どもの研究で、障害があるなし関係なく、誰もが変われる可能性があることを発見したことを発端に、このメソッドが生まれたそうです。
そう、どんな人でも。誰でも。成長できる。教育の可能性がある。
当時、劣等感だらけだった私は、この教育を受ける中、徐々に自己肯定感を得ていくことができました。
このメソッドを受けた人が、天才になるのではないのです。
「一人ひとりが持つ成長の勢いを、止めないようにする。」
詳細については、たくさんの教育者が説明されていますが、端的に言うと「人を拘束せず、信じる」ことだと思うのです。
モンテッソーリにおける教師の12の心得
ネットサーフィンしていると、こんな心得が見つかりました。
私は、これを読んで、今の自分に置き換えてみようと思いました。
フリーランスの仕事する上で、他者に対しても、自分に対しても、丁寧に関われるように思ったからです。
① 環境に心を配りなさい。
自分に対して 「仕事のパソコンの性能や労働環境が適正か。」
お客様に対して 「心地よく経理処理をしていただいているか。」
② 教具や物の取り扱い方を明快に正確に示しなさい。
自分に対して 「仕事道具を正しく使うこと。きちんと取扱説明書を謙虚な気持ちで読む。」
お客様に対して 「帳票の使い方、パソコンに領収書を読み込む方法をわかりやすく説明する等、やっていただく作業を簡潔に、誤差なく説明しているか。」
③ 子どもが環境との交流を持ち始めるまでは積極的に、交流を持ち始めたら消極的になりなさい。
自分に対して 「新しい環境では、積極的に声をかける。顔なじみになったら、人の話を聴くようにする。」
お客様に対して 「新しいお客様には、積極的に提案をするが、わかってきたお客様には、ご自身で結論を出せるまで傾聴する。」
④ 探しものをしている子どもや、助けの必要な子どもの努力を見逃さないよう、子どもを観察しなさい。
自分に対して 「焦っている自分を「大丈夫、大丈夫、安心しよう」と唱える。」
お客様に対して 「お客様が何を努力しているのか、よく見て、それを素直な気持ちでフィードバックする。」
⑤ 呼ばれた所へは、駆け寄り、交歓しなさい。
自分に対して 「助けがほしいときは、声を上げよう。」
お客様に対して 「ヘルプがきたら、まずは「OK、もう大丈夫」のサインを出す。」
⑥ 招かれたら、耳を傾け、よく聞いてあげなさい。
自分に対して 「お風呂に入っているときは、歌を歌って陶酔したっていい」
お客様に対して 「すぐに決めつけて答えを決めさせない。話をしながら自分の答えが自ずと出る」
⑦ 子どもの仕事(活動)を尊重しなさい。質問したり、中断したりしないように。
自分に対して 「ゾーンに入ったら、一気に進める」
お客様に対して 「お仕事に集中しているときは、空気感を崩さない」
⑧ 子どものまちがいを直接的に訂正しないように。
自分に対して 「失敗を駄目と決めつけない」
お客様に対して 「失敗から得る教訓を、お客様自身に気づいていただくようにする」
⑨ 休息している子どもや他人の仕事を見ている子どもを尊重しなさい。仕事を無理強いしないように。
自分に対して 「ぼーっとしている時間も、何かが動いているから、そんなときは、mustな仕事を無理にしない。」
お客様に対して 「お客様が、ぼーっとした表情で、話を聞いていたら、無理やり聞いてもらおうとせず、しばらく様子を見る」
⑩ 仕事を拒否する子ども、理解していない子ども、間違っている子どもには、たゆまず仕事への誘いがけを続けなさい。
自分に対して 「業務内容に違和感を強く感じたら、あきらめず、原因を探る」
お客様に対して 「頑なにお願いしたことをやらないなら、あの手この手でご理解いただくよう説明する」
⑪ 教師を探し求める子どもには、そばにいることを感じさせ、感づいている子どもには隠れるようにしなさい。
自分に対して 「誰かに助けを求めたくなったら、傾聴してくれる人を思い出し、そっと見守ってもらう。」
お客様に対して 「遠からず、近からず、ベタベタしない」
⑫ 仕事が済んで、快く出し切った子どもには、精神的な魂の静けさをおくりながら現れなさい。
自分に対して 「ミッション終わったからといって、羽目をはずさない。」
お客様に対して 「一緒になって、酒を酌み交わさない。次のミッションの準備をそっと促す」
こんな感じでしょうか。
部下や上司など、組織で働く場合でも、応用できそうです。
実際の教育は受けなくても、考え方は真似できる
このモンテッソーリ教育は、授業料が高いことでも有名です。
私の場合、意図したわけではなく、たまたま空きがあった幼稚園がそれだったのですが、意識高い系な親御さんは、子どもの教育費をかけてまで、このモンテッソーリ教育を受けさせたいと思うようです。
しかし、実際の教育を受けていなくても、根底にある考え方やノウハウは、書籍等で知ることもできるし、実際目の前にある状況を観察するだけでも、気付きはたくさん得ることはできるはずです。
そもそも、この教育は、幼児だけのものではありません。
海外では、大学まで教育システムが組まれている国もあります。
まずは、読みやすいものから、モンテッソーリ教育を覗き見してみたら、いかがでしょうか。
人育て、自分へのメンテナンスにも、大いに参考になると思います。
よろしかったら、ぜひ。