※光と影 コントロールできれば影も素敵です。
自分の欠点に、どのように向き合っていますか。
今日は、自分の欠点に執着することで、逆に楽に生きる方法を考えてみました。
そうです。とことん分析してしまえ、というお話です。
欠点とは唯一自覚できる自分
私は自分の顔に愛着を持てずに、生きてきました。
「ええ?そんなことないよぉ」
と知人には慰めてもらうのですが、目の下にあるクマのせいで表情が暗いだの硬いだの言われた十代をすごしてきました。
そうです。目の下のクマが、私にとっての欠点だと思っていたのです。
そこで、私は必死に改善策を画策します。子供だったので、できることは限られています。
デパートコスメのアイクリーム
鍼治療
コンシーラー
睡眠時間の確保
水分を取る
等など
それでも、一向に改善しませんでした。
今思うと、骨格からしてクマができやすかったのですが、当時は根本原因がわからず、ひたすら悩んでしました。
そして、当座の結論として、カバー力マックスのファンデーションを顔全体に塗りたくる方法に落ち着きました。
すると、そこそこいい情報が耳に入ってきます。
「BOBBI BROWNのコンシーラーが色が豊富でいいらしいよ」
早速、都内のデパートに出向き、緊張の面持ちでカウンターに声をかけました。今から15年前の話です。
他のメーカーより数倍も色展開があり、売り場の担当の方の提案力もあり、いくつか色を掛け合わせることで、私のクマがすうっと消えた感動は今でも忘れません。
そうこうしていると、体調によって、クマの濃さや色も変わることも発見し、毎朝の色補正に頭を使うようになりました。つまり、反対色で色を消す理論を理解するようになったのです。
そして、今現在、以下のツールに落ち着きました。
おかげで、ファンデーション塗らなくても目の下クマをごまかすことができるようになりました。
カバー力ではなく、色と光の錯覚を利用して、厚く塗りたくらないが、最適解だったのです。
そして、他にも悩んでいる人にもアドバイスできるようになり、「肌に悩んだら鈴木さんに聞け」と、悩み持つ人がヒッソリと相談にくるようになりました。
欠点ではなく、外界と自分の差異
このように目の下クマ隠しを解決できるようになると、欠点だと思っていたことが、単なる他との違いとして捉えるようになりました。
何の苦労もせず、ただ欠点として憂いていたら、自分がいかに世間一般より劣っているのだろうと悲観してしまいます。
しかし、こうして乗り越えるようになると、他との違いがあったことで、誰にも負けないクマ隠しの技を手に入れ、自信につながったのです。
自分と外界との違いに、翻弄されているときは、「欠点」ですが、
自分と外界の違いを、コントールする術を得たら、「強み」に変化します。
欠点に向かい合った結果、マイナスからゼロを目指していたら、逆にプラスに転じます。
こうして、他の欠点もプラスに変えていけるのではと、自己肯定感も向上していったのです。
欠点を無くすのはもったいない
欠点は、突き詰めると利点です。
自己否定にちかい謙遜をするのではなく、欠点に向かい合う日々を積み重ねたら、欠点に見えたものが宝物に変わってきます。
簡単にクリアできませんが、解決する過程を楽しめるようになると、一種のライフワークになってくるのです。
こうして、始めは目の下クマに悲しみの感情を持っていました私でしたが、今では立派なコスメ好きになり、自分も好きになりました。
欠点を見つけたら、それは一攫千金ですよ。
誰も持つことができない大きな強みとなりますから。