「ひとつ曲がり角 ひとつ間違えて 迷い道くねくね」
昭和時代に多感な少女時代を送った私が、今でもふっと思いつく歌謡曲の歌詞。
渡辺真知子さんの「迷い道」です。
この歌詞通り、私の人生はくねくねしています。
迷い続けて、うん十年。
ようやく、ひとつの答えが見えてきました。
人生は曲がりくねった道がつづく
50代を迎える頃になると、人はちょっとした人生の棚卸しをしたくなります。
人によっては、40代だったりしますが、私は、今がそれを迎えているようです。
棚卸しというと、経理・会計の言葉で「決算」というものがあります。
決算とは、それまでの売上と経費を計算し、利益の数字を確定させます。
また、抱えている資産を再評価して、目減りしたもの、増益になるものを明白にします。
どうやら、人間の人生も、同じように決算があるようです。
人の人生には、大きく分けて、数回の決算を迎えます。
乳幼児期は、親と二人三脚で、生きることを学びます。
学童期から青年期にかけて、社会との交わりを失敗しながら覚えていきます。
社会人になって、手慣れてくる頃には、自分で稼いで生きていくことを学びます。
そして、ちょうど今。
私は、一旦、人生の決算をしています。
日々や年単位の振り返りはあっても、人生の振り返りは、そうそうできるものではありません。
この貴重な機会を、私はしっかりと自覚できた幸せは、まずは噛み締めようと思います。
自分は昔から変わらずにいる
なぜ、迷い道の歌詞が脳裏に浮かんだのだろうかと。
おそらく、自分自身の人生道が、くねくねしていたことに気がついたからだと思います。
私に限らず、みな、誰もが人生くねくねしているはずです。
そして、その曲がり角ごとに、いろんな落とし物をしてきているやもしれません。
私は、こんな落とし物をしてきたことにきがつきました。
それは、小さかった頃に、つたない言葉で必死に自分のことを言葉にしてきたことでした。
でも、なんとなく、こんなものだったかもと、今になって思い出すことがあるのです。
ひとつは、自分の目に見えているものが、実はすべて虚構の世界であること。
友人たちも、下手したら親を含めた家族、親族でさえ、全部存在していないのではないか。身体という箱の中から、映像の世界を覗いているだけなのかもしれない。
そんなとてつもない寂しさを感じていたことがありました。
そして、人生の曲がり角ごとに、新しい箱を上からかぶってきてしまい、最後にはロシア人形で有名な、マトリョーシカのように、大きくなってしまったのではないか。
でも、本当の自分は、小さな少女で、ひとりで震えて体育座りをしてしまっているのではないか。
なぜか、ふっとそんなことをよぎったのです。
いらなくなったものは捨てていい
今の私は、とにかく、着ぶくれしたマトリョーシカを、脱ぎ捨てる時期が来たのです。
そして、小さな少女が、自分の素足で、人生の道を歩く時が来たのだと思うのです。
私は、人生の曲がり角ごとに、その時に必要な空箱をどんどんかぶってきました。
でも、これは、そのときには欠かせない変化だったわけで、けっして悪いことではありません。
私の仕事は、バックオフィスでの業務改革を提案しています。
基本、人は変化を拒みます。
人によっては、理不尽な仕事の道で曲がり角を曲がれと、命令されているわけです。
そのさきの道も、どんな道なのかわかりません。
でも、その先歩くために必要な装備や荷物は、新たに持たないと進めないわけです。
そして、突き進んだあと、必要ない装備や箱は、その場所に捨て去ってしまっていいわけです。
人生歩んでいる途中、ずいぶんと自分は変わってしまったなぁと思うこともあるでしょう。
でも、それは、自分の外側の話であって、中にいる自分自身は、幼少期から変わっていないはずです。
もし、外部から変わることを強要されたら、ただただ、外側の装備を変えるだけでいいのです。
そして、変わらない自分を忘れずに、最初は険しい道を、乗り越えていけばいいのです。
そして、人生の道は、基本、立ち戻れません。
そこで、落胆せずに、次の曲がり角で、要らなくなった装備を捨てて、その先を言っちゃえばいいのです。
昭和時代の歌謡曲「迷い道」
歌詞をよく読んでみると、まさに迷いながらさまよう若い世代の歌であることに気が付きます。
でも、その迷い道の、その先は、人生の荷物を断捨離する道になっていきます。
そして、本来の自分が見えてきて、自分の道がクリアになってきます。
そんな時期に、こうしてひとりビジネスができることは、私はものすごく幸せなんだと気付かされます。
曲がり角を間違えて、くねくねした人生だったけど、
後ろを振り返ってみたら、それは、大きな真っ直ぐな道でした。
曲がり角だと思っていたけど、それは、そのときに必要な衣装や装備が置かれていたために、荷物を避けるように歩いていただけでした。
これからの私は、いままでの過剰に抱えてきた荷物を、どんどん捨てていく人生です。
そのあとに、ついてくる次世代の人からみたら、その荷物で、曲がり角に見えているかもしれませんね。
人生、そんなもんだし、人は、小さな子ども時代から、変わらないものです。
ただ、AIがでてきたことで、人生変わるやもしれませんね。
でも、いつでも捨てて良い荷物なんだから、気軽に曲がり角を渡って行こうと思います。
=編集後記=
【昨日のできごと】
自宅で、オンライン業務をしながら、その合間はオフ。
じっくりと休みました。
かずこのお気に入り
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今、 町中華のかた焼きそばにハマっています。
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